催眠は人を縛るものではなく開放するもの

催眠は、暗示のとおりに行動させるという強く縛られる経験から、実は普段から縛られていることに気づいて、そこから解放されるプロセスになり得るものです。

縛るもの

催眠は人を暗示のとおりに行動させたりして、人を縛るもののように思えます。一見すれば、操っているようにも見えますし、半ば何かを強ている感じにも思えます。

しかし、人が暗示のとおりに行動してしまうというのは催眠の一部のことです。暗示のとおりに行動するまでのプロセスとして、掛け手と掛かり手の協力的な関係が作られるなど、前提となるものは決して人を縛るようなものではありません。

可能性を引き出す

視点を変えれば、催眠は人の可能性を引き出すものと言えます。言い換えれば
人を解放するものです。人は自分の意思で行動を決定していると思っていますが、催眠ではそれを覆す経験ができます。

催眠によって、自分で自分をコントロールしているという幻想からの解放されるかもしれません。人は常に周囲にある他人、ものから影響を受けて行動しています。そして、それに気づいていないことがほとんどです。

コンビニで選んだお菓子は、本当に自分の意思で選んだのでしょうか。もしかしたら、テレビで見たコマーシャルや街の中の広告からの影響で無意識に選ばされていたかもしれません。

催眠に掛かることで、人が行動するとき自分でしているようで自分以外のものから影響を受けているということを知れるのです。そして、それはある種の解放なんだと思います。たから、催眠は人を縛るものではなく解放するものなんだと思うのです。


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