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音声プラットフォームと仮想空間「メタバース」で、これから人と人のつながり方はどうなる?

先日(2021年7月末頃)から、「米フェイスブック、仮想空間「メタバース」に注力」や、「Facebook、職場にメタバースを取り入れる「Horizon Workrooms」を発表」と言うニュースが飛び交っていますよね。
日本では昨年初め2020年1月頃からのコロナ禍で、人とのつながり方を根本的に考え直す時に来たのだと思います。

コロナウイルスが世界を脅かすまでは、人と会うコミュニケーションが最強でしたが、それすら叶わない状況が続いたことで、色々なコミュニケーションツールが一気に注目されて、企業や学校、個人でもあらゆる場面で、Zoom、Teams、Google Chatなども今では当たり前のツールになりました。

また、現在、音声プラットフォームとして注目の「voicy」や、昨年から注目されて一般的と言うよりニッチで重宝されるようになってきた「Clubhouse」があります。

いつの時代になっても結局は、人と人のつながりが大切。

そこで久し振りに思い出したのですが、2003年からサービスを開始している仮想空間の「Second Life(セカンドライフ)」は、現在もサービスが継続していて、サービス当初からアバターを介して、チャットや音声でコミュニケーションができるサービスです。老後のセカンドライフじゃない方です。
リアルタイムな音声通話、チャットだけではなく、アバターでリアクションしたり、会場の温度感が視覚的に伝わったりします。

ちょうど昨晩(2021年8月20日)から「第4回セカフェス2021」がスタートしていて、イベントは仮想空間の「Second Life(セカンドライフ)」で開催されています。
https://jabasl.net/?p=3195

▼会場の様子

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これからのメディアは使い分けができる贅沢な時代に突入したわけです。
音声プラットフォームは、移動中にスマホなどで手軽に聴いて、ライブイベントは、がっつりとパソコンで視聴するなど、コロナ禍でセミナーやイベントが開催しづらくなったセミナー講師や、クリエイターさんの活躍の場としても再注目されるサービスになるかも知れませんね。

ただ、私が個人的に感じていることですが、Second Life が一般の人達に利用されない理由は、インワールド(Second Lifeの中の仮想世界)では、実世界と同じか、それ以上に何でもできすぎてしまうところかも知れません。
自分のアバターでインワールドにいると、例えば、古い映画だと、映画「アバター」や映画「マトリックス」、最近の映画で言うと「竜とそばかすの姫」のように、「もう一人の自分」のような感覚になり、なんとも言えない没入感があります。
この部分は、実際に自分でSecond Lifeのアカウントを取得(無料で利用可)して、インワールドを見てもらう方が直感的に理解できると思います。
ただ一般的には、仮想世界にログインして、「さぁ、自由にどうぞ!」って放置されても、「どないせぇっちゅうねん!?」っとなって、すぐに飽きてしまいます。
例えば、みんなと共通の敵がいて、「みんなで一狩りいこうぜ!」と言う、モンスターハンターのような世界観であったり、お膳立てされたストーリーを選んでゲームを進めて行くシナリオがあったりすることに、安心感を覚えます。
後発のマインクラフトは、あえてパソコンが世の中に浸透しだした30年くらい前の草創期のような、わざとガチャガチャのドット絵にして、小学生でも楽しめる範囲で、建物を作る時も、作ること自体の自由度を制限して簡単にして、実際に小学校の教材になっています。どうぶつの森シリーズでは、あくまでもプリティなキャラクターなので、そこまで没入感はありません。

これに比べて、Second Lifeでは、実物と見違えるくらいのハイクオリティで3Dモデリングができたり、自分が作った仮想世界の物を実際に世界中の人達にリンデンドル(L$)と言う仮想通貨で販売したりすることもできて、もうひとつの経済圏なわけです。

今日(2021/08/21)も昼の部は午後2時からで、明日も開催されるので参加されてみてはどうでしょうか。

ビジネスのヒント、人生のヒント、何かの気付きがあるかも知れませんよ♪^^
2007年にSecond Lifeのインワールドで途方に暮れていた私がお世話になった方も登壇されているので、お知らせも兼ねての投稿でした。(`_´)ゞ

第4回セカフェス2021タイムスケジュール
https://jabasl.net/?p=3195


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