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冬の自然を遊び尽くす

自然環境リテラシー学 Yグループ 11/20.21 キャンプinn海山

今回僕はYグループの川コースに参加した。
前回の記事ではCチームと表記していたが、コロナの影響で予定通りの実習ができなかったため、新たにX、Y、Zチームが編成されたのである。

今回の舞台は紀北町にあるキャンプinn海山

3つの小グループに分かれ、それぞれのグループが3つのアクティビティ(便石山ハイキング、カヌー&生物採集、銚子川サイクリング)を1泊2日で順番に体験するという形式である。

忘れないうちに冬のアウトドアアクティビティに関する注意事項を述べておこう。
それは、ヒートテックだ。寝る時は暖かい服装にするために必要だが、アクティビティの際に着ているとまずいことがある。それは汗をかくことだ。ヒートテックは汗を逃さないため、一度汗をかくとなかなか乾かない。その状態で風に吹かれたりすると急激に体温が低下し、体温を奪われる可能性があるのだ。厚着をする冬ならではのことだ。

それでは話を戻して1日目のサイクリングから書いていく。
銚子川の上流、魚飛渓から下流の白石湖までをサイクリングする。
キャンプinn海山を出発し、上流に向かうとすぐに巨石がゴロゴロした景色に変わり、これぞ渓流という感じ(語彙力どこいった)。

魚飛トンネルで折り返し、今度は下流へ。
そこで僕は驚いた。1時間も走ってないうちにもう河口が見えるのだ。
銚子川では短い区間で川の上流、中流、下流そして河口の全てを体感することができることに感動した。
途中、「さんぺや」という駄菓子屋さんに立ち寄ることになった。今ではあまり見ることのできない昔ながらの駄菓子屋さんだ。
そこで食べたのはまさかのクレープ(笑)。とても美味しかった(笑)。
みんなで仲良くおやつを食べていたら時間が過ぎてしまい、白石湖に寄らずじまいだったのが心残りではある。

帰ってきてからまずはテントを立てたのだが、いかんせんテントを立てるのは4ヶ月ぶり。ほとんど忘れてしまっていた。それでもなんとか先輩や友人に手伝ってもらい無事立てることができた。次回は自力で立てるようにしたい。

その後はキャンプinn海山の支配人の田上さんに「奇跡の川 銚子川」の魅力について教わった。銚子川付近の地盤は花崗岩でできており、川が花崗岩を削って作った自然の浄化装置のため上流から下流まで透明度があまり変わらないこと、それゆえ河口の貴重な生物の生態がわかることなどを知ることができた。

そして夕食。今回は火起こしをしてじゃがバターを食べた。人生初の火起こしはなかなかうまくいかなかったが先輩に手伝ってもらいなんとかできた。そしてその火で作ったじゃがバターは人生で一番美味しいじゃがバターだった。やはりキャンプで食べるものは特別だ。さらに今回は特別に白石湖で養殖されているカキをいただいた。汽水湖で育ったカキだが程よく磯の香りがしてとても美味しかった。

先輩や友人とおしゃべりをした後、寝袋にくるまった。冬のキャンプは初めてで寒さが不安だったがよく眠ることができた。

2日目はハイキングとカヌー・生物採集だ。

便石山は標高600mほどで、頂上までは約1.5km。
その頂上には「象の背」と呼ばれる岩があり、かの有名なmont-bellの雑誌の1ページ目を飾ったこともある有名スポットだ。
ハイキング…。想像の倍はキツかった。しかし、たどり着いた象の背は想像の10倍は絶景だった。そして、景色もさることながら、山頂から少し飛び出た大きな岩である象の背自体も神秘的に感じた。ぜひ一度生で見て欲しい。

今度は山を下るのだが、上りよりも下りの方が時間は短いが、危険に感じることは多かったことは忘れてはならない。それら危険のことも含め、素晴らしいハイキング体験となった。

最後は銚子川カヌー・生物採集。
まずはカヌー。カヤックをやってきた身からすると簡単そうに見えたが案外難しい(笑)。今回は2人で乗ったが、お互いが片方しかないパドルで操作するのは経験が必要だ。しかし、まじかで見る銚子川は本当に綺麗で、川底の生き物ですら見ることができた。
次に生物採集。生き物好きの僕が一番楽しみにしていたことだ。川に潜る気満々でゴーグルまで持参してた。
いざ、川へ!……うわっ、冷たっ!…しかもめっちゃ足滑るし……
やべっ…バッシャーン
ほぼ体の左側半分が極寒の銚子川につかり、僕のやる気のほとんどが流されてしまった。にしても冷たい。2週間前に行った海とは大違いだった。
それでも頑張って何匹かハゼの仲間やエビをとったところで終了に。
(正直ホッとした笑)。

今回の自然環境リテラシー学は冬のアウトドアということでまた新たなことを学ぶことができた。自然環境リテラシーは準備も大変で、交通費も時間もかかる。活動も楽ではない。それでも日常生活では学ぶことができないことを体験できる貴重な機会であると改めて認識できた。
あと2回、4日間。全力で楽しみたい。

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