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100kmウォークを完歩するために (3)

今回は装備と補給の話をまとめたいと思います

装備について:基本的な考え方

まず,荷物はできるだけ軽く,最小限にする。手は開けておく。というのが基本になってくると思います。

基本的な考え方・装備は登山業界で流行りのウルトラライト,トレランが参考になるので,その辺りを調べていくと良いでしょう。

Tokyo Xtreme walk に限定すれば,コースは終始 市街地ですので,ある程度のものはコンビニで調達可能です。コンビニで手に入るものはコンビニ。どうしてものモノだけ身につける。というのが良いかと。

着るもの

上述の通り「トレラン」の格好がベストかなと思っています。

スポーツタイツにウールかナイロンの長袖シャツ,更にパーカーを羽織って,ハットをかぶる。そしてザック…みたいな感じですね。

ランニングできる格好+パーカーとザック,という理解でもいいかも。

デニムパンツや綿パンの方も数名お見かけしましたが,デニムパンツはちょっと私は無理ですね…汗で重くなったり,股ずれしたりしそうな気しかしません。

履くもの

ここは当然,スニーカー。というコトになります。

例外的には,これまでクロックスやサンダルの方もお見かけしました。これは超上級者編だと思いますが,足蒸れしないという点では,もしかしたらかなり良い選択なのかもしれませんね。

ざっと見たところではアシックスなど国産スポーツ派,hoka oneone,Onなどハイエンド派,ウォーキングシューズ派?などに別れてそうな感じはあります。

フットウエアは本当に人それぞれなので,具体にこれが良い・悪いというオススメは難しいところです。

ただ,ワイズを含めてちゃんとしたサイズのもの,自分にあったクッション性のもの,などを選んで,場合によっては中敷きなどで微妙にカスタマイズするのが良いと思っています。

中敷きも千差万別で,組み合わせでがらっと感触が変わってくるので,探索していくのも楽しいかもしれません。

この他,靴下も是非こだわってほしいポイント
私はマメができやすい体質でもあるので,色々と試した結果,Tabioのレーシングラン5本指を愛用しています。

マメができにくいという方向性だと Itoi X なども有名で私も愛用しており,日常使いには良いのですが,私の場合長距離には合わず,上記の製品が一番マメができにくく,長距離を歩くのに適していました。

その他の持ちもの

着るモノ,履くモノを除くと,必要なものはほとんどありません。

Tokyo Xtreme walkだと,スマホとヘッドライトが必帯で,あとはスマホのバッテリー,お財布,テーピング(&小さいはさみ),ザック。位がまずはミニマムセット。

ザックはトレランザック・トレランベストと呼ばれるタイプのモノが恐らくベターで,その他,軽くて体に密着し,ペットボトルなどの出し入れがしやすいモノ,などが良いかなと思います。

飲み物は必要で欠かせませんが,それ故に歩きながら飲めると便利です。多くのトレランザックは,胸の部分にペットボトルを保持できるので,飲みたいときに止まることなくさっと取り出せて飲むことができ,便利です。

また,登山でありがちですが,大きなザックがあると,ついつい何でもかんでも詰め込んでしまい,不必要なモノまで持って行って疲れてしまう人も出てきます。逆に,中身がスカスカだと,中の荷物が暴れて安定しないこともあります。

その意味でも,体に密着してペットボトルなどの出し入れがしやすいモノ,というのが理想的ですね。

ザックの容量ですが,寒さ暑さに応じてパーカーを脱ぎ着するので,最低限のモノ+パーカーが入るくらいの容量が目安でしょうか?

貼るもの

なんだか変なカテゴリーですが,2回挑戦して,2回目にスゴく良いと思ったのが,この「貼るもの」つまり「テーピング」です。

私の場合は「ニューハレ」が体質にあっていて,足指や足裏に上手く貼る,例えば指の付け根付近に貼付してマメを予防したり,50km以上の時には,更にXテープを追加してヒールロックすることで,足首の痛みが出ないようにしています(追加,というのは途中で貼るという意味ではなく,スタート時からバッチリ貼付しています)。

こんなテープ一つでマメや靴擦れ,足の痛みが出なくなるなんてちょっと不思議。でも,貼らないとすぐマメができるので,スゴく効果があるようです。

食べるもの・飲むもの

私は疲れていても,全然普通の飲み食いできるタイプのようなのですが,座って食べるのは時間がもったいないのと,終盤は止まると足が動かなくなるので,色々考えています。

まず,汗による脱水は必ず生じるので,ポカリスエットは常に身につけて,1時間に1回は給水するようにしています(1回で500ml全部飲むわけではないです。ポカリスエットの他,アクエリアスもOK。浸透率の問題から,飲み物はこのどちらかを選ぶのが良いかと。)

また,長距離を歩く場合にエネルギー源は特に重要です。脂肪を燃焼するにも糖分は必須なので,お腹が空く前に途切れずに糖分をとることは意識しています。

行動中にオススメなのは,inゼリー。そして森永の大粒ラムネ。特にラムネは軽くてかさばらず,沢山持てるので3袋ぐらい持っておいて,1袋は歩きながらすぐ取り出せるようにし,適時食べるようにしていました。

登山用のエナジージェルの類いも手軽にカロリーが摂取できて良いかもしれません。

食べるもの・飲むものは基本的にコンビニで購入するのがオススメなのですが,ラムネやエナジージェルは,コンビニが見つからないときなどのつなぎ,非常食の意味合いもあるのと,売ってないコンビニも多いので,予め買っておくものの一つだと思います。

この他,飴なんかも携帯して適時摂りながら,余裕があればコンビニでinゼリーやお赤飯のおにぎりなんかを買って食べたりすると良いかも。

難しいのは補給のタイミングですね。最初はこのタイミングが把握できず,なかなか苦労しました。

喉が渇いた,お腹が減った,となってから補給するのは実は一歩遅くて,その前に摂取するのが良いようです。

したがって,概ね決まった&自分に合った時間間隔でとるのが良く,長距離ウォークの練習を通じて探索してみてください!

その他

あと10kmでゴールなんだけど,足が痛すぎて…みたいなことがあると思います。

リタイヤするのがベストだとは分かっているけど,今は朝の5時。リタイヤしたところで駅まで歩かないとだし,電車の時間もまだまだある…

こうなると,最後まで歩きたいというのもありますよね。

リタイヤするにしろ,しないにしろ,多くの場合は筋肉が炎症を起こしているのが痛みの原因かと思われます。そこで解熱鎮痛剤のロキソニンを持っておくと良いと思います。

靴擦れやマメなどの痛みは取れない(?)と思いますが,筋肉痛など炎症系なら痛みはだいぶん和らぐはず。

ロキソニンで少し時間を稼いで,その間に適切な処置を講じましょう。ただし,痛みがなくなった=問題が無くなった訳ではないので,無理は禁物です。

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