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ミニ四駆競技に必要な適性について

 こんにちは、低男産業です。 今回はミニ四駆競技において重要な適性や要素について常々思っている事を書きたいと思います。(今回はミニ四駆公認競技会に当てはめて書かせて頂きます)

 これが絶対正解という訳ではなくあくまでも個人的な持論になりますが、興味のある方は読んで下さると幸いです。

 はじめにミニ四駆公認競技会で大事な要素について大きく分けると以下の5点だと考えています。

①マシンを作る上手さ(加工力)
②レイアウト攻略(想像力)
③コースコンディションの対応(状況判断力)
④他選手の改造や走りの模倣(観察力)
⑤新しい改造やギミックへの挑戦(先見力)

それぞれ説明します。

①マシンを作る上手さ(加工力)

 公認競技会に限らずあらゆるミニ四駆競技で勝利を目指す上で良いマシンを作るのは大切な事です。 ここでいう「良いマシン」とは単純に軽量で速いだけではなく、丁寧に精度良く作られたマシンの事を指します。
 
 車速が出せてもマシンのどこかにガタやブレがあると走行が安定せずCOしやすくなってしまうので、競技での完走率を高くする為には提灯&バンパー周りや駆動やタイヤなどの各所を丁寧に加工して走行の再現性を高める事が重要になってきます。
 
 とはいえマシンの全ての部分を完璧に精度良く作るのは上級者でも中々難しいです。 マシンの加工は数をこなす事で上達する物なので丁寧に作る事を心がけてたくさん練習してみて下さい。 ミニ四駆を丁寧に作るコツは慌てずにゆっくりと作る事と、自分に合った道具を使って作る事です。

 最初は加工の失敗も多いかもしれませんが、諦めずに何度でもやり直す事が大事です。

②レイアウト攻略(想像力)

 ひと昔前の公認競技会はレイアウトは基本的にはほぼ全ての大会が当日発表だったのですが、現在ではコースレイアウトが事前発表されNYやSPなどのシーズン毎に同一レイアウトで行われます。
 
 シーズン開幕直後の大会では全ての選手が発表されたレイアウトを初めて走らせる状況です。(5レーンの模擬があるお店もありますが、あくまでも模擬なので本番とは別物だと認識しています)
 当然セッティングが出てない人がほとんどなので、早い段階で良いセッティングが出ていればそれだけで大きなアドバンテージとなります。

 シーズン中盤~後半になるとセッティングの傾向が見えてくるので完走タイムは上がってきますが、シーズン序盤ではシーズン中盤~後半の完走タイムと比べると無理のない抑えめのタイムでも優勝が狙えます。

 チャンピオンズの中にはシーズン序盤で優勝する傾向が高く毎年コンスタントに勝っている選手もいるので、やはりレイアウトに対する想像力の高さは大きな強みになると言えるでしょう。

③コースコンディションの対応(状況判断力)

 ミニ四駆公認競技会の各大会は全国各地の様々な会場や季節ごとに開催されるので、コースに対するブレーキやグリップ等のセッティングは同一のレイアウトであっても競技会場毎の気温や傾斜等を考慮してセッティングを変更する必要があります。

 加えて朝から夕方近くまで1日がかりで競技が行われるので時間毎のコースコンディションが変化もあり、特に屋外会場の場合は日差しの向きによってコース付近の温度が大きく変わるのですごくシビアです。

 例えば、一次予選の時は曇っていて寒くて二次予選の時は日が出てきて暑くなってきたとします。
 気温が高いほうが電池やモーターのパワーが上がるので、この場合一時予選の時と同じ状態で二次予選を走らせると車速が上がりCOする可能性があります。
 そこでモーターやギヤ比を落としたり、ブレーキを強めるなどの対策が必要になってくる訳です。 

 この辺りの事は経験も勿論ありますが、普段の3レーンや5レーンの練習でも温度や路面状況を考えながらこんな状況の場合はどうすれば良いだろう?と課題を見つけて走り込みをする事で引き出しが増えていくと思います。

 初心者の方からするとそこまでやるの?と思われる部分かもしれませんが、ミニ四駆が世界最小のモータースポーツと言われる所以がここにあると感じますし、ミニ四駆競技の面白さの一つだと思います。

④他選手の改造や走りの模倣(観察力)

 レイアウト攻略の早さが大事と先に書きましたが、実際には初見で正解に近いセッティングをぴったり当てるのはチャンピオンズの選手でも難しい事ですし、それが苦手な方もいると思います。 ですのでどんなセッティングが良いのかわからない時は他の選手の走りを観察し、マシンの改造や走り方を模倣(真似)する力も大切です。

 現在はTAMIYAのミニ四駆イベントレポートで上位のマシンが載っていたり、Twitter等SNSで強い選手のマシン画像を見る事が出来ます。
 上位入賞マシンにはシーズン毎に改造の傾向が必ずあるものなので、ローラー周りやマスダンパーの種類や位置などをよく観察してみましょう。  

 余談ですが、知り合いのある強豪選手はイベントレポートに載っている優勝マシン画像を原寸大に拡大コピーして、実際のマシンは見ずに全く同じマシンを作りあげたそうです…凄い研究力ですよね(笑)

 最近ではYouTube等で優勝決定戦の動画を上げている方もいるので、上位選手の走行動画を見てみるのも良いと思います。完走タイムもわかりますし、各セクションの抜け方やブレーキングなど参考になると思います。

 また予選で敗退してしまっても時間があれば優勝決定戦まで観ていく事をオススメします。
 決勝にはどんなマシンが残っていてどのような走りをしているのか、選手自身の表情や立ち回りなどを直接見る事は非常に参考になりますし、決勝の空気や緊張感を感じる事は次へのモチベーションにも繋がると思います。

⑤新しい改造やギミックへの挑戦(先見力)

 どの世界の勝負事にも共通する事だと思うのですが、ミニ四駆にも時代ごとにおける流行りの形や改造があります。 他の人がまだやっていない改造やギミックを先どって取り入れるのが上手い選手はそれも強みとなります。

 一昔前はSNSが今より発達していなかったのもあり、公認競技会で優勝した作品を見る機会はあまりありませんでしたが、現在はイベントレポートやTwitter等SNSの影響もあり流行の改造はすぐに拡散されて皆が同じ改造をしやすい時代です。 つまり一度良い改造やギミックで一世を風靡したとしても、すぐに他の人も同じ事をやり始めるので変化せずに同じ状態のままでは差が付かず勝ちづらくなってしまいます。
 
 言われてみると当然の事に思うのですが、人間と言うのは不思議な物で、ある改造やギミックで一度結果が出ると無意識にこだわりが出来てしまい、なかなか新しい事をしにくくなりやすいものです。
 
 競技で結果も残して有名になる程の改造やギミックの開発者ともなれば愛着もあるでしょうし尚更だと思いますが、愛着やこだわりが勝負では邪魔をしてしまう事もあるので思い切って見切りを付けて新しい事にチャレンジする事が成長に繋がります。

 新しい改造のヒントは全てのレーサーのマシンや走り方の中にそれぞれある物なので、常にアンテナを張る意識で少しでも気になったらすぐに試してみるのが良いと思います。

まとめ

 この5つの特性は人によって得意不得意がある物で、長年経験のあるチャンピオンズの選手でも全てが完璧に備わっている選手はいないと思っています。
 「マシンの精度が高く安定した走りで勝つ選手」、「セッティング能力が高く本番で上手に合わせてくる選手」、「レイアウト攻略が早い選手」、「新しいギミックを先取って勝つ選手」など選手ごとに得意な項目があり、それぞれ頭に思い浮かぶ人がいるのではないでしょうか?

 自分の得意な事はそのまま強みとして生かし、苦手な部分はそれぞれの分野ごとに上手な人がやっている事などを参考に伸ばしていきましょう。

 最後までお読み頂きありがとうございました。次回の低男産業noteもよろしくお願いいたします。
 

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