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クラス別の戦い方・統計データ等について(チャンピオンズ編)

こんにちは。低男産業です。

 今回は、公認競技会で優勝を目指したい、という方向けにクラス別の戦い方について記事を書いていきたいと思います。この記事ではチャンピオンズでの戦い方について書いていきます。更に、記事の後半ではチャンピオンズの統計データなども紹介していきます。

 現在のミニ四駆公認競技会で優勝を目指せるのは

①ジュニアクラス
②トライアルクラス
③オープンクラス
④チャンピオンズ
⑤チャンピオンズ特別表彰選手

の5部門です。それぞれ参加する選手の層や人数、レースの形式などが異なりますので、勝つための戦い方も当然異なってきます。

 ジュニアクラスとオープンクラスでの戦い方については以下のリンクからどうぞ。ジュニアクラスについては無料で公開しております。


 チャンピオンズは他のクラスとは異なる部分が多い、ある意味特殊な部門であると言えます。まず、チャンピオンズで戦うにあたり、チャンピオンズという制度についてよく知る必要があります。

 チャンピオンズとは、タミヤがミニ四駆公認競技会におけるミニ四駆レーサーの最高峰として位置づける部門であり、ミニ四駆公認競技会オープンクラスにおいて優勝した選手の方を「チャンピオンズ」として認定するとともに、その栄誉がたたえられます。

 公認競技会にてオープンクラスで優勝すると、次回以降の大会からチャンピオンズで戦う事になります。チャンピオンズ認定期間は翌年の12月31日までですが、もう少し具体的に言うと認定された年は0年目、翌年の1年間が1年目という扱いになります。
 少し分かり難いですが、この1年目の期間にチャンピオンズで一度でも優勝できないと翌年からはオープンクラスへ再び戦いの場を移さなくてはなりません。逆に0年目の間は一度も勝てなくても問題ないため、いわばチャンピオンズお試し期間のような感じですね。
 年にもよりますが、チャンピオンズでは前年からの残留者+1年目の選手を合わせた約50人の選手が年始から戦います。更にその年に優勝した0年目の選手も含まれるので、年末には約80人の選手がチャンピオンズとして存在している事になります。チャンピオンズ継続が掛かる競技会は年に約35回程度が開催されるため、限られた残留権を賭けた戦いが一年間を通して行われるという訳です。

 チャンピオンズでは他の部門に無い練習走行があります。オープンクラスでの一次予選と二次予選にあたる部分がチャンピオンズでは練習走行として扱われます。例えば地方の大会でオープンクラスの一次予選が複数回ある時には、チャンピオンズでの練習回数も増えます。まずはチャンピオンズではこの練習走行をうまく活用する、という所から勝負が始まります。名前は練習走行ですが、他のクラスと同じく一次予選や二次予選と同様に重要な役割を持っています。

 また、チャンピオンズの競技を観戦している方には「練習があるから」「人数が少ないから」「コースアウトが多いから」などの理由で意外にオープンクラスよりも簡単なんじゃないの?と思っている方も居るかもしれませんが、実際にはそうではありません。現役・元問わずチャンピオンズで戦った事のある方は皆さん「チャンピオンズは甘くない」と口をそろえて言います。
 もちろんチャンピオンズでの競技は厳しいだけでなく、他のクラスには無い特典もあります。一番大きいのは、11月と12月にそれぞれワールドチャレンジとCHAMPION SHIP に参加することが出来るという事です。これらはジャパンカップと並ぶミニ四駆公認競技会における3大タイトル戦のうちの2つであり、チャンピオンズ認定者しか参加することが出来ません。更に先ほど挙げた練習走行が可能である点や、チャンピオンズIDの発行、5年継続や優秀成績によるチャンピオンズ特別表彰選手への昇格など、他にも様々な特典があります。

 前置きが長くなりましたが、上記のようなに他のクラスとは異なる点の多いチャンピオンズにおいて低男産業メンバーがこれまでの経験で培った戦略をご紹介していきたいと思います。内容として、

①競技に参加する
②対戦相手の情報を集積する
③マシンとレーサーの比率について
④練習走行の使い方
⑤チャンピオンズ本選で意識する事

この5つをテーマにしてチャンピオンズでの戦い方についてお伝えできればと思います。更にチャンピオンズの統計データから見る

①使用ボディランキング
②使用シャーシランキング
③入賞数ランキング(個人名は伏せてあります)

についても紹介します。レースだけでなく、こういった統計データからでも学ぶ事は様々にあります。最後は余談として、

①CHAMPION SHIPのくじ引き順
②CHAMPION SHIP記念プレート
③優勝決定戦での再レース

これらについてもご紹介します。こちらは余談ですのでおまけ程度に考えていただければと思います。

内容が盛りだくさんで文章が多くなりますが御容赦ください。

それではよろしくお願いします。

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