見出し画像

【シティリーグ優勝】連撃ウーラオスwithオクタン雪道マリィ【全文無料】

noteは初めて使わせていただきます。「碧ありす。」です。

今回記事を書かせて頂くのは2021年に行われたシティリーグシーズン3において、6月の30日に行われた大会にて当日参加58人中

予選全勝1位通過+決勝トーナメント全勝とすることができ、結果的には8-0で優勝することができました。

その為こちらに
①使用した構築・デッキ選択理由
②採用カード・枚数など解説
③当日のマッチアップ
④改良するなら
の4つのポイントを記載していこうと思います。

全文無料で見れますので、今シーズンのシティリーグや近日行われるJCSなどの参考になればと思います。
尚、以降解説では書きやすさ重視でである調で書かせていただきます。
文章力が無いので長文になってしまうかもしれませんが、各カードの採用理由の部分だけでも見てもらえると嬉しいです。

①使用した構築・デッキ選択理由

使用した構築はタイトルにもある通り、連撃ウーラオスを自分なりに調整して使用した。デッキレシピ及び公式サイトのデッキコードも付属しておく。

画像1

〈デッキコード〉kwwkvV-VRNaF2-dVFbwk

まずシティリーグに出場するにあたってどのデッキを選択しようか悩んだ際に上がったのが
1.連撃ウーラオス
2.ムゲンダイナ+ブラッキー
3.黒馬バドレックス+マホイップ
4.密林迷彩ジュナイパー+インテレオン

この4つが候補に挙がった。

一通りテンプレデッキで回してみてまず最初に、練度が足りていないと弱い+環境に一番多そうなウーラオス等の闘タイプを苦手としているムゲンダイナを使ったデッキはやめておこうと考えた。

黒馬バドレックス+マホイップは、最近発見された並びである上に昔から超タイプのデッキは好きでウルネク・超MMなども触って来ていたので感触がよかったが
シティリーグという大会の性質上、大規模大会よりも人数が少ない為、密林迷彩のジュナイパーやルカメタなどの所謂「詰ませ」が存在し得るデッキが一定数いると考えた。
もし自分がマッチした際に少々大味気味のこのデッキだと怖いと判断し断念。

密林迷彩ジュナイパーとインテレオンの並びは、前日まで悩んでいた。
上記の通り人数が最大64人の大会になるので、ジュナイパーは動きやすいと考えた。
一人対面等で練習する中でも、ムゲンダイナや白馬黒馬、ゲンガーなどにもある程度安定した勝率を出せるので本当に使用を迷った。
7月発売の「魔天パーフェクト」に収録されるジュラルドンが来てしまうと完全な不利マッチアップとなっているので以降は使用できないので、本当に使いたいならここで使うべきデッキであったと思う。
ただやはり、連撃ウーラオスと連撃インテレオン(ダブルシューター)にどうしても勝てないと判断した。
ジュナイパーデッキが好きな人は、ジュラルドンが来る前の今が一番のタイミングな気がする。実際今大会の決勝はジュナイパーであり決勝まで全勝だったので環境に適応しているとは思っている。

上記の理由から、自分が発売からずっと使っていて練習量も一番多くミラー対面の立ち回りの理解も深まっている連撃のウーラオスをチョイスした。
インテレオン入りやニンフィア周りの採用は、総合的なデッキパワーの低下や事故率を高めてしまうと判断し、1枚で完結しているウーラオス1本に絞った。

②採用カード・枚数など解説

採用カードや枚数などは、テンプレートのウーラオスと同じ部分はなるべく割愛していく。当日大会終了後に質問された部分と個人的に大事な部分をメインに記述していく。

メッソン+ジメレオン+インテレオンライン(3-3-2-1)
テッポウオ+オクタンライン(1-1)

キャプチfャ

ここの枚数は、以前はこの枚数がテンプレとして存在していたが最近はよりこのラインの確実性と再現性を高めるために4-4-1-3などのフル投入する構築が目立っている。
実際その枚数も試してみた所、確かに盤面の再現性は高くなりゲームを俯瞰しやすくなる上に、クイックシューターが3体立つことによるバラまきスピードの高速化が魅力的ではある。

画像3

ただその採用枚数だとオクタンラインの採用を見送らざるを得なくなった。
最近ではオクタンもめっきり見なくなり連撃カラマネロやニンフィア軸でない限りは採用を見送る方が多く見られる。
オクタンを切った事における決定的な弊害が2点あると思っており

①中終盤の進化のお香・ポケモン通信の枯渇
②毎ターン連撃エネルギーを手に収める確約の消失

この2点が挙げられる。
①に関しては終盤に連撃ウーラオスVMAXとクイックシューターのインテレオンをグッズなしでサーチできる点が非常に強力である。
実際本大会でも終盤相手の進化のお香が枯渇して進化ラインをサーチできない状況が起こっていたので、そうなった際にオクタンが有効に働いた。

②は、①以上に重要なポイントだと思っていて、連撃ウーラオスにはエネ加速が黒帯を除き無いので確実にエネルギーを毎ターン手張りする事と言う事が必要である。
黒帯+連撃エネルギーで捲るのがほぼ必須事項となるミラー後攻でのプランにおいて大きく活躍してくれた。


クイックシューター発売前から連撃ウーラオスの地盤をしっかり支えてくれるカードなので、メッソンラインを減らしてでも本構築ではオクタンラインを採用した。
但し、不安定な1-1での採用になるので、サイド落ちはデッキ確認時に確認が必須事項となる。どちらかがサイド落ちしている場合はメッソンラインのみで戦うという意識変更をして立ち回るようにしていく。


レベルボール+進化のお香+ポケモン通信(2-2-2)

キャプaチャ

この3種類の枚数は他のプレイヤーの方も悩む部分があると思う。
私も常に悩んでいますが、どのカードも2枚以上は採用をしたいのでデッキの都合上クイックボールを切らない限りこれがデッキに入れられる最大値とした。
勿論クイックボールを削って他を増やす選択肢も考えたが、初動の展開札の有無が一番大事と考えクイックボールは4で参加した。
3枚まで削ってポケモン通信で進化ラインのサーチを増やすのも悪くはないと思っている。

博士の研究-マリィの採用枚数(2-4)

画像5

よく見る構築では4-2と逆転する採用が多い上、連撃ウーラオスでマリィ多投は見かけたことが自分以外では殆ど無い。
しかし私はどのデッキを握るにしろ、枠がある限りマリィは最大枚数に近づけたいと思いながらデッキビルドをしている。

理由としては、現代ポケカにおける手札干渉の強さにある。
細かい理由はまた別の記事で説明したいと考えているが、マリィを4投していると1度のゲーム中に最低でも1回は相手の手札に干渉できることはほぼ間違いない。
リセットスタンプと合わせれば5枚のカードが相手の手札に干渉可能であり、1ゲーム中3回相手の手札を狂わせることも少なくない。

最近のポケカは進化ラインを採用する構築が殆どなので、手札干渉がGX環境よりもより刺さりやすいと考えている。
その上連撃ウーラオスには終盤まで欲しいパーツが1枚採用されることが多いので自分のリソースを残して置けるという点においてもマリィと言うカードは連撃ウーラオスと相性の良いカードと考える。
コルニの気合についてもリソースの消失を防ぐとともにオクタンで確定サーチできるという強みがある。

博士の研究に関しては、非常に強力なドローソースではあるが手札の重要カード(ボスの指令・クイックシューターインテレオンなど)を落としてしまう場面がある。その為使い所を見極めて裏工作を使って使用していくのを心がけている。

頂きへの雪道の採用

画像6

このカードは、私は白馬のパックが発売以降連撃ウーラオスにはずっと採用している。
同日3位に入賞された連撃ウーラオスにもこのカードが採用されており、他の方のウーラオスにも採用しているという声を頂いた。
以前の入賞報告では殆ど見なかったが現シティ環境では強いカードと言えるだろう。

何よりその干渉能力の幅広さがあり、ウーラオスが苦手としている黒馬バドレックスVMAXやミュウツー&ミュウGX、ザマゼンタVの特性を止めることができたり

有利デッキ相手にもブラッキーVMAXの「ダークシグナル」や、ガラルファイヤーVの「邪炎の翼」、インテレオンVMAXの「ダブルシューター」などを無効化することが相手のテンポロスを誘発できる。

そういったV・VMAXポケモンだけでなく、現代ポケカの超汎用ポケモンである「デデンネGX」「クロバットV」「オドリドリGX」の3種類のドローソースを潰せるというだけでも強さが分かるだろう。

こちらもクロバットVを1枚採用したり、ジラーチGXを入れているものの雪道とケンカする事は実践上殆どない。デッキ内容を把握して流れを把握していればそういった事は起こらないと断言できる。
その為、手札干渉との相性も良く実質ホラーハウスGXのようなエクストラターンを頂ける試合も今シティリーグ中に何度もあったため採用は正解だったと言える。
今後もっと多くの厄介な特性持ちが環境に増えるなら2枚目の採用も検討できる1枚である。

③当日のマッチアップ

ここからは当日のマッチアップを乗せていく。
対戦後に簡易的にメモを残しているのでそちらを追記して読みやすくした形で乗せていこうと思う。

1回戦 マッドパーティー 〇
先行
自分マリガン1回 クロバットスタート
注意事項が準備後だったのでこちらだけ構築が割れてしまった上に15分程、注意事項を聞いている間クロバットスタートが確定していることを内心落ち込んでいた。
対戦開始すると相手マッドパーティとわかり、丁寧に戦えばクロバットスタートでも勝てると思い気を取り直す。
ある程度ベンチを並べてこちら終了、相手もチラーミィ等を並べていくがミュウ出ず、更にUターンボードをホルビーに張ってくれた。
このお陰でデデンネをバトル場で縛って準備を固める選択を取ることができ、実際にボスで相手の動きを2ターン止めている間に裏を取って勝ち。

2回戦 連撃インテレオン 〇
後攻
相手マリガン1回 メッソンスタート
マリガン時点で非エクインテレオンラインとモミが2見えしたので
連撃インテレオン濃厚と予想。結果的に正解だった。
相手が先2で前のメッソンを取ってくれた為、後2黒帯キョダイレンゲキ+マリィ+雪道のムーブが成功。相手のベンチのオクタンジメレオンを取ってそのまま事故らせて勝ち。

3回戦 連撃インテレオン 〇
先行
自分マリガン1回 連撃ウーラオスVスタート
相手事故気味(試合後に聞いたがデデンネサイド落ちだった)
キョダイレンゲキでオクタン取りつつ雪道を展開。
相手そのまま何もできず、ダブルシューターも打てずに詰め切って勝ち。

4回戦 リーフィアインテレオン 〇
後攻 メッソンスタート
相手初手からぶん回るが、先行2t目にバトル場リーフィアVMAX
ベンチジメレオン×3+クロバット+ミュウで後続のリーフィア立たず。
それがかなりありがたく百裂ラッシュ+クイックシューター+疾風突きで突破。
相手のベンチ空くもマリィ2回目で微妙な札を引いたらしく止まった1ターンでミュウを狩って、キョダイレンゲキで詰めて勝ち。

自分もリーフィアが好きなのでフリーで使っているが、ツールジャマー+ガラル鉱山をしっかりと持ってこれる動きをして風船+水の塔のウーラオスVを倒してきたのでかなり上手かった。(ベスト8おめでとうございます!)

5回戦 連撃ウーラオス 〇
後攻 スタート忘れ
実際の所は負けだった。相手がクイックシューターを忘れてターンを返した為連撃ウーラオスVMAXが生き残る。
それに追加して相手がエネルギー切れて殴れない状況に陥り時間切れでこちら後攻の為ラストターン。両者敗北だと相手の方の予選通過が怪しくなってしまうと判断したようで(こちらは両者敗北でも恐らく残れた)敢えての殴られ負けを選択して結果的にはこちらの勝ち。
実際は負けていた試合ではあったが、ここで負けていても一応予選は通過していた。

クイックシューター忘れは慣れていないと頻発するのでコインを置いてしっかり確認するなどの対応はしておくべきと改めて思った。

決勝トーナメント1回戦 連撃カラマネロ(恐らく) 〇
先行 
自分マリガン1回+ウーラオススタート
概要は分からなかったが相手が大事故してしまった為、先2キョダイレンゲキがテッポウオとメッソンを焼きオドリドリのみに。
確実にミュウを立てないとどうしようもない後1だったのでミュウはサイド落ちしていたと思われる。
そのまま相手の2ターン目だがここから返す手段がほぼないと考えたようで投了を選択。

準決勝 連撃ウーラオス(予選5回戦で当たった方) 〇
後攻 メッソンスタート
今大会の個人的ベストバウト。
先程当たった相手なので構築はある程度同じと判明している。
じゃんけん後攻になった時点でミラーは選考が圧倒的に有利と理解しているので辛い。
どんどん呼ぶから並べていくが、そこで黒帯がサイド落ちしているのが判明し更に後先不安に。
返しの相手の先2で相手ジメレオンをお香使って連立てしてマリィ雪道疾風突きでメッソン取り。
こちらもまあまあ理想ムーヴで疾風突きをするも相手がどこかで動けないと厳しい状況とわかってお祈り。
お祈り叶ったのか(実際は相手のマリィで相手が動けなくなるハンドに)相手そこから事故って動けず渋々キョダイレンゲキで盤面エネ切れ。
ジメレオン連立てはミュウを早く倒せるので弱い動きではなかったが、そこからトレーナーズを持ってくる手段がなくなった。そこに関しては相手がかなり強気なプレイをした為に起こった事故なので、運だけでなくプレイングの領域もあったのではないかなと思う。
その後はこちら有利な盤面に変わったのでミスらないようにエネ手張りを怠らずに地道に詰めていって勝ち。

決勝 カビゴンジュナイパー 〇
後攻 ウーラオススタート
相手は隣の卓でやっていた時もあったのでカビゴン型のジュナイパーと判明している。(相手もこちらが連撃ウーラオスなのは分かっている)
相手先2でジュナイパー1立ち。もう1体以上出てくるとウーラオスと言えど負け筋はあるかと思ったがその後が続かず、そのターンは殴らず食いだめ。
しかしこちらも後ろのモクローにキョダイレンゲキ打てずにカビゴン疾風突きで取るといった苦しい展開だが、相手もそこからジュナイパー立てられず。ここはマリィで妨害した強みが出たと思う。
ミュウ来なかった(入ってなかった)ので、しっかりキョダイレンゲキで後ろのモクローとフクスローを倒してから、ジュナイパーをクイックシューターインテレオンと滝登りで倒して詰め切って勝ち。

8戦目の疲れからか途中ツールジャマー把握忘れで、風船持ちを安易に盤面に出したせいでキョダイレンゲキが1ターン遅れてしまった。
大きな反省点。そのせいで負ける可能性も全然あったので気を付けていく。

画像7

と言った形で優勝をすることができた。
当たった回数で分かるが、やはり連撃ウーラオスを基軸としてインテレオンVMAXまで入れた型も多い形でメタが回っていた。
逆に黒馬バドレックスが見た感じ5人程度しかいなかったように感じ、当たることもなかったので連撃ウーラオスを選択してよかったと思う。

④改良するなら

このデッキは7月発売「蒼空ストリーム」「魔天パーフェクト」発売までの連撃ウーラオス単構築に置いての個人的な完成形だと思っている。

実は前日まで穴抜けのヒモが入っていなかった。
その枠を黒馬に少しでも対抗できるように非エクアタッカーとして連撃のバスラオを入れていたのだが、いつも調整している友人に
「絶対穴抜けは強い」と念押しされたのもあってか、前日の一人回しで黒馬と10戦ほど対面した所バスラオを効果的に使えた試合がわずか1試合しかなく、逆に穴抜けで黒馬に勝てた試合も存在したので穴抜けに変更した。

ここ以外で変えるとなると、現カードプールではボール系の枚数の調整位しか思いつかなかった。その為次回発売リストも出た中で注目している1枚について書いておく。

画像8

それがこの「トイキャッチャー」である。
この記事を書いている途中にリストが公開されたので試運転すらしていないが、書いてある効果は低HPのポケモン限定のボスの指令。
これがグッズであることが強く、中でも連撃ウーラオスの最強メタとされている「ベンチバリア」を持ったミュウをクイックシューター1発入れればボスも必要なく呼び出せる事だ。

それ以外にもクイックシューターや中打点の疾風突きを駆使していると、HPが50以下になることも多々ある。
連撃ウーラオスや更にバラマキが強い連撃インテレオンは、ボスの指令のように呼び出しつつ滝昇りで気絶まで持っていけるようになるのは非常に強い1枚と言える。

穴抜けのヒモの入れ替え候補として考えているが、実際の使い勝手はまだわからないのでこれから調整で使ってみて完食を確かめたい。
解説は以上とする。

後書き

6000字近く長々と語ってしまいましたが、少しでも参考になるところがあれば嬉しいです。
ポケモンカードゲームは初めてまだAレギュレーション落ちる半年前位に始めたので経験値が少ないところがあると思います。

しかし、盤面の理解や俯瞰して次のターンを考えることに関しては別のTCGで培ってきているのである程度はできていると思っています。

ということで今は亡きTCGの販促です(?)
レギオンズ!と言うカードゲームを聞いたことがあるでしょうか?
もうサービス終了してしまったTCGなのですが、私はポケカを始める前はこのゲームに熱中していました。

盤面把握能力・次のターンの相手の動きと回答などを読み切らないとその1ミスが命取りとなるような繊細なプレイを要求されることが多々起こる最高にやっていて楽しい思い入れのあるTCGでした。

そこで私は公認大会で優勝1回、準優勝1回、ベスト4・ベスト8にもなったことがあるまぁまぁ強いとされているプレイヤーでした。
今回はプレイマットもレギオンズ!で、GXマーカーはその優勝の時にもらった副賞のキャラを使いました。

画像9

今回シティに参加したカードボックス青馬堂書店矢向店さんもレギオンズ!を以前取り扱っており大会にも参加しに行っていたので、ご縁もあった中でのポケカでの優勝はとても嬉しかったです。

これを機に、もっとポケカの大会やデッキ構築を頑張りたいという熱意が沸いたのでまた気が向きましたらnoteにポケカの情報を載せたいと思います。

ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら本当にありがとうございました。
Twitterなのですが、元々鍵アカウントと仕事用のアカウントしかなかったので、これを機にポケカ用のアカウントを解説しようと思います。
他の方との情報共有やディスコードやスカイプを用いての対戦もしてみたいと思いますので、気軽に絡んでいただければと思います。
TwitterID → @hkgk_poke

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?