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THE SPELLBOUND“BIG LOVE TOUR-BOOM BOOM SATELLITES 25th Anniversary Special-“/ブンブンサテライツのちザスペルバウンド、時々XAIさん

2023年10月14日(土)仙台Rensaで行われた
THE SPELLBOUND“BIG LOVE TOUR-BOOM BOOM SATELLITES 25th Anniversary Special-“に参加してきました。
そのライブ体験記noteになります。



今ライブに参加するきっかけはXAIさんです。
元々XAIさんがコーラスで楽曲に参加しているところからTHE SPELLBOUNDを知って、その延長でBOOMBOOM SATELLITESを知りました。

正直、その名前を目にしたのが初めてだったので
調べたんですけど、某wikiで楽曲を見ている目にした事のある単語を幾つか発見した。

Dragon Ash、ピンポン、ニンジャスレイヤー、キズナイーバー。

僕はDragon Ashが好きで(世代的には1,2周りぐらい上ですが)よく楽曲を聴くのでremixで楽曲参加している事を知って驚きました。

実写版ピンポンサントラ、ニンジャスレイヤーOP、キズナイーバーOP。

何か自分の世界との距離感が縮まったようで嬉しかったのと同時に見えている世界の解像度の低さを再認識した。

会場は混合ビルの7階。
事前物販のために向かいました。
エレベーターのみアクセス可能だったので一階非常階段で待機。

Tシャツ、ジャガードタオル、ラバーバンド、ステッカーを買いました。
1万円以上買うとトートバックとステッカー一種貰えるようで得した気分。

以前参加したライブでもタオルが肩からずり落ちる事が頻発して少し困ったのですけど対策等はあるのでしょうか。

せっかくだしTシャツのデザインが見えるように首ではなく肩に掛けたいんですよね。


Tシャツを買ったもののこの日はXAITシャツにXAIアクキーを首から下げ会場待機列へ。

整理番号はE44でかなり後ろ。
地下での待機になったので電波も入らず悶々とした気持ちを抱えながら開演直前まで待機しました。


ライブビギナーとはいえ今回のライブで3週連続での体験。もう慣れたものだと我が物顔でライブハウスを闊歩した。リュックサックを背負って会場に来たのでロッカーに入れようとしたのですが小さいのには入らず。
大きなロッカーに入れることになりました。
そしてそこは500円玉が必要。まだまだ経験値が足りないか…と出鼻をくじかれたような気持ちになりながらスタッフの方に両替をお願いしに行きました。

スタッフさんに声を掛けに行く途中、正面から歩いてくるXAITシャツの人を発見。
勇気を出して声を掛けてみることに。
僕の口から出た渾身の言葉。

「良いシャツ着てるっすね。」

当然、相手からしたら知らない奴にいきなり声を掛けられている訳なのであまり反応は芳しくなかったかも。ちょっとスベッたかななんて反省。

ところが、実は何度かSNSでやり取りをさせていただいた事がある方だったみたいで会場内で改めて声をかけて二人並んで見ることになりました。

初めて来た土地の初めて見るバンドのライブ。
少なからず心細さのようなものを感じていたので自分と同じ目的を持った人と出会えて嬉しかった。


位置どりは客席から見て右後方。
SNSに転がってる情報とライブ後に公式でアップされている写真からXAIさんはそちら側でパフォーマンスをするんじゃないかと推察。

大成功でした。
距離はあったけどほぼ真正面で見る事ができた。
SNSに情報転がしてくれた人ありがとう!



そしてライブが始まった。

始めはBOOMBOOMSATELLITESの曲が響き渡る。
THESPELLBOUNDの楽曲は完璧にリサーチ出来たのですが、BOOMBOOMSATELLITESの楽曲は数が膨大な事もあり知識不足なところがありました。

その上会場のノリも掴みかねていたので最初は様子見なんて考えていたのですが、すぐブチ上がってしまいました。
僕は音楽的な事も英語もさっぱりなんですけど、それでも気づいたら感化されて首も腕も心も揺らされていました。

もうとにかく何もかもがカッコよくてこのサウンドに身も心も委ねようとメロディの後ろをひた走りました。

ギター、ベースプレイもめちゃくちゃカッコいいし、何か衝撃波でも起きてるかのようなツインドラムもやばかったし、それに負けない歌唱も凄かった。そして、その音を束ねるプログラミング(あまりよく分かってない、間違えていたらごめんなさい)。

直感的なところでしか魅力を掬えない自分にもビシビシ全身に刺激が突き刺さった。

個人的にはKICK IT OUTとBACK ON MY FEETの時は頭からつま先までぐわんぐわんになってこのまま飛んでいっちゃうんじゃないかと思いました。
特にBACK ON MY FEETはイントロを多めにとっていてやべえの来るぞ感が助長されていて興奮しました。


続いてTHESPELLBOUNDの楽曲。
音源を聴いた時は高次元的な世界観を感じ取りました。
浮遊感であったり、無重力感であったり、水中にいるかのような感覚。

しかし、ライブで聴くとすごく等身大の人間味を感じてカッコよかった。
地に足をつけていながらその域に手を掛かっているような。

BOOMBOOMSATELLITESが空間を切り裂くような刺激的な音楽だとすると、THESPELLBOUNDは空間を侵食していくような音楽。

体に浸透してくるサウンドに酔いしれました。

MCが印象的でそれを書きたい。

新しい誕生日。
Flowerの歌詞を引用して言及されていた。
毎回色々なところでライブを行う度に新たな誕生日のように感じると。

歌詞を見た時からこのフレーズが気に入っていました。
自分自身生まれ持つ必要のないものを抱えてこの世界に連れてこられてしまったことと僕の敬愛するとあるクリエーターの作品の影響を受けていることで誕生日を手放しに喜べないというか潔く受けいられないところがあるんです。
(人が持つ固有値を認知してそれを祝うという行為はとても貴いことだと思います。)

けれど新しい誕生日というものは自分で決めることが出来るんです。それが内的要因でも外的要因でも。別個体のエゴの産物ではなくて。
そこがすごく素敵だなと感じました。

話は戻りますけどライブって多分同じステージで同じ演目を演っても同じにならないと思うんです。
演者の方のコンディションも大なり小なり違うと思いますし、それに対する客席からのレスポンスのまちまちで。

一般論を語れるほど精通していないのであくまで僕はですけど当然会場に入ったらとにかくその時間に没頭する事を考えて全てを楽しもうとします。
そこで起こったこと全てをポジティブに捉えようとすると思います。
どんなトラブルが起きてもあんなにすごい人達でもこんなことが起きてしまうんだな、これはライブならではだと、ある種サプライズのような感覚を持つと思います。

しかし、演者の方は常に最高のパフォーマンスを披露しようとしていると思うんです。どんな些細なことでも詰めて次のライブに昇華させようと。それを何十年、何百回も繰り返している方から毎回新しい誕生日のように感じるという言葉はとても重みを感じました。

すみません。分かったような口を聞いてしまって。
阿呆の戯言だと思ってください。


僕は存じ上げませんでしたが、以前も仙台Rensaで
ライブを行っていて再びここに戻ってきてBOOMBOOMSATELLITESの演目を行うことが出来たと語られました。
どこかでずっと繋がり続けてる絆を感じている、それは輪廻のようなものだと感情を露わにして仰っていました。

最近自分の関心の間口がどんどん広がっていく中、縁を勝手に感じています。
もし、どこかで一つでもボタンを掛け違えてしまっていたらこの場に辿り着けていなかったと思います。

方向性は少し違うし、深さは全然違うけど中野さんの言葉にそんな気持ちを同期させていただきました。

nowhere
背中を押されて、ここからTHESPELLBOUNDの世界に飛び込むぞ!という気持ちにさせられた。

全てがそこにありますように

タイアップ曲というのもあってTHESPELLBOUNDの中でトップクラスに聴きやすい曲という印象がファーストタッチだった。
しっとり呟くような印象を受けていたんだけど
鬼気迫る嘆きというか叫びのように聞こえて頭を殴られたような衝撃を受けた。
しっかり刻み込まれました。

Lotus

歌詞がすごく詩的で好き。

遺伝子の船で向かい合った
僕らは輪廻の冒険者
無限に繰り返す乱反射
リセットしても終わんないんだ。

めちゃくちゃ良い。
この曲もすごく情熱的で他の事を関さない強さのようなものを感じた。

Flower

理想の世界を歌ってくれてるような気がして好き。
小林さんめちゃくちゃカッコよくてやばかった。

Sayonara

また巡り合う日まで
さよなら少しの間。
体感時間的にライブもそろそろ終盤かなと感じていた時だったのでグッと来た。


勝手な感覚ですけど、
ライブって身体から何かが溶け出してその空間にいる人全てと繋がれた気持ちになる時があるんです。

それがとても心地よくて嬉しくて、僕今ちゃんと生きられてるなと感じられる。
もっともっとこの感覚を実感したい。


当然XAIさんきっかけで来ている訳だからそちらをみたいんだけど、他の方のパフォーマンスも焼き付けたくて、もう首が上下左右にガクガクで頭の上でアヒルが回ってしまいました。

XAIさんはサポートメンバーという事で決して主張は強く無いのだけど存在感ははっきりしていた。
時に力強く、時にクリアに小林さんの声に呼応するような惹きつけられる歌声。
メインストリートの脇に咲く一輪の花のようでした。
シルエットがすごくシャープでフリルが所々散りばめられた服を着ていてすごく綺麗だった。
黒薔薇みたい。
今まで拝見してた時はカッコかわいいって感じだったけどこの日は可愛かっこいい。
Lotusめちゃくちゃカッコよかったです。
他の楽曲でもハミング?が透き通った流水のようだった。
良い意味で透明無色でTHE SPELLBOUNDの世界観を深めてくれるように感じた。

最初から最後まで音楽を見せ付けてくれた。
あの雰囲気がすごくかっこいい。
有無を言わせず跡だけ残してくれた。



ライブ終わりは興奮が止まらなくてやばい、カッコいいしか出てこなかったし、身震いが止まらなかった。

熱が冷めやらぬ中、退場順を待っていると写真を一枚持っていないことに気がついた。
今日は良い写真を撮ってやるぞ!と意気込んでいたのに。

退場際に急いで撮った。



フィルムに収めるのが勿体無く感じる現場だったと自分に言い聞かせる事にした。

悔しい。
Zepp新宿のキャパで自分は追加販売でチケットを確保したのでおそらくスマホでは中々難しいだろうから。ちょっと拗ねてます。


来た時は人も並ぶだろうし、どうしようかなと思っていたサイン会にも即断で参加した。
お二人の存在を間近で感じることが出来て身震いを起こした。

最初は小林さんに書いていただいきました。
その時、今日ライブに来た経緯、ライブがめちゃくちゃやばくてカッコよかったこと、新宿公演にも行くことを伝えることが出来ました。
あれだけのパフォーマンスをした後で疲労も溜まってる中すごく丁寧に対応頂いて嬉しかったです。

次に中野さん。
小林さんと同様にすごく丁寧に対応頂いたのですが、小林さんに想いを伝えさせて頂いた際に自分の声が濡れかかっている事を自覚してしまって、上手く言葉を発する事が出来ませんでした。
困らせてしまったと思います。
それでもなんとかカッコよかった事と、またライブに行きたいということは伝えられたと思います。

本当に嬉しかったです。
また宝物が増えちゃいました。

次はツアーファイナルである新宿公演

今は耳に残ったサウンドを頼りに作ったプレイリストを中心にヘビーローテーションしています。
もっとBOOMBOOMSATELLITESとTHESPELLBOUNDも聴き込んで100倍魅力を感じ取りたい。


その日までの少しの間のさようなら。
識った新たな感情を抱えて。
そして新しい誕生日に祝福を。


帰りはBIG LOVE TOUR Tシャツで。

薄手でスラっとしてて着やすい。


〜おまけ〜

帰りに仙台駅で買った喜多福。
簡単に言うと冷凍した大福。
冷ややかな口触りに密な餡が美味。


仙台といえば牛タンという事で駅チカの牛タン屋へ。
時間とお金をかけるだけあった。
めちゃくちゃ美味しい。



今回のドリンクはスポーツドリンクを頂いたんだけど口に残るから自分的にはNGだね。





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