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She is Legend『Zepp Tour 2024 "We are 春眠旅団"』Zepp Sapporo公演/ライブタイトルとそのコンセプトの美しさに関して

2024年6月11日(日)にShe is Legend『Zepp Tour 2024 "We are 春眠旅団"』Zepp Sapporo公演に参加しました。
その体験記noteになります。

セトリ等ネタバレがありますのでご留意いただければ幸いです。


会場が北は遠方ということもあり、前乗りで北海道に向かった。
チケットを忘れる、搭乗ターミナルを間違える等々トラブルを起こしながらもなんとか空へ飛び立つ。


飛行機が苦手で目を瞑って音楽に意識をしなければ耐えられないほどだが、最近その怖気が少し楽しくなってきてる部分もある気がする。
ジェットコースターを楽しむのってこういう感覚なのかな。


無事着陸して、夕食のためにすすきのへ向かう。


約束まで少し時間が空いていたので思い出の場所と明日の会場の様子を見に行った。

Extreme Flag 札幌公園の会場 SPiCE。

参加した前回のライブツアーの中では1番の熱気だったなと感じている。

特にさよならの速度とAutumn Howlは今でもその時の感情を思い出せるくらい印象的だった。
"Thank you for playing〜"も初披露でこんな曲に見えてしまうんだと衝撃を受けたことを覚えている。


SPiCEに向かう途中に別行動していた友人たちが同じことをしているのを観測した。

同じようなこと考えているんだなと心地良さ半分こそばゆさ半分。


土曜日の夕食はShe is Legendの跡を辿るその一(詳細は後述)。

はちきょう


シーレジェと北海道の幸から力をもらって次の日備えた。



ライブ当日

目を覚まし、宿から会場へ向かう。
既に見知った顔が二つあり安心と納得。


物販は一つしか持っていなかったブレスレット型ライトを買い足す。
これは色々な人と話して気がついたことだけど北海道は明らかに客層が違くて面白かった。
なんとなく今までのイベントは見た顔がたくさんいるなと思ったけどそれが少なくて新鮮だった。

用事があらかた片付き、近くのカラオケに仮眠と手紙を書きに行く。

最近、手紙は直近で書いた方が念がこもるような気がしてそういう風にしている。
意味があるか無いかで言ったらおそらく無いけど。

30分足らずの仮眠を済ませ会場に戻る。
外は雨がぱらついていて多くの人が屋根のある場所に退避しているのが目に入った。


今回の整理番号は70番近く。
1番前に行けるかもなんて思えてしまう番号。

しかしZepp Sapporoは入場が本当に丁寧だった。
外で一回、ドリンク交換で一回、入場で一回。
計3回整列があり、入場の際も2列に並んでゆっくり入っていった。

とにかく平等で、話を聞いたらBの人は前に行かないよう指示も出ていたみたい。

自分の目的地はいつも決まっていて舞台に向かって右側。今回の会場は左からの入場だったため少し空いていた。お立ち台正面2列目を陣取ることが出来た。WFSの時も最前ですごく近かったんだけど距離感は今回の方が近く感じた。

最近、ライブを楽しむコツがみるみる掴めてきて嗜み方を理解してきている気がする。
その反面自分の挙動で他にストレスを与えてしまうこともあると思うのである程度は配慮しなければという思いも抱え始めた。
周りの人に自分の振る舞いに対する断りを入れてその時に備えた。

舞台セットの草羽田の時より増えたなあと思いながら。



記憶に残っていることを手繰り寄せてみる。

Heartbreak Syndrome

妖艶で鋭い表情、優しく微笑む顔、真っ直ぐ正面を見抜く視線、色々な表情が見れて嬉しかった。

これは願望込み込みだけど曲中で5〜10秒くらい目を合わせ続けてくれた気がする。
そう思えた瞬間は目を合わせ続けるしか出来ないし、したくなかった。
息の仕方すら忘れてしまっていたと思う。


thank you for playing〜あなたに出会えてよかった〜

このみんの身体で歌ってる感じが凄くよかった。

"コード進行のように決まったパターン"
のXAIさんのライムダンスの良さに気がついた。

この曲は当たり前ではあるんだけど2人が分かっててパフォーマンスしてるっていうのが伝わってくるのが良い。

白の呪文

聴くのは2回目だが"死にゆく〜"のようなアンサーソングではないなと感じた。
前より冷静に聴くことが出来て、一節目を耳にした時直感的に灰色の羽根みたいだなと思った。

XAIさんの神秘性とこのみんの美しさを人型に押し込んだような

キミの寝言は呪文だ

このフレーズがとても耳に残った。


闇夜のKomachi vampire

WFSで聴いた時は聴き込みが少し足りなくて、その衝動に任せて楽しんでしまったんだけどその時とは少し印象が変わった。

この前は詞を部分的にパフォーマンスで隠していると形容したんだけど、全く逆の感想を抱いた。

陽のさす向こうへ

羽田で聴いた時はその歌声と表現力に圧倒されたというのが正直な感想。

歌い終わった後に目元を拭う姿が印象的だった。
以前から友人にそういう風に見えたよというのは伺っていたんだけど実際に間近でみるとき技能的な部分だけじゃなくて想いの重さを感じられて感情が分けてもらえた気持ちになれた。

World We Changed

とにかく気力と勇気と活力をもらえる曲。
今シーレジェ楽曲で1番好き。
歌ってる2人の表情もすごく良くて、旗を振って道筋を指し示してくれているような気がした。

あまりに熱が入りすぎてネックレスチェーンがブチ切れた。
もちろん悲しかったけど、それだけシーレジェにのめり込めているんだなと実感が出来て嬉しかった。

死にゆく季節でぼくは

ぬくぬくする前にXAIさんがこのみんの左肩をちょんちょんしてる姿が見えてドキッとした。

"きみだけが"のところのXAIさんの振りが好き。
少し手を半開きにして招き入れてくれるようなその姿に心を奪われる。


Arch of Light

最後の詞が印象的。

ここで見た虹を忘れないよう

目の先にある別れと対面して、お互いその感傷を手放さないよう大切にしまい込んでおこうと言ってくれているような気がした。


Long Long Spell


We are 春眠旅団におくこの曲の在りどころを見つけることができた。

基本的に楽しむのと見聞きするのはトレードオフだと考えていて、LLSに関しては一ミリ足りとも2人から受け取れるものを逃したくないと考えていた。

しかしこの日に限っては、LaLaLa…で
気づいたら拳を繰り返し突き上げ続けていた。

この行動の意味を考えてみたら、この曲がトリにくる意義を見出せた気がする。


音源とライブでの音楽の違いをまざまざと感じさせられた。
音源は音源単一で処理すればいいがライブを構成する中の一曲と考えると少し意味合いが変わってくるのかなと振り返って思う。

この曲はマイナスをゼロもしくは微マイナスまで拾い上げてくれる楽曲だと思っています。
音源においては大手を振って跳ねたり盛り上がったりするような曲ではなく内々的に一人一人がそのメッセージに向き合い寄り添っていくというのは間違いないと考えている。

けどライブにおいてはそれだけではなくてその前後に意味存在していてるとおもう。

この曲を最後に持ってきているのは隙間や余地を作り出してオーディエンス側に委ねるということなのかなと考えた。

あなたはどうするの、指し示されるだけでいいのか。私たちにタダノリするだけでいいのかと。あなたもWeの中にいるだから一緒に頑張っていこうよと言ってくれているようなそんな気がしました。

ゾンビを撃つどころか撃ってもらおうとしていたことに気がつきました。We are 春眠旅団なのに。
僕も旅団の1人なのに。

これで日常に帰っていく僕らへの鼓舞と願いなんじゃないかなと思えた。
この日あなたは旅団の1人で思わせてくれる。

だからそれ受け取ったよと伝えたくて拳を突き上げ続けていたんじゃないかなと思った。

We are 春眠旅団に関して

We are 春眠旅団というライブタイトルとそのコンセプトの美しさ。それを表現し切るセトリとSiL並びにバックバンドの方々の素晴らしさに気がついた。

そしてライブツアーというエンターテイメントで物語を作り上げようとしているとしている麻枝准に感服。

We are 春眠旅団は旅する2人が各地で色々な人や出来事に巡り合って、また次の地へ発つというコンセプトなんじゃないかなと思う。
各会場の僕らと出会って色々なことがあって次に着いていくひともいればそこで別れを告げるひともいる。
アンコールはまさに旅立つ前の別れを感じていて、それは励ましでもあると思った。

以前からスローダウンしていくようなセトリだなと感じていたけどその感覚は間違いじゃなくて出会いの衝動から旅立ちまでの変遷を表しているのではないかなと考えた。セトリを見ていくと叙事詩にしか見えなくなった。

これに2公演残した今、気がつけて良かった。
次からは見方が全く変わると思う。

残すは名古屋と福岡。
次も全力で楽しむぞ!

うおっと


She is Legendの足跡を辿る


海味 はちきょう
Extreme  Flagの時XAIさんとこのみんが来ていた店。

おいさー!の掛け声でいくらを盛り付けることで有名らしい。他の海鮮も全部美味しくて大満足。


北海道 海鮮居酒屋 魚人
ライブMCでこのみんがエビの掴み取りをしたという話から(友達が)見つけた店舗。
掴み取りは仰っていた通りしゃりしゃりしてた。
釜飯が絶品でした。



このみんがSNSにあげてくれていた
patisserie okashi gakuのソフトクリーム。
シンプルでただただ美味しかった。



XAIさんとこのみんがExtreme  Flagの時に食べてものその2。
新千歳空港のらーめん 空 焼きとうきびラーメン。

味が濃厚で水が進む進む。

コーンバターに大満足。

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