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山口ペイトリオッツ 挑戦の軌跡 #21


第23節 vs岐阜

GAME1
山口83-90岐阜
(25-21,19-20,20-24,19-25)

3Qまでは接戦となった。山口はリバウンド、ターンオーバーからの速攻がうまくいった時間帯もあり、先行する展開となった。個人で言うと25.田中のドライブ、スリーポイントでの得点が印象に残った。岐阜は7.古賀の得点力で山口についていきつつセンターの外国籍選手が得点を重ねた。
勝負が決まったのは4Q。岐阜のスリーポイント攻勢に対して山口はシュートの精度が上げられず突き放された。中でも13.福井のプレーが大きかったように思う。自らのドライブでチャンスを作りつつスコアラーとしても高いシュート精度を誇った。最終スコアは83-90となった。


GAME2
山口81-93岐阜
(13-19,15-22,26-25,27-27)

1Qはインサイドアタックを頑張って守ってリバウンドから走る展開。7.エヴァンスと12.サンプソンが本当によく頑張って守っていた。山口もスピードをコントロールできずにシュートを沈められずロースコアな立ち上がりとなった。

その後は岐阜の試合に。この試合は17.杉本のシュートが当たっていた。15点差ぐらいで岐阜がリードを奪い続けていた。山口の反撃は3Qの後半から。7.エヴァンスのシュートタッチが良く、またリバウンドで頑張ってファウルを受け、点差を詰めていった。しかし、この日当たっていた17.杉本、そして前日に続き13.福井の活躍で再び大きなリードを奪っていった。最終スコアは81-93。岐阜がアウェイで2連勝を飾った。


第25節 vsアルティーリ千葉

GAME1
山口79-101千葉
(28-26,12-32,20-18,29-25)

昇格を争うアルティーリ千葉とのホームゲーム。12月の対戦からどのくらい成長できているのか。大きな大きな1勝を挙げることができるのか。そんなところが楽しみな試合となるだろう。

山口のスターティング5は不動のメンバー。千葉は11.杉本、24.大塚、6.小林、30.ラベネル、2.ドジャーの5名となった。立ち上がりは千葉のペース。0.山田と11.山口の得点で5-0と先制を許したものの、ピックを使ってズレを生み出すセットオフェンスと良いディフェンスからの素早い展開を見せ、7-19と大きなリードを奪った。2.ドジャーがオフェンスにうまく関わりながら最後はゴール下で圧倒的な存在感を放っていた。24.大塚にもスリーポイントが生まれたり千葉からすると理想的な入りができたのではないだろうか。

しかし、山口もスリーポイント攻勢で反撃を開始した。1.山下のシュートタッチが良く2本のスリーポイントを決めて勢いをつけると、12.サンプソンもその流れに乗るなど、チームとして6本のスリーポイントシュートを沈めた1Qとなった。スリーポイントでつないでいった山口が最後は逆転し、28-26とリードを奪った。

2Qも勢いを持って入った山口だったが、ゴール下でのレイアップを外した辺りから流れを失い、たちまち千葉のペースになっていった。2Qは千葉がスリーポイントを逆にやり返し、30.ラベネル、24.大塚、9.藤本、11.杉本、6.小林と多くの選手が見事に決めていた。山口は1Qとは打って変わりゴール下へのアタックが増えていった。千葉のディフェンスに変化が見られたかどうかを読み取ることはできなかったが、アウトサイドシュートがなくなったことで千葉に突き放されてしまったとも言える。ペースを掴んだ千葉が山口を一気に突き放し、40-58と大きなリードを奪って前半を終えた。

後半も全体的な流れは前半と大きく変わらず、千葉が着実にポイントを重ねていく中で山口がそれについていく形。印象に残ったのは25.田中。3Qの終わりにディフェンスからチームに勢いを持たせ、自らもシュートを決めるなど活躍を見せてくれた。

最終的には千葉が79-101で勝利。30.ラベネルが25得点の大活躍でチームを引っ張った。


GAME2
山口89-103岐阜
(18-26,31-25,18-29,22-23)

GAME2は7.エヴァンスが欠場。大黒柱を欠く中で厳しい試合になることが予想された。1Qはその予想があたり30.ラベネルがインサイドを支配。94.延原や6.松尾がマッチアップする中で自由にシュートを放っていた。対する山口は64.井手のプッシュで何とか繋ぎ、タイムアウトを積極的に活用しつつ粘りを見せていた。

その中で、8点ビハインドで迎えた2Qに山口が一気に流れを掴んだ。先頭で引っ張ったのが0.山田。ファーストプレーでスリーを沈めると、山田止まらん状態に突入。シュートを打てば入る状態となり、一時は山口がリードを奪った。最後は千葉も追い上げ千葉の2点リードで折り返したが、7.エヴァンス欠場の中で、インサイドのディフェンスもチームで頑張り素晴らしい前半だったと言える。


3Qの立ち上がりも64.井手の連続得点と12.サンプソンのスリーで山口が勢いを継続。しかし、千葉がタイムアウトで流れを切りゲームの主導権を握り返した。山口のディフェンスが戻りきらないうちにインサイドから攻撃することでスペースを確保してミスマッチを突くことができていた。山口の打出の小槌状態も終わり、千葉が一気に山口を突き放し勝負を決めた。

最終スコアは89-103。7.エヴァンス欠場の中、よく粘りよく戦った試合だったと思う。20点超えの得点でチームを引っ張った0.山田、12.サンプソン、64.井手を含め全員が最後まで戦い続けてくれた。

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