UEFI時代のブートシーケンスの変更方法

世界のマルチブート愛好家の皆様こんにちは!

最近ようやく重い腰を上げて、古いLegacyなブート方式から、今どきのUEFIなブート方式を使うようになった@hk220です。

今日は、複数HDDによるマルチブート環境の、UEFI時代のブートシーケンスの変更方法をまとめます。

(色々前提が抜けていたり、間違っているところがありましたらコメントいただけると嬉しいですm(_ _)m)

Legacyブート時代

古きLegacyブートで、ブートシーケンスを変更するには、電源を入れてすぐにF2(DELLの場合)を押してBIOSに入ってブートシーケンスを書き換えるか、F12(DELL(略)を押してブート先を選択する必要がありました。

また、BIOSの画面はリモートからアクセスできないため(IPMIによるブートシーケンスの変更や、仮想コンソールや、リモートKVMを使えるようなお金に余裕のある環境のマシンであればできる。)リモートからブート先を選択する事はできません。

私の場合、どのような場面で困っていたかというと、検証用マシンのOSを切り替えたいときに、わざわざマシンがあるところまで行ってモニターとキーボードを挿してBIOSを立ち上げて、ブートシーケンスでHDDを入れ替えるという作業が必要で、とてもめんどくさい作業で困っていました。

UEFIブート時代

UEFIブートの時代になって、状況は変わりました。

UEFIブートにおけるブート先は、ブートエントリー(Boot Entry)という形式でUEFIファームウェアにあるブートマネージャ(Boot Manager)に保存されています。

ブートマネージャはブートエントリーを保存するだけでなく、ブートシーケンスも保存しています。

もちろん、このブートシーケンスはBIOSの画面から変更することもできますが、なんとOS上から変更することができます!

Linuxであればefibootmgrというコマンドを使うことで変更できます。

sudo efibootmgr --bootorder 1,0,2

そして、再起動することで指定したOSで起動してくれます!

これにより、OSを切り替えるためにわざわざマシンのところまで行く必要がなくなりました!

※ただし、切り替え先のOSが正常に起動してくれるように、お祈りする必要はあります。失敗すると現地行きです。

まとめ

・UEFI時代のブートシーケンスはOSからも変更できるようになったよ!
・切り替え先のOSが正常に起動してくれるようにお祈りする必要があるよ!

参考文献


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