なぜ私は性の話をするのか
私は3年前、恋愛と性に関するPodcast「のんちゃんとヒジリコの秘密の花園」を始め今でも不定期だが更新している。
きっかけは単なるノリだった。
女子会してた時「初対面の人と話すのに下ネタ入れるとちょっと心が開いて仲良くなれるよね。」という話が出て、そういえばそうだ、じゃあ女同士ラジオで下ネタ話をしてみよう!という勢いだった。
普段エロい話はみんな興味があるのに恥ずかしいから話題に出さない。しかし女子だけの飲み会後半、一人が彼氏のセックスへの愚痴を喋りだすとスイッチが入ったかのように様々な場所から色々とネタが出てきて盛り上がることがあった。
みんな言いたいことはあるんだ…
ラジオを始めたら最初は自分たちの初体験とか話しながらキャッキャして盛り上がり、すごく楽しかった。
楽しいのと同時に同じようなネタが被るような気がしてたくさんの情報を仕入れるようになり、次第に内容は深く、多岐に渡った。
恋愛、セックス、性感染症、避妊、マスターベーション、セクシュアリティ、LGBTについてなど、性という言葉1つでたくさんの話題や疑問がうまれ、壮大になり、今正直途方に暮れている。
大海原に投げ込まれどうしようもなく
ボーッとしてる感じ。
性と1つの言葉をとっても例えば
「性的指向」↔「性的嗜好」は全く違う話になる。これを知ったのも最近だ。
性は壮大でこんなに生きることに必要不可欠な話なのに、知らないことが多すぎる。隠されすぎている。
私は何が知りたくて誰に何を伝えたかったんだろう。と途方に暮れている。
Podcastをやっていて不思議に思ったことがひとつ。それはリスナーさんからメッセージがくるようになったのはいいが、ほぼ男性で女性からのメッセージが一切来ないことだった。
私の発信力が足りないだけだったのか、男性からのメッセージは多かったが女性は3年間でたった1通だった。
なんか、凹んだ。なぜなんだと。
女性に向けて共感してもらいたくてやってた発信が、ただ男性へアピールしてただけだったのか?そんなにセックスの話は女性同士はしずらいのか?私の一方通行なのか?
それだけ性って人に相談しにくくて言いづらい話なんだって実感した。言いたいことはあるはずなのに。
私は同世代の女性ともっと性について話したいと思う。悩みを共有しあいたいし、知りたいと思う。だからもう少し勇気を出し覚悟をきめることにした。
先日、一緒にPodcastをやってくれていた相方・のんちゃんが長年のパートナーとの結婚を機に、卒業した。
自分の発信に制限をかけてしまっているからということだった。
自分の発信に制限をかけるってどういうことなんだろう。
これは本人のせいではなく社会構造が原因だろう。
女だから、結婚したから、30代だから、独身だから、○○だから、だから人は何かを辞めたり止めたり制限をかけなければ日本では生きていけないんだろうか。
私の大好きな人たちが、言いたいことも言えなくて生きづらくて面倒で親や社会になんとなく迎合しながら真綿で首をしめて自分でもわからないうちに死んでいくような。そんな風に見えて、つらかった。
言いたいこと言うには勇気がいる。覚悟もいる。
女だからとか30代だからとか独身だからとかそんなもん全部なくなればいいし、ないと思って生きたい。
Podcast、私はやめないで続けていくよ。
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