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プレイ感想|天穂のサクナヒメ


冒頭の米騒動(=蔵の火事)の後、サクナヒメは島流しの刑に処されるが……


まてまてまてまてお前ら?(背後の者ども)

なんで飢え死にそうになって倉庫の米を食らってたのか語る気はねえのか?
おひいさまもそこは追求しようよ。

田右衛門「お任せくだされ!」
そうじゃない。
すぐじゃなくていいから、ちと語りそうな気配だけでも序章のうちから感じさせてくれ。

頭垂れ 悩みの種を抱えつつ 狩りへ赴くサクナヒメ

後述の狩りから帰り、ゆうげの話を進めると語られる
神の世『頂の世』と人の世『麓の世』は鏡映しで影響し合うということが分かってくる
つまり神が米を貪っているから人の世は貧しいのだと
……もうちょい早いうちから語ってくれてもよかったね


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狩り(=2Dアクションパート)に赴き。

鬼にも鬼の生活があるとか考えちゃうね。
彼らは人間や神になにか悪いことでもしたのかい?
命を戴くには動機って必要なんだろうな。
(※うさぎの鬼やすずめの鬼からそれらを食材として戴く)

いや夜になって強くなる鬼を見たらそんなことも言ってられなくなったわ。
食うか食われるか。

もの知らぬ少女 脱兎の如し


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翌日 2023/11/12(日)
結構やっている。(15時間ほど)
中盤だなって感じるくらい。

鉄鉱石の入手が渋くて武器強化が止まってる。
稲をつくるのは楽しい
アクションはまあまあ止まりだけどつまらないわけではないから十分。なんだかんだ楽しんでいる。

毎夜はさまる田んぼの描写はけっこう感慨深く、嵐の日に『田んぼの様子を見に行かねえと』という気持ちがよーーーく分かったりするのである。

『朝まで休む』など選ぶ日はないのであった


で、いっせいトライアルが残り10時間ってところで体力が尽きかけて、購入するかどうか考えることになった。

結果から言うと、購入は見送り。
中弛みに嵌まったからだ。

アクションの幅がある程度理解できて、レベルアップシステム(稲作)もだいたい理解できた。

稲作パートは唯一無二なだけあって、非常に良かったと思う
眠くなりながらも一生脱穀していたかった


もちろん、これから新しい要素や理解していくことが増えていくのはあるだろうけど、やっていることは強いステータスの敵に対してこちらもステータスを上げるだけの横ばいアクションなんだよね。
じゃあ別にもうゲーム体験変わらないよね、と。決めつけ。

ストーリーも正直そんなに気にならない。ごめんね。
でも、一年目の冬にあった『せっかく収穫したお米を食べず、冬を耐え忍ばなければならない』という描写は良かった。通称:毒団子イベント。

次の年のために種もみを持ち越す 農の道は甘くなかった


あと、これは意外と大きいんだけど、好きなキャラクターが誰もいないんだよね。購入するかの判断に結構ダイレクト。
サクナヒメは可愛いし主人公だからそりゃ好きだけどさ、それ以上の何かはなかったかな。
敵キャラクターに物々しいやつとかいないし。

他の登場人物が全然好きにならない。
個人的に、和風のキャラづけされたキャラを意外と好きにならないのかもしれない。ただの生意気の範疇を超えてこない。

音楽は『颪―おろし―』が一番良かった。都っぽさと三味線の和っぽさがゲームの特徴を捉えていた。

そんなところです。
いろいろあるが、総じて良ゲーである。稲作は本当によく出来ている。

戸からの陽の光に過剰な描写はあったが、全体としてレンダリングが非常に好みだった


毎日食べるお米のおいしさは少しだけ上がったと思う。お米が毎日食べられる生活は、幸せそのもの。


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