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当たり前の日常

こんばんは。今回はいつもと違い、家庭で起こったことについて話させていただきたいと思います。正直まだ気持ちの整理がついていないのですが、この文章を書いていく中で少しでも落ち着けられたらなと思います。

実は今日の午前11:26頃、母親が左半身麻痺の症状を発症し救急車で運ばれました。たまたま自分が隣にいたためすぐに救急車を呼ぶことができましたが、それがなかったらすでにダメだったかもしれません。今現在は意識不明の状態で集中治療室で入院しています。

初めは意識がはっきりしていたのですが、救急車が着く頃にはろれつが回らなくなり、嘔吐を繰り返し、病院に着く前に意識がほぼない状態にまでなりました。

検査を行ったところ、症状としては脳幹出血および重度の糖尿病だということでした。脳幹は脳の中で最も大切な部分で、意識や呼吸など、生命維持に必要な機能を伝達する際に必ず経由する場所だそうです。そして脳深部にあるため、手術することはできないらしいです。また、母は日頃健康診断にいくことはなく、糖尿病であることに気がつきませんでした。そのため症状が知らぬ間に悪化し、今日脳幹出血という結果になってしまったようです。

お医者さんの話によると、少なくともこれまでの日常生活に復帰することはほぼ不可能で、意識が回復したとしても言語障害や半身麻痺など後遺症が残ってしまうことはまず間違いないそうです。そしてこの数日で自発呼吸ができなくなってしまった場合人工呼吸器をつけることに合意したのですが、その状態になった場合はもう回復は見込めないそうです(植物状態というやつです)。

つい半日前までは明るく日常を過ごしていた母が、今は意識を失い集中治療室にいることは今でも信じられませんし、今でも食欲も睡眠欲も薄れてしまうくらいショックなことです。

ですが、自分含め家族が面会して手を握りながら声をかけた時に、その意識を失っている母が右半身を動かしたり声を出そうとしながらわずかですが反応してくれました。それが反射なのか反応なのかはわからないのですが、自分はそれを見たときに「お母さんにはまだ自分たちの声が届いている、そして必死に頑張っている」と感じました。淡い期待かもしれませんが、こういうときに人は少しでも希望があるとそこに頼りたくなってしまうものなんですね。思わず泣いてしまいました。って書きながらまた泣いてしまいそうですが。

これまで当たり前のように過ごしてきた日常が、本当に突然に崩れてしまうものなんだなと思い知りました。これまで自分のことをのびのびと成長させてくれ、部活での挫折や浪人時代にいつも支えてくれた母には感謝してもしきれません。だからこそ、このまま意識が戻らずに終わってしまってはやりきれないです。このご時世ではありますが特別に毎日面会に行くことを許可していただけたので、きちんと毎日面会をしに行って声をかけてあげて、支えていきたいなと思います。希望を捨てずに、まずは意識が戻ることを願うばかりです。

もし意識が戻ったら、病室で暇だろうからNETFLIXでも見せてあげながら日常のことについて話をしてあげたいです。笑 金田一少年に最近はまっていたので、それを見ながら犯人の予想とかをしてみるのも楽しいかもしれないですね。そんな他愛もないことでもいいから、意識のある母と関わっていきたいです。今はそれが何よりもの願いです。

今は正直、留学や就活、部活のことについて考える余裕がなくなってしまいました。母はそんなことを望んでおらず、自分のすべきことをやりなさいといいそうですが、実際こういった状況になるとそうもいかないものなんですね。人って脆いんだなぁって。


健康は大切です。ありふれた日常はとても幸せなことです。このような発言はこれまで少し冷めた目で見ていましたが、今なら痛いほどわかります。自分が大切にしている人と関係性が冷めてしまっていたり、そういった人が健康診断に行っていなかったりしたら、冗談じゃなく手遅れになる前に改善することをすすめます。人は本当に、脆く弱い生き物です。今健康に大切な人と、または自分の時間を過ごせていることはとても幸せなことです。実感できないと思いますが、いずれする時がくると思います。少しでも考え直すきっかけにしてもらえればなと思います。

何もしていないと気持ちが切れてしまいそうなので、今後面会をするごとにどうだったかをこのnoteに綴って行くかもしれません。今は自分の心もすごく不安定なのでメンタルによりますが、もし書いていたら温かく見守ってあげてください。お願いします。



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