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自分は自分にしかなれない。

「君は絶対に変われない」
こう言われることが嫌で嫌で、私の自尊心と反骨精神に火を点けられて、変わろうと躍起になってきたことがありました。

何度も何度も怒らせることをして、こんなに怒らせてしまう自分はなんてダメな女なんだろう、なぜこんな事も分からないのか、と至らなさをいつも責めていました。

そういうときに決まって言われたのが「君は絶対に変われない」です。
本当、この言葉が呪縛みたいに張り付いて、ダメ女の烙印を押されてるような気がして、絶対にこれを認めることはできないと思っていました。
私は絶対に変わります、とどう変わればいいかも分からないのにごり押ししてました。

てか、なんでそんなことアナタに言われないといけないの?と怒りがこみ上げることも常でした。
人間は勉強して進化できることを証明したかった。
そして、意地でも見返してやるわ!と思ったんです←こっちが本音かな(笑)

とは言ったものの、「変わる」の方向性が定まらずに空回りやとんちんかんなことをして、結局また怒らせるの悪循環で、一度振られることになるんですがね(^^;

躍起になって変わろうとして解ったことは、人は変わる必要なんかないということ。
自分は自分にしかなれないということ。
この心とこの体で生まれてきたんだから。
この心とこの体でしか体験できないことを体験しに生まれてきたんだから、変わる必要なんかなかったのです。

「私は私にしかなれないことが分かったので変わろうとすることをやめます。」
復縁前に最初に宣言したセリフです。

あれから半年以上経って「前と変わったな」と初めて言ってもらえました。
自尊心と反骨精神がやっと報われた気持ちがして、心中で「やってやったぜ!」と思いつつ、「ほらね、人間は進化するんだよ~」と控えめに返事しておきました(笑)

変わるのをやめます、と宣言したことで、無意味な空回りが無くなって気持ちに余裕が出たことと、
変わったと認めさせたくて、向こうがこうだから……と相手に合わせるのではなく、自分がどうしたいのかという思考に切り替わったことが大きい変化かなと思います。

この達成感を味わうために、あの苦痛の時期があったのかなと今は思います。

本当に人生は、自分専用に緻密に描かれたシナリオなのかもしれない。


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