甘えていた。
昨日から去年のことを回想しようと思い、ずっと試行錯誤しているのですが、なかなか上手く整理できません。
書いては消し、書いては消し、まだ生々しくて、書くたびにいろんな感情や出来事が思い出されて、それらに向き合ううちに時間がどんどん経ってしまいました(^^;
渦中にいるときは日々過ごすことで精一杯で、表面的な気持ちに対処するしかしてこなかったように思います。
やっと深く考える余裕が出てきたということなのでしょう。
思い返すと自分自身でさえ、意外に思える感情が湧いてきたりします。
書くってすごいですね。私には書くことが合っているようで、いろんな思想や気持ちを見つけることができます。言葉に紡ぐことで浄化できる気がします。
話を戻して過去回想です。
最大の転機は、それまでの職場を辞めたことです。
私にとって前職は生活の8割でした。
立ち上げから携わり、細々と初め、徐々にお客様が増え、事業を拡大したり、ちょっとした危機があったり、仲間が増えたり減ったり………本当に私の中心でした。
一緒に始めたパートナーは当時の彼氏で、お互いの恋愛に対する価値観の違いから別れることにはなりましたが、その後も関係は良好で、信頼関係がありました。
私は彼にたくさんの恩義を感じていたので、仕事で返すと思っていました。
親とか兄弟とかそれに近い感情を持っていたと思います。
一番大きかったのは、彼に対しては本音も建前もなく何でもありのままを話せた、ということです。包み隠さず感情を吐き出し、それを聞いてくれる相手がいるって私にとってはとてもとても貴重な存在でした。そして、何かあったらこの人が私を助けてくれる、と思っていました。
それでも辞めることになったのは、今の彼氏がとにかく辞めたほうがいいと驚くような剣幕でいい募って来たからです。なんで?と聞くと「そこにいたらダメになる」と。
正直、単に元カレと同じ職場に居ることが気に入らないだけじゃないの?と思っていたのでいつも話をうやむやにしていました。
そうして、のらりくらりと悩んでいる間に、何故か社長とのすれ違いが増え、理解出来ない言動が増え、あんなにお互いに何でも話せたのに、話も出来なくなり、挙げ句、仕事に関して何かするときは必ず相談していたこともしてくれなくなり、本当に不思議なんですが、どんどん溝が出来ていくようでした。
たぶん向こうから見ても、突然私が理解できない言動を始めたと思っていたように思います。
辞めるほうに仕向けられている気さえしていました。
結局辞めろと言われ始めてから3ヶ月で本当に辞めることになったわけです。
特に引き留められることもなくあっさりと。
ここからが私の不安の始まりでした。
元は彼氏が辞めろと言ったわけですら、何かしら心の支えになってくれると思いきや、辞めて良かったことが早く解るようになれ、の一言で見事に突き放され。
この歳でちゃんと正社員になれるのか?
お金は持つのか?
なんの仕事ならできる?
足元が土台から崩れて暗闇に一人ぽつんと置いていかれたような感覚でした。
無職になって羽を伸ばしたのは最初の一週間くらいで、あとはもう不安の渦の中でした。
とにかく一人で居ることが出来ずに、友達を呼んだり、しょっちゅう電話したり、実家に帰ったり。一人でいるときは泣いていました。
心細くて心細くて「誰か私を助けて!!」と心の中で叫んでいました。
……過去を回想すると我ながら恥ずかしいです(^^;
本当にどんだけ甘えてんだ、と。
本当の意味で一人で生きたことがなかったんです。常に頼る相手を用意されていた。
困ったときは助けてくれて、話を聞いてくれて甘えさせてくれる場所があった。それはとても貴重なことですが、あのまま辞めずに居たらどこまでも怯えて自立もできなかったと思います。
彼氏はきっと私がずぶずぶに甘えたぬるま湯の中にいると解ったんでしょう。一人で生きてきましたみたいな顔して、実際は全然自立できていないことも。
転職して8ヶ月になります。自分だけの能力で少しずつ新しい居場所も確立できつつあります。最近になってやっと「辞めてよかった」と言えるようになりました。
やっと自分の中にくすぶっていた元カレと前職への思いをピックアップしてあげられた気がします。
感謝です。
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