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Deep Japan講座(3)を開催いたしました

皆さま、こんにちは。
いつも誠にありがとうございます。


昨日発生いたしました、宮城県、福島県における地震において被災されました皆さまに謹んでお見舞いを申し上げます。
昨日の午前中はDeep Japan講座を開催させていただいておりました。講座前は講座に集中するためにいろいろな情報に接しないで講座を迎えますため、地震のことを知らずに開催をさせていただきました。
ご受講くださいました皆さまのなかには、宮城県、福島県、近県にお住いのご親戚やご友人のことをご心配なさっていらっしゃった方もおいでのことと存じます。配慮が行き届きませず、たいへん失礼をいたしました。


さて、昨日の講座は、美しい日本語にふれ、その国の言葉がその国の国民性を反映・形成し、文化・伝統(歴史)をつくり、それが民族としてのアイデンティティーとなることをお伝えさせていただきました。
母国語は、自信と誇りをもってたくましく生きていくために重要なアイデンティティーの確立においてとても重要であることをお伝えさせていただきました。

そのことに関連して、藤原正彦先生のご著書「祖国とは国語」より、一文を紹介させていただき、国際社会において、実はとても重要である教養・素養は、「自国のことを知ること」であることをお伝えいたしたいと思います。

「祖国とは国語」(藤原正彦先生著)より
「祖国愛は国際人となるための障害と考える向きもあるが、誤解である。国際社会はオーケストラのごときものである。オーケストラに『チェロとビオラとバイオリンを混ぜた音を出す楽器で参加したい』と言っても、拒否されるだけである。オーケストラはそのような音を必要としていない。バイオリンがバイオリンのように鳴って、初めてオーケストラに融和する。国際社会では、日本人としてのルーツをしっかり備えている日本人が、もっとも輝き、歓迎されるのである。根無し草はだめである。」

合わせて、使う頻度が減っている日本語の多さに対する憂いも講座ではお伝えさせていただきました。
言葉の数は想いをめぐらせる思考の範囲や深さに関係します。

一説には、「雨」を表現する言葉だけで、400以上の言葉が日本語にはあるとうかがいます。
400通り以上の雨のイメージをもつことができるということです。
細やかに察し、繊細に表現する術を共有できているということは世界で輝く大切な日本の財産と存じます。
大切にしてまいりたいと思います🥰
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3月のDeep Japan講座のご受講生募集を開始いたしました↓
お越しいただけますと幸甚に存じます。https://www.kokuchpro.com/event/97c8d2a087db2c368b3d193633eb555c/

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