『成瀬は信じた道をいく』を読みました。

大学に進学した成瀬、相変わらずだなという感じですが、周りの成瀬への理解が進んでて嬉しいなと思いました。
もう、西武にユニフォームきて立ってた謎の人物ではないですね。
やりたいことをたくさんやって、全部中途半端になってしまうことを怖がっていたけど、なんでもやっていいんだと成瀬にいつも勇気をもらいます。
私は人に対して対応を臨機応変に変えるので、成瀬とは正反対なんです。
前に『それって、本当の自分じゃないから疲れない?』って言われました。
『本当の自分』って意味わかんなくて、他人は自分じゃないんだから合わない話をしても仕方ないだろうと思ってるんですが、なにがダメなんだろう。
成瀬は一貫してますよね。
周りはモヤモヤするんだろうけど、周りが合わせてくれなくても気にしないのが、成瀬っぽいなと思います。
私はきっとクレーマーさんを許せないし、『こんなことイチイチ気にするなんて、きっと幸せになれない。』と私の物差しで判断して関わらないように、やり過ごしていこうとするでしょう。
成瀬は事実だけを見つめて対応するので、ほんと感心してしまいました。
今回は成瀬の両親、特にお父さんが多めに出てきて、放任主義じゃ無くて普通に心配性な人だったのもおもしろかったです。
成瀬みたいな子をもつ親になったら、子どもを怒ってしまいそうだけど、怒っても正論で論破されそうな気もします。

最後の紅白けん玉は、ほんと、おもしろかったです。
そうか、年末か、紅白ね、けんだま‥
昨年末の紅白の映像を思い出し(去年は失敗)、あそこに成瀬がいるんだと思うと笑えてきました。

ドラマ化とかしたら誰がするんだろう?
環奈ちゃんとかがいいけど、成瀬の設定は若いので、なんか上手な俳優さんに演じてもらえたらいいなと思いました。

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