双葉

歌(うた)
皆さんはこれをどのようにお考えですか?

いつもお世話になっております。
ひよこと申します。

普段は、あいみょんへの愛をTwitterに書き込んで生計を立てている(大嘘)職業住所:Twitterの22歳女です。

自由に好きなことを呟ける夢の場所、Twitterにて事あるごとに呟きをして楽しんでいたのですが、どうしてもTwitterの文字数では語りきれない(いつも語り切れてない)事柄が発生して、すぐさまnoteというアプリをインストールしました。

端的に言うと、語り切れない事柄とは
【あいみょんの歌への解釈】についてです。

先立って説明しておきますが、これは私個人の意見でもしかしたら皆さんが抱いたことのない感情を書き込んでいる可能性もあります。どうかお手柔らかに!私が伝えたいことは大まかに以下の通りです。

・歌、解釈について
・『双葉』とは
・若くして亡くなる母から子への愛の歌
・『双葉』解釈(1番)
・『双葉』解釈(2番)

前置きがクソ長いので、さっさと双葉の解釈を読ませろよマインドの方はスクロールしてください。すみません、おばさんなもんで目次からビューンって飛ばせる方法がわかりませんでした🎶

歌、解釈について

冒頭の皆さんへの質問、皆さんはなんと回答しましたか?私の回答は「無限の可能性」これなんです。
どういうことかというと、歌って世界に数えきれないほど溢れていてきっとこれからも無数に生まれるものなんだろうなって思うんですけど、どの曲をいつ聴くか、どの曲にいつ出会うかって、きっと人生の数だけ種類があるんです。その歌に励まされる時だってあるはずだし、元カレを思い出してしまうこともあるだろうし(?)、歌って、それほどたくさんの人に色んな影響を与えているなって感じるんです。

私もその中の1人で、歌にはたくさんたくさん影響を受けて生きてきました。その中でも1番影響を受けたのはそう、俺らの歌姫、あいみょんの歌なんです。
初めてあいみょんの歌を聴いた時は、それまで感じたことのない衝撃が走って、こんな言葉で片付けてはいけないことは分かっているんですが彼女は“天才”だなと感じざるを得ませんでした。
言い訳になってしまうんですが「あいみょんの描く独特な世界を私なんかが理解できるはずがない」と、あいみょんの歌を全て理解しようと努力することや熟考する機会はありませんでした。

だけど、歌って、そうじゃないよなってふと思ったんです。歌というのは聴く人の感じ方によって全く違うものになるのではないか?それって歌そのものを理解することではないなって。
どういうことかというと、あいみょんの曲を聴いてこう感じるべきなんてものはあるはずがなくて、100人聴けば100通りの感想があっていいと思うんです。正解なんて、ないんです。
最適な言葉は何かなって考えた時に浮かんだのが
解釈でした。それぞれがあいみょんの歌を聴いて感じたこと、考えたこと、それが大事なのかなって。

私はその解釈を突き詰めたい、このクソデカ感情をどうにかしたい、たとえ自分の拙い語彙力であったとしても、文字に残したいと強く感じました。そして同時に、あいみょんの歌を聴いて皆さんがどのように解釈しているのかも知りたいと思いました。なので私と同じように感じたとか、逆に、そこはこう考えた、等々教えていただけると嬉しいです。

『双葉』とは

まずこの双葉という歌、これはNHK主催の「18祭」にて制作された歌です。この時点ですでに、ヤバそうであるのは確かです。新型コロナウイルス感染症の影響でリモートで行われたこの模様をテレビの前で、泣きながら見たのを今でも覚えています。双葉が予想通り、ヤバい歌であったことは言うまでもありません。
この放送を1回見ただけで、双葉のメロディーが私の中に刻み込まれました。あいみょんの歌って、1回聴いただけでメロディーが頭に残るんですよね。なんて女、なのでしょうか。
双葉、の意味についても調べてみました。
双葉:発芽した時、最初に出る二枚の葉。比喩的に、物事の初め
だそうです。ここで一つ気になったんですが、なぜ双葉なのか。子葉あるいは青葉だと辻褄は合わないのか?考えてみました。まず、子葉・青葉それぞれの意味について調べました。
子葉:種子から目を出した植物の、初めに出る葉。
青葉:今年になって新たに出た若々しい葉。若葉。また、若葉の茂ったもの。緑色の、木の葉。
という意味がありました。まず子葉と双葉の違いは、その植物が単子葉類か双子葉類かです。なぜ双子葉類の双葉が曲名になったのか、気になって仕方なくて理科の復習がてら思い出してみました。それぞれの根っこ部分について、単子葉類がひげ根であるのに対し、双子葉類は主根と側根からなります。確かに、双葉の方がしっかり育ちそうな感じはあるな…なんて考えたんですが、絶対に関係ない。直感でそう気づいて我に帰りました。つまり、理科の勉強は時間の無駄だったようです。
そこでもう一度、それぞれの葉の意味を見比べてみました。その中に、双葉にだけ“物事の初め”という意味がありました。ここが、曲名が双葉であるべき理由なのかなと個人的には思っています。詳細は下記に示します。

それを踏まえて、私なりにこの歌を解釈してみようと思います。前置きクソ長えよと思っているみなさん、そのキモチ痛いほど伝わっています。話長くてマジごめんなさい☆ここまで読んでくれた人、ありがとうすぎ、だいすき。では、本題です。

若くして亡くなる母から子への愛の歌

まず、18祭にて製作された歌ということもあったので最初は卒業の文脈で捉えようとしたのですが、なんだか腑に落ちなくて…。私にはどうしても『子供と若くして死別する母(私)の愛の歌』に思えてなりませんでした。よって、今回はこの解釈で書き進めてみようと思います。
ここで上記に示した双葉の意味の一つである“物事の初め”を掘り下げます。母と死別する子の年齢設定ですが、恋(青春)を経験する前の思春期の子どもなのかなと思いました。歌詞に「全部が青になる」とあるように、これから青春を経験していく我が子、つまり、これから色んな初めてを経験していく我が子へ向けたメッセージであると受け取れます。
さて、そろそろ、皆さんにまだかよ?いい加減にしろと怒られそうなので、歌詞の解釈に入ります。

『双葉』解釈(1番)

すみません、失礼します。みなさんの言いたいこと代弁しますね。イントロ、良すぎる。マジでイントロ、良すぎる。(2回目)

サヨナラが近づいている
その意味に悩まされる
母は自らの死期を理解していて、我が子との別れが刻一刻と迫ってくるという現実に酷く悩まされている。
(出だしからもう、引き込まれますよね。我々ファンはサヨナラが近づいてる?何と何の?どういうこと?と興味しか湧かないわけです、この双葉という歌に。)

八の字に曲がった君の眉が
懐かしい思い出すよ
困った様子の我が子を懐かしんで愛おしむ母。
(子への愛を八の字に曲がった眉、で表現するのヤバいんですよね。八の字眉、赤ちゃんのことが浮かびませんか?この単語で表現するってもう、ヤバいんですよ。私もはっちゃん眉毛なので「困ってるの?」とよく聞かれるんですが、いつになったらあいみょんにイジってもらえるのでしょうか。)

出会いの記念日荒れた頬に
あたたかいキスをくれたね
出会いの記念日=子の誕生の日、子は母にキスをくれた。その出来事が愛おしい。
(もちろん経験がないのでなんとも言えませんが、私の母曰く、母にとって子が爆誕する瞬間はとてつもなく尊いそうで、双葉の歌詞に誕生の瞬間が書かれているところからやはり母と子の歌なのではないかと感じました。)

泣きベソの顔ひどく汚れて
一緒に笑ったよね
泣いて汚れた顔でさえ、見ていると笑顔になれるほど母は子を愛している。
(これも経験がないので母曰く、になってしまうのですが育児ってやっぱり大変なんですよ。子どもは泣くのが仕事なんていいますが、あやすのも一苦労じゃないですか。だけど、それを思い出しても感想が「一緒に笑ったよね」になるって、それって本当に母は子を愛しているんだなっていうのが痛いほど伝わる歌詞だなと感じました。)

もう覚えている
全部が青になる
これまでの子との思い出を全部覚えている母。その瞬間全てが大切な時間だった。青=青春?これから青春を経験する子を表している。
(この部分、上記でも触れたようにとても大事な歌詞なんですけど「全部が青になる」この一文から、子の年齢を推測することができます。これから青春を経験していくんだな、と私は感じました。青春時代=高校生くらいでしょうか?また、18祭にて制作された歌でもあるので高校生と推測されるのが自然でしょうか。)

あの日よりも少し遠くで
今伝えたいことが
君が成長した今、心から伝えたいことがある。
(あの日=出会いの記念日=子の誕生した日と捉えられます。つまり「あの日よりも少し遠くで=青春時代を迎えるまさに、今」どうしても、母から子に伝えたいことがある、ということです。)

君も大人になったら
恋をするんだよ
①思春期を経験する前の我が子へのメッセージ。
(ここで「全部が青になる」とつながります。やはり、子は運命の恋を経験するほど大人ではないということが想像できます。)

運命の人に出会うまでは
傷が絶えないかもだけど
②恋を経験する我が子への応援メッセージ。
(母は運命の人に出会うまで、傷が絶えなかったのでしょうか。その経験を語れるということはきっと、運命の人に出会えているんだなと。そして運命の人との間に生まれてきてくれたのが愛する我が子なのですかね。エモ。恋を知らない君=芽が出たての双葉とも考えられます。)

今伝えたいこと:①.②のメッセージ
(母から子にどうしても伝えたかったこと、それは、思春期・恋を経験して成長していく子へ向けた応援メッセージであると解釈できます。また「あの日よりも〜」の直前まではこれまでの思い出話を語っているのに対し、この部分は、成長した我が子に「今」こそ、このメッセージを伝えたい、そういう想いが伝わってきます。そして、ここを境に歌詞がこれからの話、になります。)

悲しみなんかは
気づけば雨になる
今後どんな困難があったとしても、その経験は双葉を成長させる恵みの雨になる。
(最初、雨=双葉を成長させるものと考えたんですけどもしかしてこの雨「悲しみなんか」にもかかっているんですかね?悲しむことで流した涙も、最終的には雨となって双葉(子)を成長させる。はあ、堪らない。)

心耕し花が咲くまで
可愛く揺れなよ 双葉
色々な経験を経て困難を乗り越えながら健やかに成長してね。(夢を叶えられますように。)
(母から子への愛のメッセージでしかありませんね。言うまでもない。応援のメッセージ、愛を「可愛く揺れなよ双葉」で表しているの本当にヤバいんですよね。)

『双葉』解釈(2番)

約束の春が訪れて
あたたかい空気をこぼして
あたたかい春(死期(子との別れ))がすぐそこまで訪れている。
(母は余命宣告をされていたのでしょうか。約束されてしまった春がすぐそこまで訪れてしまったことがうかがえます。)

まるで君との会話みたいで
幸せって今思ったよ
訪れたあたたかい春は、まるで君みたいだと幸せを感じる母。
(1番では「サヨナラが近づいている、その意味に悩まされる」と語っていたのに…死期が訪れていながらも子を思い幸せを感じているんです。そしてもう、昔を懐かしむこともしていないんです。死への覚悟を感じます。)

ずっと忘れないで
胸の中に落ちて
ずっと私を忘れずに、胸の中にしまっていて。
(「これから色んなことを経験する君が、私のことを忘れないように胸の中で生き続けたい。」という母の想いが伝わります。)

誰も知らないところで
いつかまた瞳を覗かせて
夢の中では、きっと会える。
(誰も知らないところ=夢の中なんすよ…。なぜかは、このあと出てくる歌詞に注目です。)

君が大人になったら
見つけるその夢を
限りなく側で見ていたくても
もう叶わないらしいからさ
子が大人になり夢を見つける時、自分は生きていない事を悟る母。
(君が大人になる頃、誰よりも限りなく君の側でその夢を応援していたいという母の気持ちが伝わります。また、それが叶わないという現実を受け止めているようにも感じます。)

喜び全部を空に巻き散らして
目には見えない愛を降らせて
伝えて欲しいよ 双葉
もう亡くなってしまう自分へ、喜びの愛を降らせて伝えてほしいと願う母。
(喜び=限りなく側で見たかったけど叶わなかった、君が大人になって見つけた夢、また、それを叶える瞬間。
空へ旅立ってしまう自分に、目には見えないけれど、子から喜びを伝えてほしい。という母の気持ち。また、双葉を成長させるのは雨だったのに対し、喜びという感情は愛と表現しているんですよね。愛の雨…。)

涙の謎を教えて
もう一度会いたいけれど
なぜ涙の雨を降らせているのか、会いたいけれど…もう会えない。
(ここ!ここではっきりと死別していると断定できます。もう一度会いたいけれど、会うことができない。つまり、母は亡くなってしまったと。
「涙の謎を教えて」これは、遠くへ旅立ってしまったから、なぜ子が悲しんで涙の雨を降らせているのか分からない母が、その理由を知りたい、力になってあげたい、という気持ちであると捉えられます。直前の歌詞で愛を降らせてとあるので涙の雨ではなく愛を降らせて欲しいという気持ちも伝わります。つまり、母にとって、子の涙の謎を知ること=会いに行く理由となるわけです。)

君の夢の中へ
遊びに行くからね
夢の中へ遊びに行く=会いに行く
(私が双葉で1番好きな歌詞です。(号泣)先ほど、誰も知らないところ=夢の中と記載しましたが、なぜそう解釈したか語らせてください。
亡くなってしまった母からすれば、いつでも子を愛していて自分を思い出してほしいけれど、今を生きてこれから色んな経験をする子は、もちろん母のことを愛してはいるけれどきっといつでも母を思い出すことは難しいと思うんです。そのことを母も理解していて、だからこそ、瞳を覗かせてくれれば、いつでも君の夢の中(誰も知らないところ)へ遊びに行く、会いに行くよというメッセージなんだと思うんです。本当にヤバくないですか?(大泣き))

心の傷も酷い言葉も
受け止めてあげるぞ
子に辛いことがあれば、会いに行って受け止める母。
(「心に傷を負った時や酷い言葉を浴びた時、瞳を覗かせてくれれば、いつでもどんなことでも受け止める」という母の気持ち。生きていても亡くなってしまっても、子を想う母の気持ちってこれなのかなって。マジ泣けます、ママだいすき。)

君も大人になったら
恋をするんだよ
運命の人に出会うまでは
傷が絶えないかもだけど
悲しみなんかは
気づけば雨になる
心耕し花が咲くまで
可愛く揺れなよ 双葉
可愛く揺れなよ 双葉
可愛く揺れなよ 双葉
1番のサビで示した解釈と同様です。やはり、母が1番伝えたいことは①.②のメッセージなんだと思います。最後の「可愛く揺れなよ 双葉」×3、本当に本当に健やかに、幸せに生きていってほしいという母の気持ちが溢れていて…。言葉が出ません。

最後に、あいみょんが下記に記載する意味を込めていないことは承知の上で、こんな話を聞きました。
例えば、もし、あなたの夢に好きな人が出てきたらあなたはどう思いますか?私は「夢にまで出てくるなんて、私あの人のこと好きすぎ…恋する乙女☆」と思います。ですが、昔、日本では逆の解釈もされていたそうです。つまり「私の夢に出てくるなんて、アイツ私のこと好きすぎじゃん🎶」と考えられていたということです。奈良時代の和歌が収められた「万葉集」の中の何首か、そう解釈すると意味の通る歌があるそうです。
この解釈で双葉を考えてみると、夢に出てくる母を思う、子の気持ちは「母、自分のこと好きすぎて夢にまで出てきた!」となるわけです。
分かりますか?つまり、"母から子へ愛情を伝える最も強い方法が、夢に出ること"なんです。死ぬほどエモくないですか?ちなみに私はエモ死にました。

そんなこんなで、長々と書いてしまいましたが私の『双葉』の解釈はこんな感じです。
双葉という歌をこの世に生み出してくれたあいみょんには感謝しかないし、やっぱりこの歌は聴けば聴くほど考えること、気づくことだらけです。
あいみょんがどんな想いでこの歌を作ったのか、全部を理解することはできないけれど、歌ってやっぱりすごい。やっぱり歌が、あいみょんが、あいみょんの歌が、大好きです。
ここまで読んでくれた辛抱強いみなさん。本当にありがとうございました\(^o^)/

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