吸って、吐く

ずっと、息が出来ていないみたいな感覚

期待してもらっている

嬉しい　有難い　応えたい

あれも　これも

やりたい
やろう
あれもある
これもある
あぁ、あれもだ
やらなきゃ

やらなきゃ
やらなきゃ
やらなきゃ
やらなきゃ

私がやらないと
誰かが困るから
私がやらないと
期待に応えなきゃ

想いだけ
お金とかじゃない、よね、
断るなんてできない
任せてもらったんだもん
望まれていることがわかる

最初は大丈夫だった
でも
だんだん
徐々に徐々に

人に見せている自分と、自分の心の声の乖離で、おかしくなりそうだった

「こんな想いを持ってるんです」

そんな想い、今はこれっぽっちも無いんです
見失っちゃってるんです
どこかに行っちゃったんです

「こんなことやってるんです」

今は心から楽しんでできてないんです
ただただ苦しいんです
逃げたいんです
でも逃げられないんです
やるしかないんです

みんなから見えてる「ひなちゃん」を演じている気がした
ごめんなさい、今のほんとの私は、あなたが見ている「ひなちゃん」じゃないんです

でも、こうする以外の方法が分からなかった
もうこんなことやめたい
やめたいのに
無理だった
走るしかなかった
走って走って1人になったら、急に糸が切れたように項垂れてた

内と外の自分のギャップが、いつの間にか肥大していたらしかった
びっくりするくらい些細なメッセージで、突然限界が来た

「がんばったね、辛かったね」

今の気持ちを言葉にしたら、言葉をかけてもらったら、いつの間にか涙が溢れた
泣くつもりなんて、そんなの、無かったのにね

そうだね、頑張ってたね、辛かったんだね

自分が思っていたよりも自分は苦しんでいて、あっけなくて、脆かった
役目や責任を背負い過ぎて、自分で首を絞め過ぎていた

たくさんの囚われ　自己処理　我慢
負のループが続いている

受け止める側が多いからこそ、自分を曝け出したり、受け止めてもらったりすることが少なくなってしまっていたのかな
ずっと抱え込んでいたんだね
今はただ解放されたいんだね

心が動かない、今は動く心が無いと言った

そしたら、「それは死んでいるのと同じじゃないの？」って言ってもらった

ほんとにそうだね、今の私は死んでいるんだろうね
心が動くような余白が、何をしたいか考える隙間が、これっぽっちも無いんだもんね

湧き上がるものが、私の中から出てくるまで、ゆっくり待ってみたいな

怖いよね
引くのも、止まるのも、待つのも

でも、誰かの幸せを願う側の人間が、満たされずに死んでいるのはきっと違うよね
待てるといいな
ゆっくりできる時間を過ごせたらいいな

すごく迷った
こんなことを書いてもいいのかどうか
傷つけちゃう人もきっといる
周りに心配をかけたいわけでも無い

でも、せめてこの場所では、正直者の自分でいたいと思った
綺麗な自分だけじゃなくて、苦しいところも残しておこうと思った
ごめんね、わがままだよね
でも、今悩んでいることを吐き出して整理したら、ちょっとすっきりした

いつかこれを見返して、あの頃の自分があったから今の自分がいるんだなって思えていたらいいな
もし同じようなことで苦しむ時がまた来たなら、このnoteが今のあなたに寄り添えるものであったらいいな

何もない時間を過ごそう
白があるから黒があるはず
白を味わおう

息をしよう
吸って、吐いて
心を取り戻そう

そう、できたらいいな