人生で初めて大失敗したら、愛されていることに気がついた話。
こんにちは、ひなのです。
今回は、はたあげ日記のような、そうじゃないような、私の話を書きます。
最後まで読んでいってくれると嬉しいです。
まずはちょっとだけ、私の過去の話から。
私の子ども時代は、周りから見たらすごく“いい子”だったと思うんです。
勉強ができて、コミュニケーションが取れて、運動は苦手意識あったけど人並程度にはできる。
色々なリーダーを任せてもらって、友達もたくさんいて、親からも先生からも期待されている、そんな子でした。
でも、同時に、すごく臆病だった。
臆病になっていった、の方が正しいかな。
その理由は、『評価』でした。
成績が良かったら褒められるし、そうじゃなかったらもっと頑張れと言われる。
何度も、何度も。
自分の足りないところばかりに目が向いて、無意識的に、完璧な結果を求めていくようになりました。
「完璧にやらなきゃ」
「失敗しないようにしなきゃ」
「“いい子”でいなきゃ」
周りからの評価や期待に応えなきゃと、この期待を裏切らないようにしなきゃと、必死に頑張ってきました。
そして同時に、周りから褒められるほど、期待されるほど、何度も何度も自分のことを否定していました。
「私はそんなに立派な人じゃない」と思っていたから。
周りには見せないようにしていたけれど、自分の心の中は、臆病な自分に支配されていました。
だから、ずっと苦しかった。
それは今も消えることなく、呪いみたいに私の中にあります。
さて、話を今に戻しますね。
10日前、RYFで1人実践をしてきました。
その様子はこちらから。
みんなを迷宮に連れ込んで、私も一緒に迷子になったような実践でした。
大失敗したって、このときは思って。
悔しくて悔しくて、講座のzoomを閉じた瞬間に涙が溢れてきて、子どもに戻ったように大泣きしました。
ひとしきり泣いた後に、ふと気がついたんです。
「私、人前でこんなに大失敗したの、初めてだ」
本当に、初めてなんです。
もちろん小さな失敗や、うまくいかなかったことはたくさんあります。
でも、人前でこんなにド派手に転んだのは初めてでした。
周りから期待される私の像に応えようと、失敗しないように、完璧にって思って生きてきたから、転んだことが無かったんです。
だから、転ぶことがずっと怖かった。
周りの期待で創り上げられた私の像に私自身が当てはまることができなかったとき、きっと失望される、と思っていたから。
でも、今回大失敗してみて気がついたことは、大失敗した私のことも、愛してくれる人たちがいるということです。
私が恐れていたことは何も起きませんでした。
誰も私を笑わなかったし、私に呆れなかった。
それどころか、精一杯の愛で受け止めてくれた。
「おつかれ!」
「かっこよかったよ!」
「よく頑張った!」
温かい言葉と眼差しを、たくさんたくさんもらいました。
何度成功体験を重ねても、自分に自信が持てなかった。
でも1回大失敗したら、愛されていることに気がつけて、じんわりと自分の中に自信が湧いてきました。
おかしな話ですよね、でも、本当にそう思ったんです。
どんな自分でも、受け止めて、愛してくれる人がいる。
19年間生きてきて、初めて気がついたことでした。
こんなにも満たされた感覚は初めてで、今度は嬉し涙が止まらなくなりました。
この1人実践、大失敗じゃなくて、もしかしたら大成功だったのかも。
そんな、人生で1番愛おしい気づきをした、1人の女の子の話。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に、RYFと、仲間たちに心からの感謝を。
ひなの
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