変化は苦痛か楽しみか
おはようございます。🐤
今日はなんとも悲しく切ないニュース、胸が締め付けられること必至です。手数料のプロとして何か助言できることはないのか、探していきます。
ニュース
3行でまとめると
小銭の預け入れ
紙の通帳を作ること
そんなことに手数料払いたくない!
ということです。
当たり前とは?
僕たちはサービスを受けることに鈍感になりすぎてはいないでしょうか。日本人の接客の神対応ぶりがすごいと海外の人たちからの評判はみなさんご存知のとおりだと思います。「おもてなし」の心が日本人の美徳と考えている方も多いと思います。
しかし…銀行や郵便局の立場にたってみると、小銭の扱いは手間でしかないのでしょう。
店舗でレジ係をやったことのある人なら、小銭の過不足に気をつかった経験はあると思います。毎日開店前に銀行で両替手数料を支払って手間をかけて十分な小銭を準備し、閉店後は小銭を数えて帳面と照らし合わせます。計算があわなければどこかに小銭が落ちていないか探し回ります。
そもそも小銭を扱うのはたいへんなので、法律で1回の会計で使える小銭の数の上限は合計20枚と決められているくらいです。銀行やゆうちょなどの金融機関に何百枚ももっていって無料で両替、預け入れ、引き出しをしてくれるのは、サービスがあるのにそこに支払いが発生しない、いわゆる「見えない経費」なわけです。
そこらへんを理解すると、硬貨の取り扱いに手数料をとることに対して「こんな馬鹿な話がありますか」という言葉はでてこないと思います。手間は発生しているのは誰でもわかることです。会社員はサービス残業するのが当たり前だと言っているのと同じです。
これまでももちろんここに経費はかかっていたのですが、この手数料を「見えないように」「隠して」いました。現在は預金の利子がこれ以上下げられないという限界まできてしまったので、銀行は利益を確保できず、ここに手をつけざるを得なくなったのです。
というわけでまとめると、硬貨の取り扱いに手数料が発生するのは認めないといけません。認識を改めることが必要です。
ではどうすれば…
隠そうと思えばまだまだ隠す方法はあるかと思いますが、これからは流行らないように思います。大衆が、特に若い世代が賢くなってきています。
「無料サービスが当たり前」と考える年寄り世代に対して、「無料には理由がある」と若い世代は考えます。
まず、そもそもですが、なぜ1円玉貯金ができるのでしょうか?
現金を使うからじゃないですか? 現金を使わなければそもそも小銭は発生しません。この記事内では「もう現金しか使わない」と結論づけていらっしゃいますが、方向が逆です。現金を使わなければ小銭を使うことがなくなり、みんながハッピーになれるのに。
というわけでみんながPayPayを使うことが解決のひとつ目の案です。1円玉貯金の代わりにPayPayボーナスを貯めれば解決です。
PayPayが難しければクレジットカードです。なんの操作もいらないのでお年寄りに向いていると思います。お年寄りは目が悪くなって計算能力と判断能力が落ちるので、どんな支払いにもお札を使いがちです。クレカならカード1枚出せば解決できます。
それでもどうしても現金を使いたいなら、スーパーによってはセルフレジや、入力は人がやってくれて支払いは機械でできるところがあるので、そんなスーパーを選べば良いです。
数えなくてもいいです、機械を信頼して財布の中の小銭を全部投入するのです。そしたら機械が考えて最も少ない枚数の硬貨をおつりとして返却してくれます。これは若者にも通用するライフハックです。
しかし、ここでも改めて認識しないといけないのは、小銭を使う人はスーパー側の手間を増やしているということです。スーパーの人の手間が増えて、それは経営を圧迫するか、もしくは商品の値上げにつながって利用客の負担として上乗せされるということを認識しましょう。
無料で受けられるサービスはありませんし、そんなもの求めるべきではありません。
新しいものは覚えられないというのは、楽しみを自ら奪っているのではないか
「私は古い人間だから、新しいものは苦手で」
「もう年齢が年齢なので、新しいことを覚えられなくて」
ということ、それはそれで良いんじゃないかと思います。誰もが誰かに迷惑をかけて生きています。誰にも迷惑をかけないなんてたぶん無理なことです。
しかし、変化に対応することを苦痛に感じる代わりに、変化を楽しむことを覚えると人生が明るく豊かになると思います。人間って、新しいことを覚えて身につけることを本来は喜びに感じるはずなんです。
僕が子どもの頃は、たばこの吸いがらは川や道路に捨てるのが普通でした。「迷惑なこと」だとは考えませんでした。
電車の券売機が自動化されて買い方がわからなかったり、駅の改札が自動改札になってうまく通れない人もいました。
今では、たばこの吸いがらは携帯灰皿や、そもそも喫煙所が限られていますのでゴミがでなくて、清掃の手間がはぶけていますし、きっぷ売り場や改札の人件費も削減できています。たいへんだけど、多かれ少なかれ人間は時代の変化に対応しているのです。
そしてその結果どうでしょう、世の中は良くなっているのがほとんどではないでしょうか。改札は人にきっぷを切られるのがいいですか? 券売機ではなくて、切符売り場の人とやりとりするのがいいですか? ごみは道に捨てて、ごみを拾う人がいるという分業がいいですか? 僕は今の世の中が良いと感じます。
変化を楽しむことができる、心のゆとりをもちたいものです。
というわけで、それではまた、DeFi〜(@^^)/~~~
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