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STEPNのお金の流れを整理し、未来を予想してみた

おはようございます。🐤

STEPNを勧めたり、危険だと言ったり、キャラが定まらないなと思われそうですが、僕なりに一貫しています。STEPNはブロックチェーンのすそ野を広げる可能性がとても高いと感じています。

近い将来、クリプト外からの参加者を巻き込んで人気に火がつき、大フィーバー&パニック状態になって、Gox連発社会問題化、STEPNによる交通事故の増加、規制によりSTEPN禁止というところまでは見えます。

STEPNをきっかけに、ブロックチェーンの利用者が増え、暗号資産のやり取りが普通になり、便利な社会になって世界全体が一歩前進することが僕の夢です。だからここに一所懸命になっています。

本も書こうとしています。

さて、昨日STEPN公式のDiscordで、「SOLの買い方がわかりません」「ドルをいくらと入力すればいいのですか?」と、ほんっとに何もわかっていないのにSTEPNを始めようとしている人をみて驚愕しました。やばいです。STEPNやばいです。

そんな人にはめいっぱい危険を啓発して、お引き取りいただいた方がお互いのためだと思います。冷たいけどしょうがないです。

一方で、STEPNを詐欺とかポンジだと決めつける人もいます。

言いたいことはわかります。ポンジ的です。現段階でSTEPNの収入はユーザーからの資金しかありません。

でもポンジスキームは詐欺です、STEPNは詐欺ではありえません。

STEPNを「ポンジ」つまり「詐欺」というのは、普通に侮辱とか名誉棄損とか、誹謗中傷にあたると思います。

自分の書いたブログが「ぼったくりの情報商材」とか「詐欺」とか「誹謗中傷」と言われる感覚、理解していただけるでしょうか?

ということで(どういうことだ?)STEPNまわりのお金の流れを整理して、STEPNがポンジ、つまり詐欺なのかどうか、このnoteを読んでいるみなさんに判断していただきましょう。

ポンジスキーム

超有名な詐欺で、詐欺の代名詞ともなっています。

ポンジ・スキームとは、「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に還元する」などと謳っておきながら、実際には資金運用を行わず、後から参加する出資者から新たに集めたお金を、以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用によって利益が生まれ、その利益を出資者に配当しているかのように装うもののこと。

https://ja.wikipedia.org
ポンジ・スキームのイメージ

この詐欺のポイントは、①ウソの情報で出資者をあおること、②投資するといいながらほんとは何もしていないこと、③出資者の資金がどう運用されているか見えないことです。

DeFiの新規プロジェクトは、①Whitepaperなどで自プロジェクトの信頼を獲得し出資を募る、②その説明に沿ったサービスを実際に提供する、③出資者の資金がどうなっているかがすぐわかる。

ことから、ポンジとはかなり違うと僕は考えます。

しかし!
中には、①コピーのプロトコルやコピーのロードマップ+インフルエンサーとの提携で出資者を煽る、②サービスは実際に提供するもののただのコピー、③出資者の資金は透明なだけで盗られ放題。

という、完全なポンジであるプロジェクトも多いのは事実です。もう一度確認します、中身がなくて持続可能な資産運用をする気がなくて、煽って出資者を集めて持ち逃げするのがポンジです。

ではどうやってそれを見極めたらいいのでしょうか? そのためはまずお金の流れを理解しましょう。

DeFiの基本~お金の流れ

STEPNの利益は大きく2つ、独自トークンのGSTの発行と靴NFT(およびアイテム)の売却益です。

1つ目 独自トークンGST

1つ目は独自トークンGSTの発行ができることです。STEPN運営はGSTを無料でいくらでも発行することができます。DeFiに不慣れな人は信じられないかもしれませんが、独自トークンは自分で自由に発行できます。

その独自トークンに使い道があったり、有力な投資先とみている人が多かったら、そこに価値が生まれます。今のSTEPNのGSTはそういう上昇相場です。

GSTに価値をつける順序はつぎのとおりです。

  1. STEPN運営はVCなどの出資者から、プロジェクトへの出資を募ります。そこで、USDCやSOLなどの提供を受ける代わりにGSTやNFT靴を配布します。

  2. VCは、自分が得たGSTの価値を高めたいからプロジェクトを応援します。

  3. STEPN運営は出資を受けたUSDCやSOLを使い、GSTとの流動性プールを作ります。例えば100 USDC:10,000 GSTの割合で流動性を提供すると、初期のGST価格は1 GST=0.01 USDCになります。

  4. プロジェクトに魅力を感じたり、靴のレベル上げやMintに使いたい人がGSTをそのプールから買います。

  5. すると、GST価格が上がります。

  6. GSTが高くなると、ゲームで得られるGSTを売ろうとする人が多くなり、GSTが売られるとGST価格は下がります。

ゲームで得たGSTって、何かと必要ですよね。レベル上げだったりMintだったり、そんなこんなで、ほとんど売られることなくゲーム内で消費される一方で、時には購入されるからGST価格は上がっていくのです。

GST価格が上がることは、VCや早期参入者や、なによりSTEPNの運営サイドに有利に働きます。

2つ目 独自銘柄NFT靴

次がNFT靴です。

Commonの靴が8 SOL≒$800、これは今のレートでいうところの0.3 ETHです。Love Addicted GirlsのNFTでもここまでの価値はなかなかつきません。

Uncommonの靴は28 SOLくらい≒$2,800、これは約1 ETH。高級NFTです。

そしてRareに至っては210 SOLくらい≒240万円くらいです。(なぜかここだけ日本円)、Epic、LegendaryはBAYCやPunks並みのレンジを狙っているそうです。

そんなに高い靴だからといって、値段に比例した稼ぎがあるわけではないのですが、きっとこのLegendary靴NFTに価値を感じる人はいるのでしょう。

公表されていないのでよくわからないですが、取引高もものすごいことになっているはずで、NFTの販売とその二次流通手数料で莫大な利益が得られそうです。

総合的なお金の流れ

ということで、新規参加者はまず高級靴を買う必要があり、それは基本的に既存ユーザーから市場で買うことになります。「新規ユーザーから既存ユーザーへの金の流れ」はここで発生します。

やっていることはNFTの売買ですが、これはポンジといえるのでしょうか?


ステーキングと似た構造のGameFi

GSTもからめて考えてみます。

一定の資産を預けると株式がもらえて、その株式を持っていると配当がもらえます。配当は自社製品です。

一定の資産(SOL)を預けて靴NFTをもらい、その靴NFTを持っているとGSTトークンがもらえる、似ていませんか?

Uniswap v3では、トークンをステーキングするとLPトークンの代わりにERC721のNFTを受け取ります。これは何もしなくても付加価値を生みます。

STEPNなどのPlay to EarnはよくあるDeFiプロジェクトが外見を変えたもので、中身は同じだと僕には思えます。

move&earnアプリの未来

吉野家の「歩く割」は100万歩くらい歩いて牛丼並盛が一杯無料になったそうです。

1日1万歩、3か月ちょっとかかってやっと380円程度の稼ぎでも、ユーザーには一定のインセンティブになったのです。

Runkeeperなどのフィットネスアプリの利用者の中には「課金しても使いたい」層が一定数います。

また、靴NFTの取引はOpenSeaのNFTの取引と同じように運営に利益をもたらし、それをユーザーに還元できることを考えると、持続可能性が見えてこないでしょうか?

まとめ

総合します。僕はこんな未来を想像しています。

  • STEPNが各種スポーツメーカーと提携し、スポンサーがつくようになる

  • 急激な加熱によるバブルはいったんはじけるが、靴NFT価格が1/10程度になると、参入者が徐々に盛り返し底堅い動きをする

  • 1日200円程度、月6000円程度がユーザーの平均的な稼ぎとなる(現在の1/10程度)

  • その時の収入源は、新規参入者だけでなく、継続ユーザー、スポンサーなどである

  • Runkeeper、NIKEなどのフィットネス企業がGameFi分野に進出する

  • STEPNは選択肢のひとつとなる

そんな夢を見ています。

だめだ……夢を語ってしまいました……でも、STEPN始めようとする人は気をつけてくださいね、説得力あるかな?

また、この度Kindle本を出版しましたのでご紹介します。(2月27日追記)

今日の内容が参考になればうれしいです。

それではまた、DeFi~(@^^)/~~~

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