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アルパカさん、レバレッジ簡単調整機能を追加

おはようございます。😊

今日はアルパカさんのUIアップデート、その内容を紹介します。

このツイートで、めだかさんは一瞬で理解されてましたけど、僕は理解できませんでした。

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レバレッジの調整とはなんなのか、言葉面はなんとなくわかりますが、自分のポジションがどうなるのか、内部ではどう動くのかを実際にやってみました。

それでは、いってみましょう!

現在のポジション

・ALPACA-BUSD x1.26
・1ALPACA=$0.59
・Position Value: 2,735 BUSD+ 4,623ALPACA($5463)
・借入:1888ALPACA
・受取り予定額:$4349

レバレッジ調整(これまでのやり方)

さて、これをレバレッジx2.0に戻そうと思います。

現在のポジションのままだとロングが強くて、アルパカ価格の上げ下げにとても影響を受けるので、レバレッジx2で疑似デルタニュートラルにしたいのです。

そのためには、一旦ポジションクローズ⇒再オープンするのがこれまでのやり方でした。

これにはポジションクローズ手数料(約0.01BNB=$3)とオープン手数料($3)および両替手数料がかかります。

手順はつぎのとおりです。

[ユーザーがクローズします]
アルパカさんがPancake-LPを解体($5463)
・Minimize Tradingで返ってくるトークン⇒2,735 BUSD + 2,735 ALPACA(計$4348)

[ユーザーが再オープンします]
・返ってきたトークンを全て投入(計$4348)
アルパカさんが借入+Pancake-LP作成
4348 BUSD + 7326 ALPACA($8696)の新しいポジションが完成

レバレッジ調整(新しいやり方でレバレッジを上げる)

それが、新しいアルパカさんのレバレッジ調整ではどうなるでしょうか。

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アルパカさんのFarmのページから、「Your Position」の「Adjust Position」をクリックしましょう。

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「Adjust Position」の画面です。

上半分は担保追加の欄ですね。前は「Add Collateral」でしたが、追加だけでなくより詳細な調整ができるようになりました。それがもう少し下の画面です。

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シニアアルパカが、「レバレッジを上げて借入額を増やし、潜在的な利益を増幅させることもできるし、レバレッジを下げてリスクを下げることもできる」と説明してくれています。

その下の「Borrow more?」をクリックすると、レバレッジ調整のバーが現れます。

現在、自己資金$4357に対して1888ALPACA=($1121)を借り入れているので、レバレッジは(4357+1121) / 4357 = 1.26倍です。

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自己資金の額の計算方法は上の図の3671 ALPACA = $2178と2178BUSDの合計です。

最初のポジションオープン時に投入した自己資金額でないことに注意です。

この自己資金のまま、レバレッジを2倍にしたいので、さっきのレバレッジ調整バーを右に、2.0までもっていきましょう。するとこうなります。

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ワンクリックでさきほど計算したポジションクローズ+再オープンの値にもっていくことができそうです。7329 ALPACA + 4354 BUSD = $8708

ということで、非常に細かいことですが、アルパカさんの1回分の手数料(約0.01BNB)が節約できました。

アルパカさんがPancake-LP解体と再作成をしなくてすんだからです。

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また、ユーザーの手間もすごく減りました。

※細かな値は、スクショごとに違っています。これはすごく細かい間隔でアルパカ価格が変動しているためです。手続き上PancakeのLP解体の手数料が不要となり、僕たちユーザーの立場ではアルパカに支払う一回分の手数料がカットできます。

レバレッジ調整(レバレッジを下げる)

さきほどの調整はレバレッジを上げる方向でした。

レバレッジ=(自己資金+借入額)/自己資金なので、レバレッジを上げるというのは、借入額を増やすか自己資金を減らすかです。さきほどの例では自己資金を減らさず借入額を増やしました。

もう一つの例、レバレッジを下げるのをやってみましょう、

[現在のポジション]
・BNB-BUSD x2.26
・1BNB=$318
・Position Value: 43.88 BNB + 13,944 BUSD
・借入額:15,496 BUSD
・受取り予定額:39.00BNB($12,360)

これをレバレッジx2.0にしたいです…

レバレッジを減らすには、借入額を減らすか自己資金を増やすかなのですが、アルパカさんは借入額を減らすことは許してくれないようです。

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確かに「Borrow more?」としか書いていません。「Borrow less」はありません。

ということで、レバレッジを減らす方向に調整したい場合は、自己資金を増やすことになります。つまり、担保を増やすということです。

担保を追加する

自己資金を増やす=担保を追加する方法は今までの「Add Collateral」の時と同じで、上の欄に追加する担保を入力します。

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下のバーで希望のレバレッジを入力すると、入金額を表示してくれるので、それを目安にしましょう。

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担保を追加せずレバレッジを下げる

自己資金を追加せずレバレッジを減らしたい場合は、借入額を減らす必要があるのですが、借入額を減らすためにはPancake-LPを解体しその一部で借り入れの一部を返済しないといけません。

一度Pancake-LPを解体しなければならないということは、新方式による手数料の節約は手順的に不可能です。だから、手間はかかりますがこれまでどおりポジションクローズ+再オープンするしかありません。

※アルパカさんの現在のやり方がそうらしいというだけで、PancakeSwapの機能自体は一部LP解体ってできるので、もしかしたらアルパカさんでも将来的には担保を追加せずレバレッジを下げることができるかもしれません。

まとめ

新しいレバレッジ調整、特に担保を追加しない方向(=レバレッジを上げる方向)の調整がすごく簡単に、しかも無駄にLPを解体しなくてよくなったため、手数料も割安になったというお話でした。

こういう変更、ほんとに細かいけどユーザーにはありがたいですね。見えないところで経費を削減できます。控えめに言って神です。ほんとに。

担保を追加する方向(=レバレッジを下げる方向)は、これまでの「Add Collateral」と同じですが、追加した結果レバレッジ何倍になるかを計算してくれるので、簡単に狙ったレバレッジに調整することができるようになりました。

担保を追加せずにレバレッジを下げたい場合は、一旦ポジションクローズして、再オープンしましょう。

あとはポジションの部分解約の機能が欲しいところですね。2021 Q3のロードマップに含まれているので、期待して待ちましょう。

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今日のnoteが役にたちましたらうれしいです。

それではまた、DeFi~(@^^)/~~~


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