見出し画像

イーサリアム

おはようございます。😊

今日はイーサリアムについてお話したいと思います。

イーサリアムについてこれまで触れなかったのも不思議です、ビットコインはわりと情報あるし、中田さんの動画とか、すごく名作があるんですよね。

でも、イーサリアムのことってどれだけ知られていますか? ビットコインに次ぐ規模の暗号資産というのは知ってます、スマートコントラクトの先駆けというのも知ってます。で?

ということで、ヤホーでいろいろ調べてみました。今日はそれをお話しようと思います。

イーサリアムの誕生

イーサリアムを考案したのはロシアの天才プログラマー、ヴィタリック・ブテリンさんです。

画像1

2011年のある日、ヴィタリックさんが17才のときに父からビットコインのことを教えられてから、深く感銘を受けてヴィットコの研究をはじめます。

研究を進める中で、ビットコインのシステム上で動くアプリケーションができたら素晴らしいという可能性を感じたヴィタリックさんは、ビットコインのコミュニティでその考えを発表し、推進しようと強く訴えますが、賛成は得られなかったそうです。

じゃあ! と自分で新しく考えたのがイーサリアムです。2013年、ヴィタ氏19歳のときでした。

イーサリアムの特徴

日本の特徴を外国人に説明する時は、世界のことを知っておいた方が伝えるべきポイントが明確になるのと同じで、イーサリアムの特徴を説明する時には、ビットコインのことを知っておいた方が良いのです。

ということでビットコインの機能を改めて思い返してみると、送金することとビットコインを発行することの2つしか機能がないことに気づきます。

それに対してイーサリアムは、発行と送金に加えて、イーサリアムというブロックチェーン上で動くアプリケーションを作ることができます。それによって複雑な取引や契約ができるようになり、無限の可能性を得たのです。

ビットコインが足し算と引き算しかできない電卓なら、イーサリアムは四則演算に数式にマクロと、なんでもできるExcelだといえます。それくらいの機能の差があるのです。

例えばUniswapのようなDEX(分散型の両替所:BSCでいうPancakeSwap)です。ユーザーから2種の資金を同額ずつ預かるプログラムと、その資金を利用して別のユーザーが両替を可能にするプログラムがそれぞれ動いていて、管理者がいなくても自動で両替機能が働くしくみを作っています。

イーサリアムの歴史

2013年に案が発表されてから、翌年にICOというかたちで資金を集め、2015年に正式リリースしました。アップデートを重ねる中、TheDAO事件が起こります。

この事件で約8000万ドルのETHが盗まれ、「盗まれたことをなかったことにしようよ派」と「いやそんなの無理でしょ派」に分かれました。

どっちが勝ったと思いますか? 僕は将来必ずドラマ化される案件だと思っているのですが、この劇的な事件の結末は「なかったことにしようよ派」が(結果的に)勝ち、現在の主流になっています。

めちゃめちゃ面白くないですか、普通の感覚では正義は「いやそんなの無理でしょ派」だと思いますよね? 思わないですか? どうなのかなー?

中央集権だったら絶対に「なかったことにしようよ」だと思いますよ。それが人の感情としての正義だと思います。でも、分散化ってそうじゃないですよね。僕が仮に2016年にこの議論に参加できていたとしたら、絶対に「いやそんなの無理でしょ派」についていたと思います、そして「ほんとはこっちが正しいのに」とかぶつぶつ言いながら半泣きで爆損してると思います。

ちなみに「いやそんなの無理でしょ派」はイーサリアムクラシック(ETC)というやつです。聞いたことありませんか? どちらが正しいということはなく、勝ったものが勝ちという世界です。世が世ならこっちが主流になっていた可能性は十分にあるというのですから、世の中は面白いです。

EVM互換

イーサリアムの運用にはビットコインと同じくPoWを行うマイナーが必要で、ビットコインよりずっとたくさんの複雑な取引や契約の処理を高速で処理するために、より多くの手数料がいります。その手数料は「ガス代」と言われています。

利用者の増加とともに、ガス代の高騰が問題になっていて、その解決にいろんな方法でいろんな人々が取り組んでいます。

まず正統派が、レイヤー2と言われる、補助的なブロックチェーンをつくること。代表がPolygonネットワークです。

次に商業主義的なのがBSC、バイナンス・スマートチェーンです。賛否両論があるものの、完全に一企業のプライベートチェーンだと思うのですが、そんな箱庭のなかで格安の手数料でDeFiを楽しむことができる「あそびのせかい」的なものを作っています。

どちらにも共通なのが、EVM互換ということで、ブロックチェーンが違っても同じアプリケーションが動く的なやつです。メーカーがいろいろ違っても同じアプリケーションが動くAndroid的な。たぶん。

これで開発者の負担がぐんと減ります。

ERC-20、ETH、WETH

イーサリアム上では、ETHが基軸通貨であり、ガス代として活用されていることは述べました(述べましたっけ?)

イーサリアム上でアプリケーションが活発に開発されるようになると、取り扱いを簡単にスムーズにするためにトークンの規格を統一した方がいいという議論があがります、そこで生まれたのが「ERC-20」という規格です。

しかし、ETH自体がその規格に一致することができなかったので、例えばETHをERC-20トークンと同じ場でステーキングしたりファーミングしたりする対象にするために、ETHをERC-20規格に包む(ラップする)ことをします。それがWETHです。

これ、つい昨日知ってびっくりしました。イーサリアムなのにWETHって! BSCなのにWBNBって!

まとめ

ほんとは「イーサリアム入門」という本を買ったので、それをDeFiの読書として紹介できれば良かったのですが、いまいちドラマ仕立てではない内容だったので、ネットのいろんなところからちょびちょび情報を集めて今日のnoteにまとめています。

歴史をまとめていただいている記事と、作者のみなさまに感謝です。

それと、つい昨日知ったこともついでに書いちゃっています、僕がBNBだと思ってファーミングしていたあれはWBNBだった衝撃! でもいまだにいまいちわかっていません。どこでラップされてどこでアンラップされているのか。ガス代として支払っているのはどっちなのか。

調べてもわからないのでもう泣きそうです。調べても調べても、わからないことは増えていき、時間ばかりが過ぎていく毎日です。

ではでは、今日の内容は以上です。何かの役にたてればうれしいです。

それではまた、DeFi~(@^^)/~~~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?