ひとつも取り零したくないと思っていた

ここ最近、大晴担の方のSNSを見かけることが多くなり、その方々のコメントを読んでいるとどうしても「分かる…!!その気持ち分かるよ…!!がんばれ…!!」と密かに応援しているごりら🦍です。

大切なものだからこそ、忘れたくないことがある。
大切なものだからこそ、なかったことにしたくないしそういう風に言われることさえも嫌で。
大切なものだからこそ、風化させたくない。

変わらないでいてほしかった。
そのままでいてほしかった。
その全てが大切だったから。
自分にとっての大切なものを大切にしている時間が宝物だったから。
自分にとっての大切なものを大切にしている自分のことも大好きだったから。

でも変わってしまった。
不変を望んでいたのに突然だった。
望んでいたものが叶わなくなった。
当たり前だと思っていたものが当たり前ではなくなった。


この絶望というか、頭が真っ白になる感じをまぁまぁ経験してきたのですが、できるなら味わいたくない感情ですよね。
あの頃は私も10代で社会のことを何も知らないまま色んなものを恨んだりしてみたり。
きっといつか戻るはず、と現実を受け止められずにいた期間もあったり。

やっとこの歳になって社会の在り方を少しずつ理解するようになったからこそ、絶望の感情を違う視点から受け止められるようになったけれど、ここまでの道のりは遠かったです、本当に。


私たちは人間なので、事象の受け止め方も、考え方も、伝え方の手段も違うのが当たり前です。
だからこそ、一人ひとりが感じたことや思ったことに対して「それは違う」と否定する権利はありません。
色んな意見があることが当たり前。
だからこそ私は過去を振り返ることも大切だと思っています。
なぜなら、その記憶を振り返ることができるのはその人にしかできないから。
自分の記憶は自分のものでしかないから。
大切なものを大切にしていたあの時の自分に戻りたくなるでしょう。
あと日々がかけがえのない、大切なものだったと失ってから気付く人もいるでしょう。

大切なものだからこそ、ひとつも取り零したくない。
ひとつも消え去って欲しくない。


気持ちの終着点がどこなのか、いつなのか誰にも分からないけれど

その気持ちは決して間違いなんかじゃないよ、ということだけは伝えたい。


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