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親心君は知る

なんとなく大学進学を決めたのは君が中②の頃
どこの大学とか学部も決めずに漠然と進学すると口にした
冴えない学力
燃えない部活動
塾への往復は欠かさず
そんな多感な時期に訪れたコロナ禍
休校や様々な行動制限
楽しかったであろう学校行事は全て中止
それでも高校受験は迫る
滑り止めの私立は合格
本命の公立高校は不合格
部屋の片隅で号泣してる君
2日3日は声をかけられる状況ではなかった
ただ
今まで君が考え行動し過ごした時間は
不合格では無い
「今までお疲れ様 少し休憩しよっか?」
かけた言葉はこの一言だけ


入学する際にかかったお金は諸経費込みで
約500k
親として出来ることは学費の支払いだけ
後はどう考え行動するか君が決めること
なれない通学
ほとんど知らないクラスメイト
とても仲が良かった中学の友達は皆
不合格だった公立高校へ進学
高校で君のクラスでは部活動に参加しない生徒は生徒会クラブへ
あいさつ運動や学校行事のサポート
そしてあろうことか生徒会長選挙に立候補
という暴挙⇒もとい推挙
最初は乗り気じゃなかった君
立会演説会の前週に私がかけた言葉は
「たかが高校の選挙でも
 人の心に訴えるということは
 社会に出てからやるのと
 厳しさは変わりない
 君の言葉で全校生徒の前でブチかませ」と
そして選挙結果は落選
そこが君のターニングポイントだった


自分という個への理解
進みたい道 理解してくれる仲間
そして粋な計らいをしてくれる学校
コロナ禍で中学3年時に
修学旅行に行けていないことから
「リメンバー修学旅行」として
2泊3日関西方面へ研修旅行
毎年開催の文化祭 球技大会

今しか出来ないこと
君しか見えていないこと
今までの慣習にとらわれずに
どんどん進んで行ってほしい

そして再び「憧れと試練」の冬が訪れる。。

文化祭でのクラスTシャツ

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