次元刀

最近は大鶴肥満にロケのスケジュールが多く、僕に休みの日が増えている。
そんなとき僕は大鶴肥満に「明日は俺は休みやからね、新ネタの一本でも作るさ」と宣言し、新ネタの一本を作らない、という日々を送っている。

実際は昼過ぎに起きて、オーブントースターでスーパーで買ったピザを焼いて食べながらテレビを見たりぷよぷよをしたりしている。
勝手にZAZYのSwitchを起動してポケモンを始め、ネットに載っているレンタルパーティでオンライン対戦をし、たくさん負けてZAZYの世界順位を下げたりもしている。
そのあと友達のラジオを聴きながらひと通り家の片付けをしたら、15時ごろから散歩がてら新宿に行く。服を見たり家具を見たりして、17時ごろに喫茶店に入りノートを開いてみるも、TverやAbemaを見てしまい、ペンを持つことなく喫茶店を出る。そのあと歩いて帰宅して、スーパーで買った刺身やポテトを食べて、テレビやYouTubeを見ながら長風呂をして夜中の2時ごろに就寝する。

こんな生活をしていると大鶴肥満が

「あれおもしろかったよ、この前見たチャンスの時間のダイタクさんの回」

みたいな感じで教えてくれた番組があって、1週間後に「あれ見た?俺がこの前ちょっと言ってたやつ」と聞かれたとき、ちょっと言ってた番組を俺が全部ちゃんと見てて、圧倒させることができたりもするようになった。

もちろん新ネタが思いつくことはなく、最近はちょっとスベったりしていることがよくある。

そんな時僕は「いやぁ、最近スランプでね。幽遊白書で暗黒武術会が終わったあとの桑原のように、力を使い果たした感じがして最近うんともすんともなのさ。」と先手を打っている。

「でもこの状態は逆に良い兆しと捉えることもできてね。ほら、幽遊白書の桑原も、霊剣が出なくなったと思ったら、実はそれは眠っていただけで、ピンチのときに覚醒して、ワンランク上の次元を切り裂く次元刀が使えるようになっただろう。
だから俺もそのうち覚醒して、ワンランク上の次元を切り裂く新ネタ、次元新ネタを思いつく予感がしているのさ。」とさらに続けることで、今の日々を将来覚醒するのに必要な期間のように説明している。

幽遊白書の桑原はしばらく霊気がまったく使えない期間があったあと、次元を切り裂く次元刀を使うことができるようになった。それは今の僕にも似たようなことが言える。


困った時は幽遊白書、幽遊白書を読めばどんなときもそれっぽい例えでうまく言い訳することができる。

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