人間界の光

３日連続で休みがあった。
月曜日はもともとロケが入っていたのですが、土曜に「月曜のロケなくなりました」と連絡がきたので休みになった。
大鶴肥満から冨樫義博展に行こうと誘われて、牛女のしらすさんとぎょねこの小島アローと4人で六本木の森美術館に行った。

15:00〜16:00受付の回のチケットを買っていたので15:00に集合して中に入ると、幽遊白書のエリア、レベルEのエリア、HUNTER×HUNTERのエリアがあって、逆流はできないようになっていた。
たくさんの原画が壁に飾られていて、足元の白線より内側に入ってはいけないらしく、お客さんがうっかりちょっとだけ足を踏み入れてしまったとき「白線より外側で見てください」とスタッフさんに注意されていて、
「これが鴉(からす)のやっている富樫展やったら地下爆弾(マッディボム)で足もげてたで」と思った。

見学をしていると大鶴肥満としらすさんがめっちゃ笑っていて、「何があったんですか？」と聞くと、場内は写真撮影禁止と何回もアナウンスされてるのに、普通に写真を撮りまくってる人がいてウケたらしかった。
普通に写真を撮りまくっている人はしっかり注意され、「もし写真を撮ってしまった人はその写真を消してください」と新しいアナウンスが会場内に流れた。
「これが狙撃手(スナイパー)刃霧のやっている富樫展やったら、向かいのビルから飛んできた消しゴムの切れ端で頭を割られていたで」と思った。

僕はてっきり15:00〜16:00受付のチケットを買った人は16:00に全員追い出されるのかと思っていたが、そうではなくて、中に入ったらゆっくり堪能していいみたいだった。

幽遊白書のエリアを見終わった時点でもう15:40になっていた僕は、17:00からヒゲ脱毛の予約(僕のヒゲを魔界の炎で焼き尽くしてもらう約束)を入れていたので3人を後ろに残して早足で見て回ることに。

大鶴肥満から「レベルEも面白いから読んでおくといいよ」と言われたので前日にKindleで上下巻を読んでおいたけれど、

「レベルEのエリアを堪能していたらHUNTER×HUNTERのエリアを堪能する前にヒゲ脱毛の時間がきてしまうかもしれない。ヒゲ脱毛の時間を遅らせてもらうか？いや、それは申し訳ない。もしそんなことをやってヒゲ脱毛の先生を怒らせてしまい、先生の念能力で逆にヒゲを増やされてしまったらどうする？そのときは俺の念能力で攻撃か？いやいや、先生に攻撃をしても解決にはならないか？」

と、HUNTER×HUNTERの1ページ読むのに5分かかるところの吹き出し一個分くらい考えて、結果レベルEのエリアは「スーパーボールすくい」くらいスッと前を通過してHUNTER×HUNTERのエリアを見学した。

待ちくたびれた編集者の人も、この原稿を持ってこられたら喉元まできていた文句も引っ込むだろうなと思いながら原画を眺めていた。
同じエリア内は自由に動いていいので、人が溜まっていない原画から先へ先へと見ていって、時には後ろに戻ったりして最速で楽しんだ。大鶴肥満としらすさんとアローに再会したときは「このあと凄いエリアが待ってますよ」と気持ちを煽ったりしてしまった。

ヒゲを魔界の炎で焼き尽くしてもらったあとどうにか感想を共有したくて六本木に戻ってきたが、ついさっき3人は解散してしまったらしく、玄海師範が戸愚呂弟にやられたときくらい一足遅かった。
あとこの日はなかるてぃんにヒゲ脱毛の先生を紹介した。

夜にはサッカーをリビングで見て、日本もしかしたら勝てるかもと思ったら延長PKでクロアチアに負けて、ほんまにM-1みたいやった。

火曜日は大鶴肥満が宮崎ロケだったので、昼過ぎまで寝たあと三菱東京UFJダイレクトの手続きをしに銀行に行って、10年ぶりくらいに携帯から振り込みができるようになって嬉しかった。あとは昼寝したりお笑いの録画を見たりして、早めに寝た。

今日は急遽ロケが中止になって、家に帰ったあと昼寝して、すこし新宿で時間をつぶしたあとぎょねこの小島アローとRRRを観た。
始まる前は3時間もあるんかと思っていたけれど、5分以内に次の激アツ展開が来続けてあっという間にエンディングだった。
ONE PIECEのノーランドとカルガラみたいで最高だった。
この日はかんちゃんにヒゲ脱毛の先生を紹介した。