【R6.2.18】小倉大賞典の予想

【予想印】

　早速予想印から。
◎4アサマノイタズラ
〇9セルバーグ
▲14ゴールドエクリプス
△11ロングラン、2カテドラル
　こんな感じで行きたいと思います。
　ここはとにかくアサマノイタズラが買いたいレース。

【各馬の評価】

◎アサマノイタズラ
　土曜の馬場としては、クッション値が9.2まで上がっている影響もあり、若干内が回復傾向かつ時計が早め。先週までのタフな状態よりはスピード能力も求められる状況。
　メンバー構成的にはそこまで切れる足は無いが、長くいい脚を使うことが出来るタイプが多く、馬郡一団となって勝負所に差し掛かり、直線では横に大きく広がって、誰が差し切れるかという競馬になる可能性が高そう。
　それならば勝ち切ることを考えれば”多少タフ馬場に対応があって、末脚も伸ばせる馬”を高めに評価すべきであり、今回ぴったりはまりそうなのがアサマノイタズラ。
　前走はディセンバーSで7着となってしまっているが、内容からはかなり復調傾向が感じられた。59㎏のトップハンデを背負いながら外々を回しての競馬、勝負どころでは積極的に自分から動いて捲っていったものの、ハンデが流石に重く差さり切らなかった。
　前走で59㎏を背負いながら中団で競馬をすることが出来たという経験が大きく、斤量－4㎏の55㎏で出走できる今回、かなり楽に追走できそう。
　メンバー的にも2000m前後で中団から競馬をしてきた馬が多いので、インでロスを抑えながら中団で足を溜める競馬ができそうであり、しっかり足を残した状態で直線を迎えられる。
　実績的にも、古馬で最も惜しいところまで好走した重賞は4歳時のAJCCで4着。3歳でもスプリングS、セントライト記念で好走するなど”コーナーでの機動力が求められる、右回りの非根幹距離”が舞台設定としてはベストであり今回ドンピシャ。調教過程からも前走以上に状態面で上昇が見込め走であり、嶋田騎手とのコンビでぜひ久々の勝利を手にしてほしい。

〇セルバーグ
　今回逃げのライバルがフェーングロッテンとホウオウアマゾンくらいしかいないわけですが、フェーングロッテンはなんと去勢明け初戦にも関わらず2か月しか間隔を取っておらず、重賞でどうにかできる状態に仕上がっているとは考えづらい。ホウオウアマゾンは8枠を引いたので、枠並び的にハナ争いではこちらがかなり有利であり、馬なりに出していくだけで楽な単騎逃げが叶う可能性が結構高い。
　年明けの京都で出負けて全く自分の競馬が出来なかったところから、比較的時計が出る状態の小倉で楽に単騎逃げができれば、久々に自分のパフォーマンスを発揮できそうであり、今村騎手への乗り替わりで多少乱暴な逃げになったとしても、コース形態も相まって結果的にかみ合ってセーフティリードを活かした粘り込みがあり得る。
　能力以上に人気落ちの今回を逃さずにしっかり狙っていきたい実力馬。

▲ゴールドエクリプス
　小倉重賞での好走歴もあり、馬場も問わず能力を出せるタイプ。
　前走G1から一気の相手弱化で斤量－3㎏、距離短縮でもメンバー的に比較的前目につけられそうであり、不安要素は乗り替わりくらい。
　調教も、この調教をG1で持ってきてくれよ…と思いたくなってしまうくらいよく動けており状態面でも問題ないどころかむしろ上積みに期待できる状態。順当に行けば好走の可能性かなり高いとは思うが、乗り変わりがなぁ…

△カテドラル、ロングラン
　2頭を選んだ理由がほぼ同じなのでまとめて。
　前述のとおり、レース展開としては如何に勝負所まで足を溜められるか、そして如何にその末脚を活かして差し切るかというところが重要なレースになりそうなので、メンバー内で決め手上位な2頭をチョイス。
　カテドラルは小倉ならばとりあえず抑えておいた方がいいレベルのコース巧者。
　ロングランは前走でそこまで差有利な展開でもなかったところを大外回して豪快に差し切っており、能力に充実を感じる。
　内が有利になるか、外が伸びるかでどちらかは刺さってくるんじゃないかなということで両者△評価。

（無印の各馬）
　人気サイドを嫌いたい理由としては
・ダンディズム
　ほぼ確実に最後方になるが、展開的にも馬場コンディション的にも追い込みが決まりやすい感じはせず、前走は調教も抜群で出走して来ての結果なので、今回は評価を下げたい。

・アルナシーム
　良い枠を取れたので、先行してロスを抑えながら足を溜めて、直線は極力いいところまで持ち出して粘り込む王道の競馬をしそうだが、馬郡一団となっての直線勝負となった場合は横の比較でやや決め手劣る印象で、適性的にも冬のローカルでタフな馬場よりは、メイン場の時計の出る馬場の方が合っていそうであり、あえてこのタイミングで人気になっている中強く買いたい要素が薄く。

・エピファニー
　折り合って足を溜めながら乗れるかどうかが全ての馬。スローからの末脚比べが濃厚な今回はかなり折り合いを欠く可能性が高く、テン乗りで結果を出すのはかなりハードルが高い。

【まとめ】

　かなりあっさりした予想にはなってしまいましたが、もう完全に内枠に入った55㎏のアサマノイタズラが買いたくて仕方ないレースなのでご了承ください。
　馬券的には
〇単複　アサマノイタズラ
〇ワイド・馬連　4-2.9.11.14
　で単複中心の勝負で行きたいと思います。
　中々古馬になってからは結果が出ていませんでしたが近走漸く復調気配が感じられる中で今回適性的にもベストな条件。
　強力なライバルだったディープモンスターも取り消しになって、よりラチ沿いを活かした競馬がしやすくなったので、ここは是非好走して欲しいです。頑張れ！！アサマノイタズラ！！嶋田騎手！！