【R6.3.2】チューリップ賞の予想

【調教を見た瞬間にですね…】

 いつものように水曜日に出走各馬の調教映像を見たわけですが、正直見た瞬間に本命対抗が決まってしまったんですね。
◎スティールブルー
〇タガノエルピーダ
 です。人気サイドなんですがこれはちょっと逆らえませんね……2頭の調教評価について詳細を
・スティールブルー
 早めに栗東入りして滞在調整。
 18日の日曜に坂路で54.8を出してから好時計目立つ。1週前の動きは正直そこまで目立つ感じではなかったものの、日曜にCW5Fから早めの時計を出してから臨んだ最終追切では一変。
 川田騎手騎乗ということもあるが抜群の動き。テンポのいい走りでコーナーからスピード感あり。これまでは小柄な馬だったこともあってピッチの早い走りが目立ったがコーナリングはすこしゆったりとしたストライドで余裕のある動き。直線を向いて手前替えで一切のスピードロスなくぐんぐんと伸びて行き、ゴール板を過ぎても勢い止まらず次のコーナーに入っても美しい内斜で突き抜けていった。
 今回の阪神への舞台替わりで気になっていた”小柄な馬体でも長い直線最後まで加速していくことができるかどうか”は完全にクリアされた。
 そして、何より目に付いたのが馬体のハリ。一週前の映像と見比べても明らかに胸前のボリューム感が増しており、ここまで変わるものかと驚いた。
 横の比較でもちょっと頭一つ抜けた仕上がりと感じられる調教の動きであり、この映像を見るまでは「素質はある馬だけど、前走から中7週でそこまで間隔も広くないし、成長があまり無いならここで狙うのは妙味がないな…」なんて思っていたが、正直前走とは別馬かなと。

・タガノエルピーダ
 前走は阪神JFを除外になって朝日杯への挑戦ということもあってか、しっかり攻めた時計で坂路52.9から終い12.4-12.4。結果は3着と悪くない結果ではあったものの賞金を積めなかった。今回実績上位と目され人気にはなるが持っている賞金は未勝利勝ちの馬と同じ400万円。
 ということで今回は桜花賞へコマを進めるためには絶対に落とせない一戦、前走も良い時計だったが今回さらに最終追切では全体時計をまとめて51.3から12.4-12.4、そこに至るまでも52秒台の坂路を連発しており気合十分の調整過程。肝心の動きも良く、ここまで全体時計をまとめながら最後まで集中した走り、併せた馬が苦しくなって失速していくのをよそに突き放すことが出来ている。馬体的にも順調な成長曲線を描けているなという雰囲気であり、前走から更にパフォーマンスを上げてくるならばちょっと逆らうべきではない。
 体の動きも柔らかで、楽な感じでこの時計を出すことが出来ているので、実戦でも前走同様に前付して好位で足を溜めることが叶いそう。普通なら本命にするところだが、スティールブルーが良すぎるので対抗まで。

 この2頭がぶち抜けて良く見えたので、人気どころでも逆らわずに軸に据えて3着に入りそうな魅力ある馬を並べることで回収率を狙っていきたいと思います。

【予想印】

◎スティールブルー
〇タガノエルピーダ
△スウィープフィート、ワイドラトゥール、エラトー、セキトバイースト
 2頭から相手を広げて考えていきたいと思います。

【各馬の評価】

◎スティールブルー
 枠も良いところに入りましたね。相手のタガノエルピーダが大外の厳しい枠に入ったのでかなり競馬がしやすそうです。
 文句なしです。勝ちます。

〇タガノエルピーダ
 大外に入ってしまいましたが、能力・状態での優位は揺らがないので評価は落とさず対抗で。前走もスタートよく前に行くことが出来ていたので、大外から不利もなくある程度のポジションにつけられれば大崩れは無いかなと。対抗です。

△スウィープフィート
 堅い決着で決まるならば、ここで仕方ないかなと。
 調教の動きからは、頭を振りながらの走りで難しさは見せていたものの、ある程度前目に行けた方がいいレースなので、大人しいよりはプラス。軽快な登坂で抑えてもぐんぐんと伸びることが出来ているのを見ると状態的には問題ない。
 前走も道中で押し上げてのものだが、後方一辺倒だった競馬から変化が出てきており、今回豊騎手への乗り替わりで更に上昇あれば十分このメンバーで勝負になる。

△ワイドラトゥール
 前走でリステッドを勝っており、メンバー内では賞金も最も高く、実績・能力的に全く見劣りしない。
 2走前のファンタジーSでは10着に敗れているが、出遅れが致命的だっただけであり、他2Rは勝利しているので底は見えていない。
 血統的にも、これまでの走りからも芝に水分が少し残りそうな今回の馬場も合いそうであり、内を活かしてしまい馬券内に差し込んできてくれることに期待したい。

△セキトバイースト
 ワイドラトゥールを評価するならこちらも狙っていきたい。
 前走は差の無い位置に構えてから、荒れ馬場への自信の表れか内を捌くことを選択した分通った道の差も合って切れ負けた。
 こちらも少し水分が残ってくれた方が合いそうで、枠も動きやすいところに入ることが出来た。調教の動きもしなやかさあり時計も良く、十分能力発揮できる状態。展開次第では馬券内あり得る。

△エラトー
 週頭から注目していた馬で、外枠からこれまで通りのスタートを決め手ハナを確保できれば残り目は十分ある。
 調教の動きも想定通りかなり良く、かなり安定感のある走りで迫力のある登坂が出来ていた。
 これまでのレースの内容も良く、テンのスピードもあるので短縮でも十分先手を主張することが叶いそうであり、ムルザバエフ騎手への乗り変わりはかなり大きいプラス要素。前に行っての粘り込みならばトップクラスのジョッキーなので、ある程度オッズも付きそうな今回はしっかり抑えておきたい。

【無印の各馬】
 印を回さなかった馬は今回買いませんので、人気サイドのミラビリスマジック、ガルサブランカの軽視の理由だけ

・ミラビリスマジック
 一週前追切でそれなりに良い負荷がかかっていたとは言え、最終追切が内容、時計共に軽すぎる。この時期の牝馬なので輸送を見据えて最終は軽めにしたのかもしれないが、栗東馬たちがかなり好追切で仕上げてきている中でこの内容ではちょっと見劣り感否めない。
 これまでの2戦の内容も中山での競馬の上手さが活きた感じも強く、今回好枠を引けたものの、これまでより一段後ろのポジション取りにもなりそうなだけに、終いのキレ味比べで上位に来れるイメージが湧かない。
 馬体的にも桜花賞というよりはその先の方が合いそうであり、ここは狙い時ではないのかなと。

・ガルサブランカ
 こちらも調教が良く見えない。
 時計の出し方としては一週前にCWで終い重視、日曜に坂路で加速ラップから最終もCWと厩舎定番の流れ。
 ただ最終は2頭併せの内側であり、3頭併せの真ん中ではないのは少し気になる。前走も芝での仕上げだったりとあまり調教で強い負荷をかけられておらず、走りからも完成度には不安が残る。
 スピードに乗ってからの伸びは目を引くものがあったが、そこに至るまではやや時間がかかっており、実戦に向いて上手く流れに乗れるか不安が残る。
 枠並び的には悪くないところを引いたものの、今回ある程度メンバーもそろっており、これまでどスローからの瞬発力勝負しか経験してこなかった中で、今回いきなり多頭数の締まった流れに対応を求められるのも厳しい。

【まとめ】

 ここはスティールブルーの勝利を祈りつつ、タガノエルピーダとの3連系で高めを取りに行くレースと考えています。
 馬券としては
〇単勝 スティールブルー
〇3連単 ◎-△-〇
〇3連複 ◎〇-△
 単勝をメインに、3連複でも最も安いスウィープフィートで26倍くらいつくのでこれを抑えに、3連単は大外を引いた分タガノエルピーダの3着付で高めの配当を狙いに行く。これで勝負をしたいと思います。
 今回は久々に調教映像を見た瞬間に本命が決まったので、自分の間隔を信じて、スティールブルーを応援したいと思います。

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