【R5.8.20】北九州記念の事前予想
土曜日の傾向がどうであろうと本命が変わらないなと思ったので早々にアップさせていただきます。今回は本命馬の単複を中心に勝負したいと考えているので本命に選ぶ理由を中心に記載し、最後に相手以下の印をちょろっとという感じで書いていきます。
【本命はシゲルピンクルビーです】
はい、当日どのような人気になるかはわかりませんが恐らく2桁人気単勝30~40倍くらいでしょう。昨年の5月にオープン鞍馬Sを勝利してから馬券内が無く近走は人気をかなり落としてきています(前走は13番人気56倍)
ではなぜこの馬をここで本命にするのか、色々と理由があるので書いていきます。
【展開予想】
まずメンバーを見た時に思ったのが「逃げ馬が止まりそうだな」ということです。逃げが想定されるのは内からスティクス、テイエムスパーダ、ジャスパークローネ、モズメイメイかと思いますがそれぞれ止まりそうな理由として
・スティクス:
距離延長のロードカナロア産駒、今回枠並びとテンのスピードを考えると先手を取れそうだが逆を言えば外から被せられるということ。逃げ切るとしても前に有利なクッション値高めの舞台がねらい目であり金曜朝時点で稍重の8.6と考えるとちょっと好走条件に合っていない。止まる可能性が高い。
・テイエムスパーダ:
近走逃げられてはいないが、転厩2戦目で状態も悪くなさそうスタートを出ることさえできればあまりブレーキを踏まずに行き切ってしまう今村騎手への乗り替わりで逃げる可能性はある。
ただ、ハイペースになった場合前走の前半3F33.7の緩めのペースを経験していることが足を引っ張りそう。行き切れるかがそもそも微妙だが行き切ったとしても斤量据え置きのペースアップで止まる可能性が高そう。
・ジャスパークローネ:
前走から+2㎏は大きい。前走は早い逃げ馬もおらず主導権を握って勝ち切り。前半3Fを33.7は馬場状況等を考えると結構緩め。今回は斤量増でペースが速くなることが想定され、2走前にハイペースでつぶれた次走マイペースで逃げて結果を出している以上狙いづらいローテ。止まる可能性が高い。
前走は本命に評価し高配当をいただいたが今回は疑いたい。
・モズメイメイ:
大外枠は流石に良くない。前走の勝因の半分はロケットスタートであり再現性に疑問。かなり時計の出る状態だった良馬場の京都競馬場でスタートのアドバンテージを活かしきっての勝ち切りであり能力的に大外枠から先手を主張した上で残せるかは疑問。前走逃げて内ラチ沿いをロスなく回して勝ち切っており今回外2.3頭目を回すことになりそうなのもマイナス。
ということで逃げ候補の馬がどうにも信用しづらい条件となっていると感じています。と言っても開催2週目なのでまだ基本的には前目に構えられた方が有利なはず。じゃあ逃げ馬候補の次あたりにポジションを取りそうな馬はどれかと考えると内から、サンキューユウガ、ママコチャ、シゲルピンクルビーかと思います(ボンボヤージ、ロンドンプランも微妙なところ。)ここでもサンキューユウガは前走CBC組で斤量増かつペースアップ。ママコチャはちょっとかわいそうな55.5㎏で前走から+1.5㎏であり、高速展開に付き合うと最後まで足を残せるか微妙なところ。
そこでシゲルピンクルビーは前走は前半3Fこそスローではあるが1400の京都牝馬Sを番手で競馬しており距離短縮かつ斤量減。外から逃げ先行を見るような位置で競馬ができれば十分対応可能なスピードレンジになるのではないかと期待できる。
そこから後ろのポジションとなると、前走福島組は時計がかかる馬場状況だったとはいえかかり過ぎな感が強く、一気にスピードが求められる今回対応しきれるか疑問。小倉で勝ち鞍がありちょっと穴で人気しそうなエナジーグランとクリノマジンも持ち時計に乏しく斤量が軽くなるとはいえいきなり上位好走できるかと言われると強くは推しづらい。追切的にも好調キープと言った感じのデュガが前走馬場の悪いところを通しての価値きりであり、血統的にも時計が早いところのほうがよさそうということを考えると面白いかなというところ。トゥラヴェスーラもやや外すぎる枠となってしまった印象でロンドンプランは休み明け感がぬぐえない追切過程と考えるとあまり強力な差馬もいない。
ということで前が止まりそうで、強力な差馬も不在なメンバー構成で、中団前目から揉まれずに競馬ができ、距離短縮と斤量減を活かして足を溜められそうなシゲルピンクルビーに展開は向く可能性が高いと見ます。
今回外枠になってしまったが、揉まれずに競馬がしたい馬でもあるので、内に入るよりはましだったとポジティブにとらえたい。
【シゲルピンクルビーの好走ローテ】
ここまで3-0-0-11で全3勝のシゲルピンクルビーだが新馬戦を除いての2賞はFレビューと鞍馬Sでどちらも前走から1Fの短縮ローテ。1Fの短縮で競馬をしているのはその2戦のみであり3回目となる今回この必勝ローテが機能すればかなり面白い。
また、その2戦も5番手以内で競馬をしてからの距離短縮であり、前走2番手で競馬をしているのでそこも良い。
この北九州記念に限って言えば近年距離短縮の馬が走っていないレースではあるが、オーバーペースになりやすい小倉1200で前走先行していた距離短縮馬を狙うのは定石の一つでもあり気にする必要はあまり感じない。11年前の2着馬は前走1800、3着馬は前走オークスで好走しているので近10年の偶然の偏りと言っていいだろう。
6か月の休み明けは今回初めてではあるが……先にあげた2勝も約3か月の休み明けだしなんとかなると期待したい。
【追切】
1週前:栗東CWで6F88.3からの終い2F12.6-11.8
日 曜:栗東坂路で4F60.8から終い11.6の加速
最 終:栗東坂路で4F55.4から終い12.7-11.5の加速
日曜日の全体60.8から終い11.6の時計が非常に目を引く。なかなか見ない数字でありしっかり乗りこまれていると好感。
一週前、最終とともによく動けており、前走も最終の1Fは終い11秒台を出せていたが前走は13秒台から11.7の加速であり、12秒台からの加速ラップでまとめているのは上昇と見ていい。調整から終いを活かす準備が出来ており、前段で書いた展開ともマッチする。中団前目に構えて追切のように末脚を伸ばすことが出来れば期待できる。
他の好調教馬はママコチャ、デュガ、スマートリアン、モズメイメイ、ボンボヤージあたり。
【予想印】
ということで、展開、ローテ、調教から推せるシゲルピンクルビーを本命に勝負したいと思います。これまでの予想を踏まえて相手以下は次の通り。
〇13デュガ
展開を含めてちょっとポジションが後ろからになりそうという点以外は割引要素が無い。最終追切も近2走と同様全体早めからの11秒台-12秒台の減速でまとめており好調キープ。前走荒れて他の馬が避けた内をついて差しきっているのは内容として評価できるところであり、斤量減もプラス。あとは差届くかどうか。
▲9ママコチャ
なんで55.5㎏も背負わされているのかちょっと理解に苦しむが、それ以外は特に割引要素がない。初のスプリントがどうかというところではあるが、テンからある程度のスピードがあり、かなりの好枠を引くことが出来たので中団前目で流れに乗ることが出来れば。
上位人気になるのであれば、期待値は低い印象だが好走する可能性は結構高いと思うので3連系等を買うならば入れておきたい。
△2ボンボヤージ
昨年の覇者。前走は高松宮記念殿負けだが、昨年も前走福島TV杯で後方からの競馬で馬券外だったところからいきなりの巻き返しなので今年も分からない。内枠を引けているのも良く、これで好走されて「あーやっぱりこの時期の小倉得意なんだ」で馬券を外すのはあまりにも間抜けなので相手には入れておきたい。
△12テイエムスパーダ
いつか復活することを期待して毎回買い目に入れてしまう馬。
今回枠並び的には前に行けて良いところであり、転厩後2戦目で状態が上がってくるのであれば前走からペースが上がっても対応できる可能性は無くはない。
相手以下はこんな感じです。今回はシゲルピンクルビーの単複がメインで相手含めて跳ねたら嬉しいなという感じで買いたいと思います。
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