【R6.2.11】共同通信杯の予想
【予想印】
頭数も少ないのでサクッと
◎5ショーマンフリート
〇4ミスタージーティー
▲8ジャスティンミラノ
△7パワーホール
これで行きます。
【人気の朝日杯組2頭は切ります】
週頭にポストしていた各馬のメモではジャンタルマンタルとエコロヴァルツについて次の通り書きました。
軽視の理由はほぼここに書いた通り。ジャンタル、エコロの2頭とも、これまで上がりのかかりやすいタフな条件で適性を見せて良績を重ねてきたというのがここで買いたくない理由として大きい。
土曜日の競馬を見ていても、冬の東京らしく馬力と決め手が求められるコンディション。血統的にも日本の芝らしい直線での伸びと、欧州系のタフさを兼ね備えた感じの馬が良く走っており、その点からもかなり米国寄りの血統構成となっているジャンタルマンタルの評価は下がる。
この2頭の評価を下げるということは、その裏返しということで、今回の予想ではしっかり直線で決め手を発揮できる馬を重視していきたい。
※他の馬の事前評価はこちらをご覧いただければ
【巻き返せスワーヴリチャード産駒】
今回は前走京都で馬券外に敗れたスワーヴリチャード産駒が2頭、ショーマンフリートとパワーホールが出走してきています。母数はまだ少ないですが結構露骨に傾向が出ていて
東京芝:6-3-5-9 勝率26.1%、連帯率39.1%、複勝率60.9%
京都芝:2-3-6-24 勝率5.7%、連帯率14.3%、複勝率31.4%
とかなり露骨に成績に差があります。
スワーヴリチャード自身もジャパンカップを勝利していたりなど東京コースに適性が高く、ハーツクライ×アンブライドルズソングということで、東京コースへの適性を高める要素がてんこ盛りの血統。それがしっかり産駒にも伝わっているような結果になっています。
しかもこの2頭はただでさえ血統的に逆風が強かった前走京都で、展開や枠にも恵まれておらず、実力以上の負け、着差となっており、それで人気を落とすのであればここは狙いたいタイミング。
東京コースでのスワーヴリチャード産駒、ここに期待するレースとしたいと思います。
【展開想定】
東京1800ということで忘れてはいけないのが「内枠の馬がスタートで後手を踏むとかなりポジションが悪くなってしまう」ということ。
スタートしてからすぐに緩めのコーナーがあるので、外の馬がポジションを取るために押して出てきた場合に内の馬が被せられやすく、あれよあれよという間に前に入られて気づいたころには最後方。そんなことも珍しくないのが東京1800。
今回で言うと最内のべラジオボンド、これはもしかしたら最後方になってしまうんじゃないかなと思います。
これまでの実績的には前に行きたいのはエコロヴァルツ、パワーフォール、ジャスティンミラノ、ジャンタルマンタルあたりで外目の枠に固まっている。ショーマンフリートもルメール騎手騎乗でスピードもあるので追い出しやすいポジションはしっかり確保しようとしてくると思うので、外の馬の方が積極的なスタートを切って来そう。
一方でべラジオボンドは前走決め手を活かして快勝しているので、スタート直後に決め打ちで押して前を取りに行くことは無さそうだが、2ディマイザキッドがキング騎手、3フォスターボンドも武史騎手ということで、どちらも騎乗スタイル的に内枠ならばある程度前に行きたい意識が高く、できることなら先行したいというような騎乗をしてくる可能性もある。
この並びになってしまってはべラジオボンドはよっぽど素晴らしいスタートを決めなければ後方の競馬を余儀なくされる。
また、共同通信杯自体、スローからの前有利になりやすいが、今回も例にもれずスローの展開が濃厚。
エコロヴァルツ、パワーホールのどちらが逃げてもハイペースでガンガン行くタイプではなく、それを見る位置に構えるであろう馬も、自身決め手を持っているので、積極的に仕掛けて足を使いたくない。ジャンタルマンタルはマイルに絞るか、クラシックに行くかの見極めも兼ねてのレースである可能性も高く、無理にガシガシと自分から仕掛けていくことは考えづらい。
ということで、外から積極的にポジションを取った各馬がそのままスローで引っ張って、直線瞬発力勝負。そんな展開になることを想定します。
【各馬の評価】
◎ショーマンフリート
やっぱり東京芝はルメールだわ!!という訳ではありませんが、やはりこの舞台では信用できる騎手。(クイーンCもルメール騎手じゃなきゃ持ってこれなかったでしょう)
前走は年明け開幕直後の京都で8枠を引かされての敗戦、休み明けで大きく馬体重も増やしており、一度使ってここが本番ですという感じの調教の動きにも見える。
初戦は中山のマイルで先行、追い風で多少下駄は履いているかもしれないが終い2F11.6-10.9と破格のレースラップ。非常に大きなストライドでスピードに乗った時の最高速はかなり高く、スローからの瞬発力戦になりそうな今回はかなり展開もマッチしそう。
東京替わりのスワーヴリチャード産駒でノーザンファーム生産馬。ここは狙っていきましょう。
〇ミスタージーティー
最初はこちらを本命にしようかとも考えていたが、後方からになった時に展開的に恵まれなさそうというのが気になって対抗まで。
前走のホープフルでは大外枠からロスを抑えるためにインに構えた結果、勝負どころの第4コーナーを過ぎてから年明けくらいまで馬郡に揉まれたままつまり散らかしていたので、ちょっとどうしようもなかった。手ごたえ的にはスムーズだったら十分勝ち負けできていた可能性は高く、重賞級の能力は既に見せている。
血統的にも今の東京と合いそうで、土曜日はキングマンボ持ちの好走率がかなり高かった。ドゥラメンテ産駒の瞬発力がかなり活きそう。
坂井騎手としては、前走のことがあるので、流石に詰まる可能性が高くなるイン突きは選択しづらいとも思うが、外回しで多少の距離ロスを受け入れたとしても十分差届くだけの切れはありそう。距離短縮ローテも良い。
▲ジャスティンミラノ
初戦は東京コースでスローからの瞬発力戦を番手から0.3差の快勝。倒した2~4着馬が次走勝ち上がっており、ハイレベルな相手にしっかり勝てた新馬戦の価値は高い。
キズナ産駒で大型の牡馬だと基本的にあまり切れ味に秀でた馬はこれまで多くないが、この馬は大きなフットワークでしっかりトップスピードを出すことが出来ている。
3か月の休み明けにはなるが、名門友道厩舎の馬ということで、しっかり調教をこなしてきており、休んだなりの上積みは大きそう。
揉まれずに気持ちよく走れた方が力をしっかり発揮できそうなので、内枠を引いたらどうしようかなと不安に思っていたところでしっかり外を引くことをできたのも大きく。今回戸崎騎手に乗り替わりにはなるが、多少消極的な乗り方になっても末脚で何とかなる馬ならば手が合いそうで、ここは期待したい。
△パワーホール
これを書いている段階では嘘みたいに人気が無いが、実績としては既に札幌2歳で重賞2着の実績もあり、前走の京都で崩れただけ。
前走も、外伸びだった京都で内内を立ち回りながら最後まで持ち出すタイミングが無く、全く良さの出ない展開だった。
今回外目の枠から、よっぽどスタートをミスらなければ逃げ馬を見るあたりの先行で進めることが出来そう。札幌の新馬戦では時計の出づらい札幌では破格である終い11.2-11.1で圧勝しており、スローからの瞬発力勝負への対応力には期待ができる。
前走タフな京都2歳で展開も適性も合わなかったところから、距離短縮で東京替わりのスワーヴリチャード産駒。これはマストバイでしょう。
【まとめ】
今回は人気の朝日杯組2頭と、枠と展開的にやや厳しそうなべラジオボンドを軽視して、印を回した4頭+調教が良かったディマイザキッドとフォスターボンドを加えて、馬券を組み立てたいと思います。
※各馬の調教評価はこちらをどうぞ
〇単勝 ショーマンフリート
〇枠連BOX 4.5.7枠(これがかなり熱そう)
〇3連複 5-4.8-2.3.4.7.8
これをベースに行きたいと思います。
期せずして印の上位3頭はノーザンファーム生産馬。土曜のクイーンCも結局ノーザンにやられてしまいましたし、ここもノーザンにひれ伏しながらも高めを狙っていきたいと思います。