【R5.11.11】武蔵野Sの予想

【馬場を味方に】

 金曜日に少しだけ雨が降ったようですが土曜日はこのまま行けば問題なく良馬場開催。明日は天気も曇りの予報で気温も低め。東京らしいスピードの求められるダートになりそうです。
 先週の東京ダートの傾向からそう変わらなさそうかよりスピード適性が求められそうなところで、血統的にもパワーよりもスピード、具体的には米国系のノーザンダンサーとサンデーの組み合わせなどを重視したい。
 実績としてもスピードを重視したいが、足抜きの良い稍重、重での適性よりも良馬場での持ち時計を重視したいところ。逆に不良馬場に強い適性を見せている馬は少し疑ってみたい。
 今回の出走馬で上記の要素から注目したいのは
・ペリエール:
 良馬場で4勝、東京マイル良1.35.0、血統◎
・ベルダーイメル:
 良馬場で3勝、良馬場で勝ち切れずも好時計目立つ、血統〇
・タイセイサムソン:
 良馬場では2勝だが、東京1400良1.22.3は優秀、血統〇
・ペースセッティング:
 前走初ダートだが京都良馬場1400で1.23.3は中々強烈。
 の4頭。

【メンバー構成】

 メンバー構成的に逃げ先行馬はかなり多いが、どうしてもハナにこだわりたいという馬はそこまで多くなく、逃げられれば行きたいくらいの馬がほとんど。枠並び的に逃げ馬の中では最内となったタイセイサムソンが行くのではないかなと思う。楽に番手あたりがベストという感じの馬が多く、隊列がすんなり固まって、思ったよりも流れない可能性の方が高いのではないかと考えています。
逃げ:タイセイサムソン
先行:ヘリオス、ケイアイシェルビー、メイショウウズマサ、ペースセッティング
 その後ろにペリエールやベルダーイメル、ドライスタウト等々内から続いていくのではないかなとざっくりそんな隊列想定。
 そこまでペースが流れないのであれば、内をロスなく回したペリエール、ドライスタウトあたりが直線伸びあぐねて差されるというのもあまり考えづらいところで、基本的にはあんまり後ろからよりも中団より前あたりから狙っていった方がいいのかなと思う。

【追切高評価】

◎タイセイサムソン
 1週前にCWで好時計。日曜にCWでゆったりながらもまずまずの時計を出しており過程順調そう。
 最終追切はCWで全体時計まとめてから加速出来ており好感の持てる時計。映像を見てもコーナリングから直線向いての手前替えがあまりにもスムーズ。ハナを主張できた場合はあっさりがあってもいいかもしれないと思わせる動き。
〇ペリエール
 中4週での出走ではあるが、26日に坂路で時計を出し始めており、明確に一度叩いてここを狙ってきたと見ていい調整の仕方。
 1週前はCW併せ馬でやや遅れ気味ではあるが好時計。日曜にも坂路まずまずの時計を出して過程順調。
 最終追切は坂路加速ラップを踏んで好時計。そこまで負荷をかけずにあっさりと動いてこの時計であり併せ馬にもしっかり先着。前走以上のパフォーマンスには期待できそう。
☆メイショウウズマサ

※その他の馬も含めて詳細な追切評価はこちらをご覧ください。

【予想印】

◎7タイセイサムソン
〇2ベルダーイメル
▲1ペリエール
△16ペースセッティング
 13ステラヴェローチェ
☆11メイショウウズマサ
 これで行ってみたいと思います。

【各馬の評価】

◎タイセイサムソン
 これと言って割り引く要素無しで追い風多い。
 前走のエルムSでは不良馬場で強引に外枠から逃げ、タイトなペースで展開向かずと評価を落とす必要はない内容。
 東京コースは相性良く4-1-0-3で馬券外の中でも掲示板を外したのは一回のみ。良馬場での持ち時計はメンバー内でも上位のものがあり、逃げ先行多めのメンバーの中でハナを取りやすい枠並び、距離短縮ローテで臨めるのはあまりにもプラス。
 追切もかなり動いており、逃げて突き放す展開があってもいいのではないかということで今回は本命から勝負。

〇ベルダーイメル
 重賞実績こそないもののL2勝は実績としてメンバー内で見劣りしない。前走人気薄ながら60㎏を背負って2着で好走、今回-3㎏で出走できるのは流石にプラスが大きい。
 時計の早い良馬場でのパフォーマンスも目立つところであり、マイルなら先行できるだけの脚もあるので、内の偶数枠を取ることが出来たのは良い。
 そこまで馬格が無いので、直線でどこまでスムーズに進路を確保できるかではあるが、不利なく競馬ができれば十分チャンスはある。
 前走前目の競馬ができた分、前の流れに付き合わず、外への進路確保重視で中団あたりに構えても悪くない。

▲ペリエール
 能力は十分上位、前走は不良馬場と直線で外からオメガギネスに被せられたのが大きく、そこまで評価を落とす内容ではない。
 スピードの出る良馬場も臨むところであり、状態的にも前走から上積みがありそうで、正直本命にする気満々だったが最内はキツイ。これまで内でも結果が出せてはいるが、理想としては直線で足を伸ばすときに周りに馬がいないほうが良く、相手のレベルも高く、外から併せて来そうな馬も多いメンバー構成で最内枠だとパフォーマンスを出し切れない可能性もあると見て▲まで。飛びも含めた馬券を考えたい。

△ペースセッティング
 前走初ダートのパフォーマンス強烈。大外枠からなのはメンバー構成的に流石にマイナスではあるものの、前走前に馬を置いての競馬も苦にしなかったことから、スピードを活かして楽に2列目のそこまで外じゃないポジションを確保、若しくは3列目の内に控えて足を溜めることが出来れば十分直線で伸びてくる可能性はある。
 ただ、前走のパフォーマンスがラップ、タイム含めて優秀過ぎるせいで実績よりもかなり過剰に人気しているのでこの評価まで。

△ステラヴェローチェ
 初ダートが重賞な馬を本来馬券に含めないほうが良いが、ちょっと侮れない感じがする。
 馬体的には十分ダートもこなせそうであり、芝質のスピード能力を求められる時計の出る東京ダートでならば悪くない。外枠もプラス。
 前走ハイペースの富士Sを休み明けで番手追走というのもローテとして悪くなく、楽に好位の揉まれないポジションを取ることが出来れば。

☆メイショウウズマサ
 追切の好時計があまりにも目立ったので紐で抑えます。

【無印】
・ドライスタウト
 スピードの求められる東京マイル良馬場への適性という条件を考えた時に適性面でプラスとは思えない。勝ち負けを狙うには内から馬郡を割ることが求められる枠順となったが、直線の手ごたえでそこまでの余裕をもって臨めるか疑問。2~3人気であればちょっと狙いづらく、ダートで戸崎騎手から武史騎手への乗り変わりもプラスとは取れず、追切からもここを狙ってきている感じはない分ここは思い切って消しと行きたい。

・タガノビューティー
 舞台適性としては非常に高いが追切が良く見えなかったのが大きい。不安なのは状態面だけなのでパドックが良ければ抑え。前走南部杯4着も実績的にはメンバー内で上位。

・セキフウ
 距離短縮で1600への出走、血統的な適性は悪くないと思うが東京でのパフォーマンスにはムラあり、北海道の滞在競馬がかなりあっていたことからも輸送競馬自体がかなりマイナス。追切からも好状態には映らず、よっぽど差有利の展開になればあるいはというところだが、今回は軽視。

・ヘリオス
 前走久方ぶりの勝利をあげられたのは良く、そこから-1.5kgでの出走もプラスもタイセイサムソンに内に入られてしまったのが大きくマイナス。
 菅原騎手への乗り替わりもプラスとは取れず、前走が楽に逃げられたこととブリンカー効果あっての物だったとすると番手の競馬を選択したときにパフォーマンスを挙げられる可能性は低そう。

・ケイアイシェルビー
 前走不良馬場で先行して5着、血統的に不良馬場合わなさそうなのにこのパフォーマンスは悪くなく、今回も追切からは好調キープという印象。枠並び的にも楽に先行の好ポジションに納まりそうで、ここまでオッズが付くならば紐に抑えたい。

・レッドルゼル
 本質的にマイルは距離が長く、今年のフェブラリーSは2着に好走したもののかなり工夫した調整過程でなんとかこなしたという感じで、今回は坂路調教のみというのは何とも勝負気配の低さが目立つ。
 後方有利の展開想定でもないので上位には取ることが出来ないが能力的にはここで一枚上なので無理に嫌わず抑えまで。

 他の馬は今回上位に評価する要素特に見当たらずというところで評価省略します。

【まとめ】

 やっぱ単勝狙うならば逃げ馬でしょ!
 第一印象だと逃げ先行が多く、中団から末脚を伸ばせる馬に有利かなと考えていたがよくよく考えたらそこまでハイペースは想像しづらいという結論に。追切の内容、動きから注目していたタイセイサムソンにかなり追い風な条件が揃ったのでここは割り切って頭固定で馬券を買いたい
・単勝 タイセイサムソン 3000円
・3連単フォーメーション 20点 各100円
 7-1.2-1.2.12.13.16 2.3着折り返し16点
 7-1.2-10.11    4点
 計5000円 これくらい割り切った馬券でいいかなと。
 タイセイサムソンが結局どれくらい単勝オッズが付くかで最終的には判断したいと思いますが、10倍前後ならばこれで行きたいですね。

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