高松宮記念の追切メモ

・ウインカーネリアン
 1週前の動きがかなり良く、時計も5Fだと64.3から終いまで楽に伸びて11.5と時計も良い。体を大きく使って柔らかみのある走りが出来ており、スピード感もある。一週前で強く負荷をかけて仕上げた分、輸送も考えてか最終は時計控え目も動きは申し分ない。前走からブリンカーをつけた効果で調教の動きも良くなっていた印象だったが、最終はブリンカーなしの単走で遜色ない動きが出来ているのは状態の良さの裏付けと考えていいかと思う。今回に向けて過去と比べてもかなり高いレベルの好状態で出走できそう。
 ただ、スプリント戦に挑戦するには走りがマイル過ぎるというか、瞬間的に高いスピードを発揮するような走りにはなっておらず、やはりスプリントのスピード、特にスタート直後のポジション争いでどうなるかがカギ。外目の枠から長く距離を使ってスピードに乗せることが出来れば、内に入るよりはチャンスがあるかもしれない。
 また、走りのフォームを見ても道悪は歓迎できず、週末の雨予報はかなりの逆風。許容できて稍重までかと思う。

・ウインマーベル
 阪急杯からそこまで間隔があかない分今回に向けての時計は少なく一週前の水曜と日曜、そして最終の3本のみ。一週前時点から既に動きは良く、前走がそこまで仕上げ切っていない印象だったので、年明けに一度使って順調に上積みを感じさせる。
 そこから日曜に6Fで79.6から終い11.4とかなり早い時計を出して負荷をかけており、ここであらかた仕上げた上で最終は整える程度かと思ったが、最終でもまずまずの時計を出して終いはしっかり11.2と伸ばしてきた。
 併せ馬の内側でコーナーではかなり抑えてじっくり併せ、直線では少し手綱を緩めてすぐに前に出るも、突き放すようなことはせず半馬身差をキープしながら馬なりで先着。時計は目立つもやはり整えるような内容で大一番に向けて仕上がりは万全。かなり良く見せた阪神Cと差の無い好状態に見える。
 ストライドが大き目で、トップスピードを長く維持させることが出来るのがこの馬の長所だと思うので、足元は良いに越したことは無いが、週頭の記事でも触れた通り阪神Cあたりからトモに一段と成長が見られたことで走りのバランスは良くなっており、以前ほど重馬場を苦にするようなことは無いと思う。バランスの良さは調教の動きからも感じられる。

・シャンパンカラー
 一週前から5Fで63.7の猛時計、しっかり負荷をかけてから最終でも楽な感じで5F65.2から終い楽に11.1。映像を見ると時計ほどのスピード感は感じられず、スプリント戦に向けて一変がありそうな感じの動きには見えない。
 実績的にも、今回の調教の動き的にも雨は全く苦にしないと思うが、それでもスピード能力的に逆転できるかと言われると疑問。

・シュバルツカイザー
 オーシャンSから間隔が詰まる分今回に向けて早い時計は少なく、一週前は時計控え目で坂路で57.4。そこから日曜に坂路で54.3と早い時計を出してから最終はCWで好時計、単走で楽に走らせて終いは11.2と鋭く伸びた。
 前走は力を出せなかったが、特に状態落ちという感じは無くいい動きが出来ており、直線を向いての手前替えスムーズでピッチを上げて一気に加速することが出来た。好状態で本番を迎えられそう。
 実績だけを見ると雨はマイナスに見えるかもしれないが、馬体や走りを見ると重馬場が不得意なようには見せず、渋った馬場で好走しきれていないのは足元よりも別なところに要因があるように思える。

・ソーダズリング
 いつも調教ではいい動きをする馬だが、一週前は間隔やや詰まる中で51.4から12.4-12.3としっかり加速、安定感ある動きで好時計を刻んでから更に最終では坂路で50.9から終い11秒台の加速と更に良い時計を出してきた。
 前走よりも一層足取りに力強さが増しており、初のスプリントでも対応できそうなスピード感には見えるが、その分やや硬さも出てきているような印象でそれがどう出るか。
 状態的には前走から上積みがあるようには感じないので、前走並のパフォーマンスを出して相手強化でどこまでかというところ。
 渋った馬場は苦にしないとは思うものの、そもそも相手強化の距離短縮で自分の競馬ができるかどうかというところから課題にはなる。

・テイエムスパーダ
 一週前にCWで6F79.6と目立つ時計を出しており、直線ではバテk気味に見せたがしっかり根性を見せて併せ馬から大きく遅れない悪くない走りができた。そこから日曜に坂路で57.9と全体控え目も終い12.1と良い加速ラップを踏んでから最終は坂路で51.5から12.8-12.4-12.1と綺麗に加速する好ラップ。
 映像を見てもかなりいい動きが出来ており、直線を向くまで手ごたえ十分、手綱を緩めて加速し、手前を替えてから更に一伸びして終い12.1は文句なしに高評価。過去の動きと比較しても最高の状態で本番に迎えるのではないかと思う。
 年齢を重ねて馬体のバランスも良くなってきており、走りからはそこまで渋った馬場が悪そうにも見えない。理想は時計の出る馬場とは思うがこの好状態でどこまでの走りができるか。

・ディヴィーナ
 香港からの休み明けにはなるが、3月に入ってから坂路で好時計を連発、しっかり乗り込んで仕上げられている。
 一週前は坂路で54.2から終い12.2-12.2と時計はまずまずだが、映像を見ると気配良く軽快な登坂。ストライドも良く伸びており状態は良さそう。
 そこから日曜に坂路で53.0から終い12.4-12.3と好時計を出して最終は53.5から12.3-12.4と僅かに失速。時計自体はそこまで気にしすぎる必要はないと思うが、映像を見た感じだと、いつものように終いは加速しようという感じで鞍上が合図を出していたにもかかわらず加速出来なかったという感じで印象が悪い。ここに向けて抜群の状態とは見えず。

・トウシンマカオ
 オーシャンSから間隔が詰まるので今回に向けての早い時計は日曜と水曜にCWのみ。
 単走で馬場の中ほどを走って5F67.1から終い11.4。時計を見ると悪くなく見えるが映像を見ると違和感。かなり頭高めの走りで集中力を欠く感じで安定感も無く、良くは見えない。終始耳をフワフワさせながらの走りで走りに前向きになっておらず、調教を見る限りでは間隔を詰めての出走があまりいい方向には出ていなさそうに見える。
 走り、実績的にも加速やトップスピードの鋭さ、キレが長所なので馬場が渋るのは歓迎できず、稍重くらいまでは許容できても、昨年並みに重くなってしまうと厳しいかもしれない。
 近走は安定して重賞で結果を出すことが出来ているが、ちょっと出来落ちの可能性もあるかも。

・ナムラクレア
 普段は最終追切は坂路でやることがほとんどの馬だが今回はCWでの仕上げ。一週前もCWで馬具を装着しての併せ馬と走りからは若干前向きさを欠くような印象で、最終も楽な感じで動けているが4歳時の迫力溢れる走りからは年齢を重ねていい意味でも悪い意味でも落ち着きが出ている印象。
 テンポのいい走りで、背中力強く安定感あり、重馬場は実績からも分かるように全く苦にしないタイプとは思うが、安定感がより増した分鋭さは昨年との比較で少し落ちる。
 週末の雨予報はかなり恵みの雨となると思うが、仕上げが坂路じゃない、追切からは前進気勢というか走りへの気迫を欠くのが本番に向いてどうなるか。

・ビッグシーザー
 オーシャンSから間隔が詰まる分今回に向けての早い時計は最終追切の一本のみだが、その一本が渾身の時計という感じで坂路52.2から終い11.9と加速ラップで好時計。
 映像を見ても力んで目いっぱい走りながら何とかこの時計を出したという感じではなく、単走のリラックスした走りで鞍上の合図に反応しながら徐々に加速して最後は楽に11.9。前走を使っての上積みにはかなり期待できそうな好追切に見える。
 走りを見てもピッチは細かめで安定感もあり、加速する際も重心のブレが上下左右なく馬場が渋るのは全く苦にしないというか、今回のメンバーに入ってスピードの絶対値的にはやや不安がある分むしろ歓迎の部類。
 また、追切を綺麗な加速ラップ仕上げることが出来たのも連勝していた時以来。重賞に出るたびに「これまで結果が出ているときは加速ラップで好時計を出せている時、人気になる今回この時計では買いたくない」と散々言い続けていた馬がここに来て、人気が落ちるタイミングで念願の加速ラップでの出走はかなり面白い。
 追切を見て一気に注目度が上がった一頭。

・ビクターザウィナー
 火曜に中京競馬場の芝で時計を出している。
 単走で楽な感じに走らせて全体時計は控え目も終いは11.2としっかり伸びた。脚質は逃げでありながら、ハナにこだわらずとも控えてキレる足も使えそうで、単距離王国香港でG1を勝利しただけの能力の水準の高さを感じる。
 手前を替えてからの伸びが鋭く加速出来ているので左回りも苦にしなさそう。
 一つ気になるのは、キャリアでも稍重までしか走ったことが無く、走りを見ても馬場が渋るのはあまり良くなさそう。状態が起き気味の走りで、推進力を生む後肢の蹴りがあまりに鋭く、上手く地面を捉えられるかどうかがパフォーマンスに大きく影響しそう。雨の影響で足元がゆるくなると自分の走りができない可能性もありそう。

・マッドクール
 一週前はCW単走で鞭まで入れていっぱいまで追っての好時計。終い11.2-11.1と鋭く動くことが出来ており休み明けいきなりでも既に問題なく動けそうな活気のある動き。そこから日曜に坂路で56.1から終い11.7と好時計を出してから最終は坂路で54.2から終い11.7と終い鋭く伸びた。
 キャリアのほとんどが坂路で終い11秒台の加速ラップで出てきているのでこれは特に驚くことではないが、全体時計がやや緩めなのは気になるところ。動きを見ても一週前で十分仕上げたので最終はあっさりで良いかという感じで、悪くは無いがG1に向けての勝負度合いという点ではちょっと気迫に欠ける。
 もう一つ気になる点は、年明け初戦にしてはやや時計の本数に物足りなさがあるところ。厩舎に戻して時計を出し始めたのが3月の頭だが、早い時計を出したのは一週前の水曜が最初であり(それまでも坂路で56秒くらいのはあるが)調教からガンガン動ける馬にしてはここに向けての仕上げに疑問は残る。
 走りには安定感あるものの、そこまで雨が歓迎という感じの走りにも見えず、一週前からの走りだけを見れば特に悪くは見えないものの、高くは評価しづらい。

・マテンロウオリオン
 前走オーシャンSから間隔が詰まるが、この馬は一週前からしっかり時計を出して坂路で51.7。
 最終追切でも坂路でしっかり加速ラップを踏んで54.0から終い12.6-12.0の好時計。一週前はかなり力みがちな感じで前進気勢も目立ち終いは11.9-12.9と大きく失速していたが、最終では抑えながら直線を向いて、手綱を緩めて楽に加速することが出来て状態は良好に見える。
 走り、馬体からは渋った馬場も全く苦にしなさそうで、前走一度スプリントを使ったことで走りもかなりスプリント寄りにスピード感が出てきた印象。差しに展開が向くようであれば、少し面白味があるかもしれない。

・ママコチャ
 前走阪神Cから久々になるが一週前はCWで6F80.2から終いまでしっかり伸ばして好時計。併せ馬に遅れてはいるが11.6-11.3の時計が出ているので気にする必要はない。だが走りには気になる点が一点あり、前肢の使い方がやや硬めに映り、突っ張り気味の走り。スプリンターズS、阪神C前の動きと見比べても固く映る。
 最終追切は坂路で単走、ラスト1Fまで抑えながら終いは伸ばして12.1、全体53.7からしっかり加速ラップ踏めているが、この動かし方からすると終いは11秒台まで欲しかった。スプリンターズSの時は調教から文句なしに抜群の動きが出来ており、時計としても坂路で終い11.6。そこから比べると今回は落ちる印象否めず、阪神Cから少し良いかどうかというところかと思う。
 雨が降るのもあまり嬉しくなさそうであり、今回は評価しづらい。

・メイケイエール
 普段はCW4Fでの仕上げが多い馬だが、今回は坂路での仕上げ。
 映像では折り合いに問題なく落ち着いて走れて入るが、落ち着いて走った上で最後は少し苦しくなって終い大きく失速。全体53.1から12.9-12.2-12.9と終い3F12秒台でまとめて悪くは無いが、ここまでコントロールが効きながらも伸びきれなかったのは評価できない。
 馬体からも足長で重心は高く、雨が致命的に悪いわけではないが、良馬場の方がいいタイプ。

・モズメイメイ
 京都牝馬から間隔やや詰まるが、一週前からしっかり時計を出して坂路53.4から終い12.3-12.5。前走で馬体重を10㎏増やして3歳時からは馬体に充実感ました印象。
 最終は坂路で加速ラップではなくとも、減速幅小さくなれば良いなと思っていたが、全体時計52.5とまとめたものの11.8-12.8と1秒失速。減速ラップで出てくるのがデフォな馬ではあるので大きく評価を下げる必要はないとは思うが、いつも通りなだけにここでの変わり身には期待しづらい。
 足取り軽快で状態は良いと思うが、雨もあまり歓迎なタイプには見えず、ここでは期待しづらいか。

・ルガル
 いつも調教は動く馬だが最終追切の時計は圧巻。全体51.1から終い11.9-11.7と11秒台まとめの加速ラップ。一週前にも51.3から11.9-11.9と好時計を出しており、シルクロードSから間隔をとって臨める分仕上げも万全と見える。
 動きには安定感、スピード感ありいい意味で前走から状態キープの好状態で本番に向かうことが出来そう。元々はスタートに不安があったが、前走時の馬体重+10㎏でかなり前後のバランスが3歳時に比べて良くなった印象で、調教でも昨年までと比べるとしっかり状態を起こして、背中も力強く、外的な要因が無ければ出遅れの心配もないんじゃないかなと思う。
 馬体から、走りからも渋った馬場は全く苦にするタイプではなく、雨予報はむしろ追い風。
 調教からは全く割り引く点無く、あとは本番に行って力を発揮できるかどうかだけ。

・ロータスランド
 一週前はCWで全体時計緩めから終いをしっかり伸ばすような内容。
 楽な感じで直線を向いて仕掛けに反応して一気に加速、馬体も7歳馬とは思わせない若々しさでハリ艶目立ち、早めのピッチで鋭く伸びた。既に十分に能力発揮できる水準まで仕上がっていそう。
 最終は坂路で53.4から終い12.2-12.0としっかり加速、最後まで足取り力強く気配前向きに加速出来ているのは良く、併せ馬にも楽に先着。
 高松宮記念で馬券になった2年前も京都牝馬Sからのローテなので、このくらい間隔が詰まるのが馬にとっても合っていそうで、前走を使ったことでの上積みが確実に感じられる。
 今回ラストランではあるが、悔いなく全力を出せそうな好仕上がり。雨も全く苦にするタイプではないので恵みの雨の恩恵も受けながら、あとはレースでどこまで自分の力を出せるか。

【まとめ】
 調教が良く見えたのはビッグシーザー、ルガル、テイエムスパーダの3頭、そこに続く形でウインマーベル、ロータスランドという感じか。人気サイドがそこまで信用できる感じではなく、トウシンマカオとママコチャは結構怪しく映る。ナムラクレアの大人しさも気になるところ。穴でちょっと楽しみなのはシュバルツカイザーとマテンロウオリオンかなと。
 正直、雨だとナムラクレアからでしょうがないかなと思っていましたが、これならば逆らう余地がありそう。枠順発表がますます楽しみになる追切でした。

【おまけ】
 他3重賞の追切注目馬

〇日経賞
・マテンロウレオ
 使って使って明け4戦目になるが、ようやく状態が上がってきたなという印象、馬体にもメリハリあり、トモもクッキリしてきた。まだ奥はあると思うが近走との比較で目立つ。
・アドマイヤハレー
 前走間隔が詰まった分いつもと違う調整過程になったが、今回はしっかりいつも通りの過程で好時計を重ねてきた。最終追いでも直線での加速の鋭さは目立っており、前走から大きな上昇に期待できそう。

 ボッケリーニも見栄えはしないが、坂路で前進気勢が目立っており、走ることに前向きな状態で本番を迎えられるのは良く、能力も上位で逆らいづらい。ヒートオンビート、マイネルウィルトスあたりも能力発揮できる状態にありそうで、小頭数ながら上位よく仕上がったメンバーでのレースになりそう。

〇毎日杯
・メイショウタバル
 スプリングSを回避しての出走だが状態に問題は無さそうどころか、先週の追切以上に好状態に映る。
 前走のつばき賞を勝利した最が坂路で53.1から終い11.9だったので、そこから更に全体時計を詰めて52.0から終い11.8はかなり好感が持てる時計の出し方。
 走り、馬体、血統からも全く重馬場は苦にしなさそうであり、中山よりも阪神外回りの方が舞台適性としても良さそうで今回はかなり期待できる。
・ノーブルロジャー
 人気サイドでも逆らいづらい。
 土曜日に坂路で早い時計を出す吉岡厩舎の好成績パターンで土曜日の時計が51.6から終い11.9の加速ラップ。そこから最終が時計を緩めてもしっかり終い12秒台の加速ラップならば更に好成績目立つがしっかり54.4から12.9-12.4と12秒台でまとめる加速ラップを出してきた。
 楽な感じで併せ馬に先着して状態は万全、あとは距離延長をこなせるかどうかだけ。渋った馬場も苦にならない。
・トラジェクトワール
 一週前、最終共にCWで全体時計まとめて5Fだと66秒台、最終追切は3頭併せ馬の真ん中。コーナリングの手ごたえの良さでさっさと抜け出してしまいそうなところを、グッと抑えてじっくり併せて負荷をかける内容。少し窮屈になりながらも直線を向いての手前替えスムーズでしっかり加速することが出来ていた。
 加速の際にピッチが速く、上下のブレも少なく四肢のバランス良いので重馬場も苦にしなさそうであり、前走で評価が落ちるのであれば、ここは期待したい。

 人気サイドのニュージーズが栗東滞在での仕上げで2頭併せ馬の内側も動きそこまで目立たず。今回挙げた3頭はメンバー内でも渋った馬場を苦にしなさそうということでピックアップ。べラジオボンド、ルシフェルあたりは良馬場の方が良さそうで、ファーヴェントも渋って嬉しいタイプではなさそう。サトノシュトラーセもこれまでタフな良馬場はこなせているが重まで行ったときにどうなるかは微妙なところか。

〇マーチS
・ペイシャエス
 メンバーの中で比較したときに一つ目立つ仕上がりの良さ。
 前走がCWで6F67.9から終いのみ11秒台の加速ラップを踏んで追切としては目立たなかった中でトップハンデ60㎏を背負いながら着差少ない6着と恰好をつけた。
 そこから在厩で乗り込み続けて一週前は5Fで65.3から終い11.6-11.5の好時計。日曜にも坂路56.3から12秒台まとめの加速ラップを挟みながら最終もCWで66.9から終い11.4と鋭く伸びる好時計をマーク。この時点で前走から時計面での上昇大きい。
 単走で楽な感じで走れており、コーナリング、直線での手前替え、加速とスムーズ。馬体のハリ艶も目立ち状態良好に見えるので、斤量の差が小さくなる今回、巻き返しに期待できる。

 他の馬でもヴァルツァーシャル、ブライアンセンスあたりは人気サイドでも良く見せており、穴目であればクリノドラゴンも休みを挟んでのリフレッシュ効果ありそうで面白い。あとは木曜追いのキタノリューオーとダイシンピスケスがどんな動きを見せてくれるか。

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