【R6.3.16】フラワーカップの予想

【予想印】

 早速予想印から。
◎9ホーエリート
〇2カンティアーモ
▲1ヒラボクミニー
△10ラビットアイ
 これで行きたいと思います

【各馬の評価】

◎ホーエリート
 週頭から気になっていた馬だが、枠やら展開想定やら含めて思い切って本命で行きたいと思います。

 現状最も気になっている穴馬。
 2走前に重馬場の東京で勝ち上がり。2歳の10月に重馬場の東京で1.49.7はタイムとしてはまずまず、抜け出したペッレグリーニの勝ちパターンに見えたが、馬体を合わせてから長く競り合ってハナ差制した。この時下したペッレグリーニはセントポーリア賞を制しており中々価値のある勝利。
 その後の百日草特別、フリージア賞は掲示板外に敗れているので今回人気を大きく落とすが2走ともに敗因明確。
 百日草特別はレース自体かなりハイレベルな内容、レースラップとして前半60.8-後半58.6とかなりの後傾ラップ。後半5Fが12.2-11.9-11.7-11.5-11.3と加速し続けるラップとなっており、これをこの時期の牝馬で前付して粘れなかったのは仕方ない。1800m地点までは2着の位置で粘っており、最後1Fでパタッと止まって6着。今後に向けていい経験ができたと前向きにとらえられる内容。
 前走のフリージア賞はスタートよく内からしっかり先団に取りついて、前に馬を置きながら足を溜めるも直線では詰まりオブザイヤーノミネート確実な詰まりっぷり。外に持ち出そうとして進路が無く、最後泣く泣く内に切れ込んだら挟まれて不完全燃焼の入線。これだけ詰まってもスローだった分上り34.0は出せており、詰まっていなければ33秒台後半の上りで馬券内まであったと思うので、詰まって着順が落ちたことでここのオッズが上がるならば美味しい。
 これまでの競馬を見るに魅力なのは、スタートが安定していてある程度のポジションは保証されているところ。長い距離を牡馬相手に戦ってきており厳しい競馬の経験が豊富、今回牝馬限定戦になって変わり身に期待できる。良馬場ではいまいち切れ味に物足りなさはあるが、重馬場でも34.7で上がれているように舞台問わずある程度の上りは使うことが出来そう、とこのあたりかと思うが、中山1800mへの舞台替わりはかなり魅力的。
 今回距離短縮ローテで臨めるのも一つアドバンテージであり、前目で競馬をしたい馬がまずまず多いので、多少流れてタフな競馬になった時にこれまで牡馬に揉まれてタフな競馬を経験してきたキャリアが活きてきそう。
 原騎手へのテン乗りにはなるが、終いしぶとい末脚を使うことを期待するならば悪くない乗り替わりであり、人気が無いのであればかなり魅力的な一頭。

 まずは週頭の記事の再掲ですが、ここ2走はレースレベルも高かった上に、敗因もあり、能力的にはこのメンバーに入っても見劣りしない。

 そして展開想定、正直、キャリアの浅い馬も多く、各馬がどういった手を打ってくるか分からないのでざっくりしたものにはなってしまいますが、まずテリオスルルが外枠に入ったのは大きい。これまでの競馬っぷりからも控えて良さが出るタイプではなく、テン乗りで松岡騎手騎乗ということもあり多少足を使ってもイン前を取りに行くんじゃないかなと思う。そのままテリオスルルがハナを主張したとしても、他の馬が抵抗してきたとしてもスローで前有利の展開になるとは考えづらく、中山1800らしい締まった流れで、この時期の牝馬にはややタフな、差し優勢の展開を想定していいんじゃないかと思う。
 そうなるとローテ的に優位に立てるのは前走先行している距離短縮の馬なのでメンバー内ではこの馬のみ。
 全体的に控えて競馬をしたいという馬が少なそうなので、この枠からだと枠なりに中団あたりで控えるのかなと思うが、締まった流れになれば荒れた内を避けつつ足を溜められる中団外目は好都合。
 週頭の段階だと前に行けなければ厳しいかなとも思っていたが、調教を見ると思った以上に上積みが感じられ、上がり勝負になっても十分チャンスがありそう。
 オッズがついてくれるならば十分ここから勝負する価値がありそうで本命に評価。

〇カンティアーモ
 締まった展開を想定するならば上位に評価したいのがカンティアーモ。
 初戦は早いペースで前に行ってそのままレコードで押切、前走はタフ寄りな馬場でスタート前に行けず、直線ではエンジンのかかり遅い感じで最後伸びてきたが届かずの6着。この2走から見るに”エンジンの掛かりは遅いがスピードに乗ってしまえばしぶとく足を使うことが出来る”という認識で良いかと思う。今回の調教映像を見てもその印象は変わらない。
 内枠を引いたので、理想としてはスタートを決めて逃げるか、テリオスルルの後ろにつけて番手の位置を確保するかだと思うが、前走のように出負けてしまったとしても、しぶとく足を使えるこの馬の脚質がハマりそうで、どうなっても対応できそう。
 前走タフ寄りな馬場状況だった京都からクッション値高めの良馬場中山で距離延長というローテもエピファネイア産駒的に〇
 能力もある馬だと思うので、馬券の軸にするならここかなとは思うが、人気サイドなので単勝などで狙うのは妙味無しということで対抗評価まで。

▲ヒラボクミニー
 今回のメンバーの中で一番素質が高い馬だと思うが、血統的、舞台適性がかなり不安なのでこの評価まで。
 そもそも新馬戦で中山1600mを勝っているのが血統的にはかなり外れ値。今年に入ってからはまだ中山ではこの馬しか勝利しておらず、産駒全体の成績を見ても勝率は4.5%前後しかない。しかも基本的には距離としても1400までが限界な馬が多い中でスタートに不利があったりしながらも最後坂を苦にせず力強く伸びて勝ち切っておりそれだけでもかなり評価できる。
 今回の調教でも直線の映像しかなかったが、まだキャリア1戦とは思えない完成度の高い走りで終い11.0の切れ。初戦から一度使って相当上積みがありそうで、状態にも全く問題ない。
 ゆくゆくはミッキーアイルの代表産駒に名を連ねられる可能性も感じられるほどの好素質だが、流石にミッキーアイル牝馬の距離延長で1800mでしかも中山というのはあまりにも適性外。
 正直普段の自分ならば血統を見た瞬間に無条件で消しだが、どうしても期待したくなってしまう。

△ラビットアイ
 前走は最内だったこともありスタートで内にちょっとヨレ気味になってしまいそれを挽回するために足を使った。前につけた後は先団で折り合いをつけて足を溜めるも、早めに仕掛けた前の馬が強くそのまま止まらずでいい上がりを使うも捕まえられず4着まで。牡馬に囲まれての4着であり評価を落とす内容ではない。
 今回外枠から、一頭外のテリオスルルが前に行くについて行く形でポジションを取りに行けば悪くない位置は取りやすそうで、隊列的には恵まれるポジションを望みやすそう。
 血統的にもエピファネイア×NewApproachとかなりタフな展開になったときのスタミナには期待できそうであり、前走クッション値が低かった年明けの京都からクッション値高めの中山良馬場はカンティアーモと同様にプラスに働きそう。
 中山1800での典さん継続騎乗というのも信頼度が高く、ここは期待したい。

【無印の各馬】

・テリオスサラ
 追切メモでも書いたが距離延長プラスに感じられない。延長ローテで前に行ったときに恵まれる展開にもならなさそうでここは評価しづらい。

・ミアネーロ
 新馬戦は本来であれば負けていただろう内容、前走は不利が無ければもっと上位だったであろう内容、そして今回ルメール騎手から津村騎手に乗り替わり。そんな馬が上位人気はどうしても過剰人気としか思えず、調教を見たとしても横の比較で人気に見合う程上位にも見えない。馬券的には飛ぶ方に期待した方が良さそう。

・カニキュル
 ハイペース追走経験の無いエピファネイア産駒が距離短縮で相手強化というのは個人的には買えるローテではない。適性的にも直線の長い大箱競馬場向きという印象で、ここは軽視して、次走フローラSで買うのがベストではないかと思う。

・テリオスルル
 調教がかなり良かったので紐で抑えておきたい。調教が良くて前に行く馬は常に穴をあけるチャンスがありますからね。

 他の人気薄については調教等からここで高めに評価する理由が見つけられず、基本的には軽視で行きたい。

【まとめ】

 予想も馬券も難しいレースですね。
 オッズの推移的にはスティックバイミーとテリオスルルが離れた下位人気になりそうで、他の馬はかなり割れたオッズになりそう。
 馬券を組むならば
〇単勝 ホーエリート
〇ワイド、馬連 9-1.2.10
〇3連複フォーメーション 2-1.9.10-1.9.10.11(+パドック)
 という感じで基本的にはワイドメインで狙っていくのが良いかなと考えています。ホーエリートの複勝が現在3.6~なんですが、これがもう少し上がって5.0~くらいで着地してくれるならば思い切って単複に絞って勝負するのもアリなのかなとも思いつつ……オッズと相談ですね

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