【R6.9.16】セントライト記念の予想
【各馬の評価】
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という感じで素直に週頭時点の評価、調教、枠並びを見ての印象から考えると高評価はルカランフィーストとエコロヴァルツ。外目に入った人気サイドのヤマニンアドホックとスティンガーグラスはあんまり魅力的に映らず、コスモキュランダとアーバンシックもそれぞれに展開次第では飛び得る要素を秘めた難しい枠だなという印象。
【展開想定】
各馬評価の枠順の項目でも書いていますが、基本的には逃げタガノデュードで外からエコロヴァルツが競りかける。内の方で隊列が早めに確定したときに強引にハナを取りに来そうな馬も居ないと考えると、枠なりに外々を回される各馬はロスが大きく、イン前の馬が恵まれそう。
人気薄の逃げ馬×能力上位の馬に騎乗する岩田康誠騎手×積極的にハナ争いできる強い馬がいないというメンバー構成、枠並びは今年の函館記念、札幌記念と同様のパターンであり、前の逃げ馬を自由に少し行かせたうえで後ろの馬郡に蓋をして動きを抑制する。後方の馬はかなり苦しいロングスパートを強いられ、実際函館記念、札幌記念でも能力ある差馬が苦戦することになった。
想定のラップとしては前半1000mの通過がだいたい61秒前後、馬郡はそこまで密集せずにやや縦長で残り5F、3コーナーに差し掛かる前くらいのタイミングでコスモキュランダが動き始めて一気にペースアップ、一緒に上がってくるアーバンシックなどの差馬を先行勢が凌ぎ切れるかどうかというレース。
実際ダービーがそれに似た展開であり、エコロヴァルツが逃げ、コスモキュランダが出遅れを挽回するために早めに動いてロンスパ展開、レースラップが後半5Fで11.7-11.3-11.1-11.2-11.5と強烈な持続力を問われた。
皐月賞で最後方からの競馬→ダービーで逃げとなったエコロヴァルツ
残り6F地点あたりから動き始め流石に最後足が上がったコスモキュランダ
どちらも最後は苦しくなって前からは離されたものの、2頭とも足が溜まっていれば残り1000mを58秒台前半でまとめられる力を持っているので、それに対応できるかどうかが好走には必須。
後方勢の捲りが無かったとしても4Fあたりからエコロヴァルツが逃げ馬を捉えに行くためにペースアップするのでいずれにせよ長く足を使う必要がある。
【異常な血統傾向】
土日の中山芝の好走血統についてとんでもない偏りが出ている。
2日間で芝のレースは11Rあったが、馬券内に来た33頭中22頭と実に2/3が父非サンデー系。
極端に早い馬場で、緩い流れからの瞬発力勝負、後半の末脚比べに秀でるサンデー系の良さが出ず、タフなスタミナ比べで優位に立てる非サンデー系の方が優勢。
サンデー系だと馬券内好走が目立つのは、タフな展開と極端なクッション値に強いステイゴールド系やキズナ産駒が馬券内に複数来ている。
あと傾向として目立つのがミスプロ系の占有率。33頭中18頭と半分以上が父、母父のどちらかにミスプロ系を持っており、これは高速馬場になっている時によくあること。
ちょうど1年前、強烈な高速決着になったローズSでもマスクトディーヴァ(父ルーラーシップ)ブレイディヴェーグ(父ロードカナロア)マラキナイア(母父キングカメハメハ)と馬券内はミスプロ持ちというかキングマンボ系持ちが独占、マスクトディーヴァから着差1秒以内にまとめた7着までの内、4着のアンリーロードを除く6頭が父か母父にミスプロ系を持っているという顕著な傾向が出た。
深夜~明け方に少し雨の予報があるが、小雨程度で特に馬場傾向に影響がなく、土日の高速馬場が継続するとした場合に、セントライト記念でも同様に極端な傾向が出かねない。
今回のメンバーで父非サンデー系は
・タガノデュード
・エコロレイズ
・サルヴェージワーク
・ログラール
・アスクカムオンモア
・ヤマニンアドホック
・アスクハッピーモア
ですが、サルヴェージワークはLeHavre、ヤマニンアドホッグはノヴェリストで高速馬場というよりは時計のかかる馬場でスタミナを発揮する欧州血統なので、今の馬場どうか。
父、母父にミスプロ系を持っているのは
・タガノデュード
・エコロヴァルツ
・ログラール
・アスクカムオンモア
・タンゴバイラリン
の5頭のみ。高速馬場で特に適性を見せるのはミスプロ系の中でも特に欧州系を経由した血統なので、タンゴバイラリンの母父スマートストライクは米国系ミスプロでどこまで今の馬場に合うか。
人気薄のタガノデュード、ログラールがかなり面白そうになってくるのももちろんですが、人気想定のアーバンシック、コスモキュランダにかなり逆風のバイアスになっていることも馬券的には面白い。
ここまで含めて印をまとめていきたいと思います。
【予想印】
ということでセントライト記念は
◎6エコロヴァルツ
〇4ルカランフィースト
▲7ログラール
△3エコロレイズ、9アスクカムオンモア
×2.8
自信の本命エコロヴァルツから血統傾向、展開から逆風大きい人気各馬に逆らって波乱を狙ってみたいと思います。
【予想印の概要】
エコロヴァルツは週頭からの評価も最上位で調教もよし、メンバー構成的にも動きやすく、血統で追い風ありと非の打ちどころなし。自身の本命で。
ルカランフィーストは血統こそ若干の不安有だが展開とローテを重視すると高評価は必至。高速馬場への対応についても前走の皐月賞で強烈な追走負荷に対応しながら最後まで止まっていないこと。超タフ馬場で追走にスタミナを要した不良馬場の若竹賞で上がり最速の差し切り勝ちと対応できそうな実績はあり。イン前を取りやすい枠並び、そのポジションで受けられる展開の恩恵で好走の確率高いと見て対抗。
大穴ログラールは前走ラジオNIKKEI賞でこそ結果出なかったが2走前の阪神2000の内容は優秀。前半61.7とスローからの後半ロンスパ戦で11.8-11.6-11.7-11.6-12.0のレースラップを上手く内から抜け出して快勝。今回想定する展開ともかみ合いが良く、その時も距離延長ローテだったのは注目ポイント。血統傾向での追い風も含めここは狙ってみたい。
エコロレイズは後半力を求められた弥生賞で上がり最速の4着と持続力戦への対応力も見せつつ、前走はハイクッション値の高速馬場京都で上がり33.0の追い込みと決め手も見せた。インが恵まれるならばここも相手也に走ってきておかしくないと期待。
アスクカムオンモアは前走稍重を感じさせないロンスパ好ラップで快勝。休み明けで上昇あり、血統傾向にも追い風大きく期待できるタイミング。
抑えでは、逃げが叶えばエコロヴァルツに可愛がられて残り目もありそうなタガノデュード。
血統、展開面での逆風大きいものの機動力あり立ち回りに融通が利く、実績上位のコスモキュランダでこの2頭をプラス。
アーバンシックは抑えで入れておいても良いかなとは思いつつも、出遅れ癖のある馬で前有利の展開は厳しく、ほぼ同血統のレガレイラで差し損ねたルメール騎手に乗り替わりで流れも不穏。「昨日差し損ねたんだから今日こそルメールで大丈夫でしょ~」とそんな時こそ連続で人気馬を飛ばすイメージもあり、展開、血統面での逆風もあるが、オカルト的な面でも買いづらいので思い切って。
ヤマニンアドホックは馬券内外していない安定感で評価されているのかと思うが、決め手がないタイプなので立ち回りの上手さで好走してきている。相手強化で差し脚比べじゃ不利な上に、恵まれるポジションも取りづらい枠並びで流石に逆らいたい。
スティンガーグラスも恵まれそうにない枠並びで、10倍を切る人気も鞍上、厩舎等での過剰人気感が強い。あえて買う理由が見つけられず。
【まとめ】
最近重賞がボロボロなのでそろそろ当てたいな…と思いつつも人気に逆らいまくる予想になってしまいましたね。
馬券としては
〇単勝 エコロヴァルツ
〇ワイド 6-4.7、4.7-4.7.3.9
〇3連複 6-4.6.9-2.3.4.7.8.9
〇3連単 6-4.7-3.4.7.9
で勝負していこうと思います。
単勝が当たればとりあえずプラス、ワイドもあればそれなりに勝ち、3連系がハマれば跳ねる、そんな配分で行きたいと思います。ログラールが来てくれるととんでもない配当になりますね。
かなり有利不利が極端に出そうな馬場と展開が想定されるだけに波乱にも期待できるタイミングだと思います!ハマってくれ~~!!