【R6.10.4】サウジアラビアRCの予想

【予想印】

 早速予想印から。
◎7フードマン
〇5タイセイカレント
▲6シンフォーエバー
 小頭数ですし3頭で行きたいと思います。

【予想の概要】

 まあシンプルに本命と対抗は初戦の内容が良かったからというのはあるんですが…予想というよりはアルテヴェローチェとアルレッキーノを軽視したい理由という感じですかね。
 枠並び的に前走で逃げている4頭のうちアルレッキーノを除いた3頭が外枠に。一番逃げたいのはシンフォーエバーだと思うので多少足を使ってでもハナを取りに行きそう。それについて行く形フードマンとタイセイカレントが前を取りに行こうとするとその影響を受ける内の馬は結構ごちゃつきそうというか、スムーズなポジション取りは望め無さそう。
 アルレッキーノはここ2走逃げているものの、上がりも使っていることから今後の教育も兼ねて控える可能性が高そう。アルテヴェローチェも調教の動き、小柄なモーリス産駒牡馬の2歳時ということで結構気性が激しそうということで、乗り変わりの佐々木騎手が今後のことも考えて逃げるなという指示を受けている可能性は結構高そう。

←  ⑥  ⑤  ①
    ⑦  ④② ③

 と人気2頭が抑えて後方という可能性もあり得るかなと。
 抑えて内で揉まれる形になるとアルテヴェローチェは相当消耗が激しそうで、直線を向くまでに十分に足を溜められるか疑問、前走も外枠から外々を回す競馬をしていただけに、今回内で揉まれると初めての経験。それだけで2歳戦としては疑う条件としては十分。
 アルレッキーノについては控えてもそれなりに能力で競馬は出来ると思うが、追切の走りを見た感じだと使える足が長くは無さそうで、前走は逃げて揉まれずマイペースだったからこその突き放し、後方から差しに行くと案外伸びずということもあり得るかなと。アルレッキーノが素直にここを勝ちに前に行こうとするとむしろ先行争いに巻き込まれて前半で足を使う形になり直線伸ばすだけの脚が溜まらなさそうでどっちにしろ中々競馬が難しいタイミング。
 そもそも、馬場としても渋った開幕週ならば、良馬場の場合よりも前有利。(良馬場ならば溜めた差馬がトップスピードを出せるが、渋った場合は出せる上がりの限界値が下がるため前を捕まえられない可能性が上がり、先行した馬よりも綺麗な馬場の恩恵を受けづらいため。)
 この枠並びと追切の内容から逆らってみてもいいかなと。逆に外目からスムーズに前に行けそうな外の3頭を高めに評価したい。

【調教評価】

 Xでポストしたものを貼り付けておきます。

【各馬の評価】

◎フードマン
 前走の内容がシンプルに強いですね。
 初戦の優秀さについては週頭の記事の内容を再掲。

 重馬場の中京1400で走破時計1.22、12.7-11.1-11.5-12.2-11.9-11.6-11.6はその時点でかなり優秀。しかもレース内容が、スタートの反応よく出して逃げ、荒れた馬場を避けてラチから4頭目あたりを回す競馬、コーナーも外目を回してかなりスタミナを消耗する立ち回りだがコーナーの中盤から仕掛けて加速、直線では後続を突き放して最後まで減速せずに11.6をキープしての快勝。2着馬が上手く足を溜めながら外を回して迫ってきたので0.1差ではあるが、3着には1.1秒差をつける圧勝。
 初戦の内容から現時点での完成度の高さを感じさせるというか、2歳の新馬戦であの進路どりで押し切るのはかなりスタミナが無いとできない。1600への延長は問題にならないかなと思う。

 血統的にもかなり良く、父Kingman、母父DarkAngelと欧州のスピード血統。キングマン自身は3歳で引退、種牡馬入りしているが8戦7勝でマイルG1を4勝と早い時期から完成度が高く、それが産駒にも遺伝。JRAでも2歳からの勝利が多く早い時期からの活躍が目立つ。日本だとシュネルマイスターが代表産駒ですが、長い直線で加速させたら一級品。東京替わりはまずプラスと考えて良い。
 前走のフードマンの内容もかなり現時点での完成度に期待できる内容。スタートからの二の足も良く、足長な体系なので外枠を引けたのもかなり嬉しく、揉まれずにシンフォーエバーをマークしながら走ることが出来れば能力も発揮しやすそう。
 また、横の比較で前走内容を考えても、1400だったというのはもちろんあるとは思いますが1000m通過のタイムはマイネルチケットに次ぐ2番目の速さ。重馬場でコースロスを受け入れながらそれだけのスピードを出して上がりもまとめるというのはやはり優秀で、前走早いスピードで競馬をしているだけに、今回追走スピードに余裕がある立場というのは大きい。
 前走内容、血統、調教内容を考えても買い要素が多いにも関わらず、アルレッキーノが血統、鞍上を含めてやや過剰に人気を吸ってくれてオッズがつくのであればこの馬から強気に勝負したいと思います。

〇タイセイカレント
 前走かなり強いですね。
 スタートの自体はそこまで良くなかったですが積極的に押して前に出しての逃げ、一週前が台風だった影響で中々にインはタフな状況でしたが、それを気にせずに積極的に最内を通す強気な内容。
 タフ馬場を苦にせず直線では余裕あり、一気にピッチが上がって後続を突き放し、逃げて上がり33.9では後ろはなすすべ無し。完勝と言っていい内容。
 ピッチを上げて加速できる、二の足で前に行けると初戦で見せたこの2つは今回の条件でもかなり活きてきそうであり、枠並びもシンフォーエバーが来ないならば逃げてやるぞと仕掛けやすいところを取れた。外からハナを取りに来るならば逃げ馬の後ろというベストポジションでスピードに乗せながら折り合いを図ることができるのも競馬を組み立てやすそうで、そういった競馬が上手い武史騎手への乗り替わりも噛み合ってきそう。
 調教からも上積みが感じられそうなところであり、あまり人気が無さそうなこのタイミングでこそ狙っていきたい。

▲シンフォーエバー
 あまりに前走から人気が落ちすぎている。
 前走は調教パターン的にも評価を落とすべきタイミングで、レース内容を見返してもスタートで左右から接触され大きな不利、スプリントからの参戦馬もいて先行争いでスピードが求められた中、二の足で強引に前を取りに行って2F目は10秒台、そして荒れた終盤の馬場でラチ沿いを頼れない難しい逃げと逃げ馬が崩れるには十分すぎる条件が揃ったレースで凡走して人気を下げるならばここは買うしかない。
 条件だけ考えても、唯一の重賞経験馬、前走開催終盤→今回開幕週で逃げ馬には嬉しい舞台替わり。持続力とキレが求められる逃げ馬としてはあまり嬉しくない新潟外回りから直線が1F近く短くなる東京替わりと巻き返し要素が非常に多い。
 調教内容が森厩舎としては珍しいポリトラック仕上げなところくらいしか気になるところが無く、それも初戦がCWでの追切で勝利しているこの馬ならばむしろかみ合いそうで、スムーズに逃げられれば勝ちまでありそうなタイミングでこの人気。狙うしかないでしょう。

 ニシノルアノーヴァ、マイネルチケット共に前走では見どころのある内容で勝利してきているものの、横の比較で印を打った3頭がかなり魅力的に映るので、小頭数ということもあり印は回せず。

【まとめ】

 7頭立てと寂しい頭数にはなってしまいましたがなかなかタレントは揃ったかなという感じで面白いレースになりそう。
 ですが、正直このメンバーならばフードマンの1強で考えて良いかなと思っています。ということで馬券的には
〇単勝 フードマン
〇馬単 7-5.6
〇ワイド 7-5.6
〇3連単 7-5.6-5.6
 フードマンの勝利を前提に馬単、3連単がハマればかなりの配当に、ワイドだけでもアルレッキーノが飛んだ場合にそれなりに配当を狙えるという感じで絞って狙いたいと思います。
 フードマン、ここで勝利して賞金を積むことが出来れば京都外回りで行われる今年の朝日杯はかなり舞台適性に期待が持てそうなので、そこまで含めて期待したいです。

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