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あえてゆっくり
小学生時代、サッカーのPKを蹴る練習でコーチから
「センターサークルから、ペナルティスポット(蹴る場所)までは、走っていかないで、歩いていけ。焦ると自分のリズムで蹴れないぞ」
と、指導された。
いざ、本番。僕は、初めてのPK戦で緊張しながらも、コーチに言われた通り歩いて、蹴る場所に向かい、ボールをセットした。
そして、外した…
落ち着いてはいたけど、技術が足りませんでした笑
ただその後も、その教えは忘れずに自分のリズムで蹴ることで、あまり外すことはなかった。
PK戦に限らず、「いつも通り」をどんな場面でも出せるようにすることは大切。
大事なプレゼンの前も、深呼吸し、周りを見てから話すなど、前のめりになりそうな時にあえてゆっくりすることで落ち着かせることができる。
陸上でも、スタートブロックに足をかける際に、自分のやりやすい位置にきちんと足を置くことが大事。レース本番、周りに合わせると焦ってしまうこともある。
なので、
「スタートブロックに足をかける前にジャンプを3回。そのあと、スタートラインに手を置き、足をかける」など、練習の時から自分のリズムを作り出せるよう、何度も指導することも大事。
いかに、自分のリズムでできるか。
本番は一発勝負だか、練習は何度もできるし、その勝負前の心の整え方も持ち合わせるべきだ。