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「楽しかったです」「すごかったです」と言う作文にどのようにアドバイスするか

運動会は…楽しかったです。
と終わる作文を小学生をよく書きます。

このような作文に対して、
「何が楽しかったの?」
と、助言するも、「〇〇が楽しかったです。そして、△△が楽しかったです。」と楽しかったメドレーになってしまう。

「楽しかったと言う表現をふくらませて」
というと、「すごく楽しかったです。」となってしまう。

そんなときは「その『楽しかった』はどの時の楽しかったと似ている?」と聞くと、表現が広がると書かれています。


テレビゲームをして、楽しかった…違う。

漫画を読んで楽しかった…違う。

休み時間に、おにごっこをして楽しかった…ちょっと近い!

休み時間に、雨だったからトランプをやって楽しかった…同じ休み時間だけど違う!

そうか、体を動かしたことにより、心がすっきりするような楽しさがあったんだ。あと、おにごっこで逃げ切り、勝った時の喜びのようなものもあった!…だから、楽しかったのか!


と、こんなうまくいかないかもしれないですが、人は比較することで思考が動きます。
「何に似ているか」と考えさせることで、表現は豊かになります。