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初任の頃は毎日が感動の連続でした。

子どもと心でつながる教師の対話力 https://amzn.asia/d/69aD2ru

初任の頃は毎日が感動の連続でした。
子どもたちの変化も、教室で日々起こるドラマも、どれもが未体験です。
しかしながら、年数を経て多くの経験を積むと、いろいろな場面で「予測」が立つようになります。
それは、いろいろな物事に対する見通しが立つという強みでもありますが、一方で、心からの感動が生まれにくくなるというマイナス面も併せ持っています。

たしかに、思い出に残っているエピソードは、初任校のことが多い。
力をつけていくと同時に「慣れ」みたいなものもでてきてしまっているのだろう。

本書の中でも、

だからこそ、私は「驚くこと」や「感動すること」という教師のかかわりは、年数を重ねるほどに意図的に磨いていく必要があると思っています。

とも、描かれています。

先日、飛び込み授業をやらせていただいた際にも、一回きりの出会いなので、私も子どもたちをたくさん褒め、大げさなほどに驚き、リアクションすることで、モチベーションを高めていました。
ただ、授業後の協議会では「子どもへの声かけがすごいと思いました。でも、あそこまでは私にはできないなと思いました。」と言われたこともあります。その方は中堅の先生である程度「経験」を積んでいる先生です。

指導力を高めつつもそれが、トップダウン的なものにならないよう、「初心忘れるべからず」で、まっさらな気持ちを持ち、子どもと関わっていきたいものです。