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【ドラマに見る整理収納】生きるとか死ぬとか父親とか」編
今日取り上げるドラマは「生きるとか死ぬとか父親とか」です。
ジェーン・スー原作
主人公トキコ➡吉田羊(20代松岡茉優)
その父➡國村隼
この配役も素晴らしかった✨
トキコが実家の片づけをする場面で印象的なところがありました。
(ネタばれ含みますのでご注意ください!)
モノを買う理由って何だろう?
主人公のトキコは母が亡くなり、父の事業の失敗もあって、実家を手放すことになります。
家を明け渡すため、友人に手伝ってもらいながら物置と化した部屋を片付けていた時のこと。
タグも切っていない高級な洋服ばかり入っている1つの衣装ケースを見つけます。
中には100万円の毛皮のコートまであります。
父は好きなように仕事をしてきて、女性関係も華やかだった様子。
表面では平常心を装ってきた母のそんな父への怒りや執着が詰まったような衣装ケースです。
母の死後、図らずもそんな衣装ケースを発見するという形で
母の抑え込んだ気持ちを知ることになるなんて。
一緒に片付けていた友人が言います。
「お母さん、淋しかったんだね」
モノを買う動機は色々です。
1.必要だから買う
2.持っていることで気分が上がるから買う
3.心の空白を埋めるために買う
モノを買っても心の空白は埋まりません。
それをわかっているけれど、トキコの母は夫の裏切りを
夫の稼いできたお金を散財することで何とか心のバランスを取っていたようでした。
そのことを母の死後に知ったトキコの心の奥に
父親への憎しみの気持ちが・・・。(この先はドラマ見てほしい✨)
整理収納の勉強をする時に
「モノと人との関係」
という勉強もするのですが、
思い入れのあるモノというのは
とても大きな影響を人に与えます。
良い影響も、悪い影響も。
その理由は一つ一つのモノとしっかり向き合う事で
よく見えてきます。
「どうして手放せないのか」
「なぜ、悲しい気持ちになるのか」
モノと向き合う事は時として
とっても気持ちが疲弊することです。
それがとても感じられる回でした。(11話)
悲しい気持ちのするモノは
その理由と向き合ってみると
また使ったり、手放したりできるのかもしれません。
最終的にトキコは毛皮のコートを着ていました✨
放送は終了していますが、paraviで観られるのと
本も出版されています。
機会がありましたら是非(*^-^*)
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