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カプセルを飲むように、人生を決める

どうやって、この人生を選んできたか。
そんなことを考え始めたら、キリがない。

どうして、この人生なんだろうか。
自分の人生に、何の意味があるのだろうか。
そんな答えのない疑問。

あなたは、どうして、その人生なのですか?

もしかしたら。目の前にカラフルなカプセルがたくさんあって。
その中から、適当に、テキトーに。
好きな色を選んだのかもしれないし。

適当に、テキトーに。
指先に当たったものを、ちょっと摘んで拾ってみたのかもしれない。

わたし達は、その適当に、テキトーに選んだカプセルを、こくんと飲んで。
そうして生まれてきたのかもしれない。


人の才能は、砂つぶ一粒くらいの差しかない、と聞きました。

あなたと、あなたの隣の人は、ほぼほぼ、ほぼほぼ、一緒。
ちょびっとだけ、違う。一粒分だけ、違う。


そんなに同じなのなら。
だったら、その人を嫌う理由も、恨む理由も、好きになる理由もない。

でも。
その、砂つぶひとつぶが、わたし達には際立って目に映る。
その、砂つぶひとつぶに、輝きを見出す才能が、わたし達にはある。


もし、あなたが。
あなたの才能を、目の前にあるカプセルを、適当に、テキトーに選ぶように選んできたのだとしたら。

きっと、あなたの目の前の人も。
その人の才能を、目の前にあるカプセルを、適当に、テキトーに選ぶように選んできたのでしょう。

だとしたら。

あなたは、あなたの目の前の人と、同じだけ価値があるし。
砂つぶ一粒の分の「違い」は、ただ、思いっきり遊べばいい。

その一粒に、わたし達は輝きを見る。
その一粒に、わたし達は面白さを感じる。

ほぼほぼ、ほぼほぼ、全てが同じなら。
あなたにも、目の前の人と同じだけ価値がある。

あとは、その一粒を、どうやって遊ぶか。


その一粒は、あまりにも小さいから他の砂の中に埋もれさせることだってできる。
その一粒は、あまりにも小さいから「わたしには無い」と言い張ることだってできる。
その一粒は、あまりにも小さいから、他人から見えないかもしれないと不安になることだってできる。
その一粒は、あまりにも小さいから。

でも。

わたし達には、その一粒に、輝きを見る能力がある。魅力を感じる才能がある。

それは。

あなたにもあるし。目の前のあの人にもある。


自分の一粒は、あまりにも小さくて自信が持てないけれど。
誰もが、その一粒に輝きを見つける才能を持ち合わせているのなら。

自分の一粒を頼るより、目の前の人の才能を信じてみればいい。


あなたが、誰かの一粒に輝きを感じるように。
あなたの一粒に、輝きを感じる誰かがいる。

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