かっこつけ

こんばんは。ひつじです。めえめえ。

シャイな男友達に、彼女にあげるプレゼントは何がいいかと相談されたことがありましてね。

ひつじは花束とかいいと思うよ。って答えました。花束とかもう…素敵…ってひつじは思います。

彼はひつじの言うとおり花束を渡したらしいです。そしたらですね、彼女花粉症で、なんかめちゃ機嫌悪くなったらしいです。スギとかじゃなくて普通の花だから大丈夫なはずなんですけどね。「花粉が含まれてる時点でなんかこの時期は嫌だ、ムリ」って言われたそうで。


哀れです、そしてごめん。

彼女も花粉症の症状を生かして、嬉しくて泣いてるふりをして欲しかったです。

慣れないことはしないほうがいいのかもしれません。

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朝、ポストを開けると免許更新のお願いはがきが来ていた。

普段まったく運転をしない。だから更新の手続きはかなり億劫である。


おまけに車に関する知識が乏しい。会社の同期に、「ひつじ、好きな車種なに?」と聞かれたことがある。「うーん、トヨタかな」と答えた。

そういうことじゃないと言われた。



自分で運転をしない上に車に興味もないくせに、私はドライブが大好きだ。来月も、先輩達にドライブに行かないかと誘われている。「鮮やかなレインボーブリッジが見える絶好スポットに車で向かい、美しい景色を眺めながらコーヒーを飲もう」という提案であった。

ドライブの模範解答ではないか。


ただ、毎回乗せてもらうだけなのも悪い気がする。免許更新のはがきも来ていたし、お前は運転しろという御達しなのかもしれない。

そう思い、重い腰を上げて自宅の車で運転練習をすることにした。

若干緊張しながらも車に乗り込む。シートベルトを着用。ミラーの向きの確認も忘れない。左右対称にハンドルを握る。出発進行だ。

そう意気込んだ次の瞬間、






バッテリーが上がった。









JAFを呼ぶ。










若いお兄さん(JAF)がやってきた。



必死に作業するお兄さんの横で突っ立っているのもなんだか申し訳ない。

せめて差し入れでもしよう。そう思い立ち、缶コーヒーを買いに出かけた。



その後私は、買ってきたコーヒー缶を握りしめ、お兄さんに渡すタイミングを見計らいながら、ツヤツヤ光る色鮮やかなJAFの車を眺めるのであった。

画像1

(写真は実物です)


めえめえ