サウナ飯 #テレ東ドラマシナリオ


■ 主な登場人物は

ナツコ(30代後半)気が弱いくせに、負けず嫌い

アスカ(30代前半)料理下手

マリエ(20代半ば)天然キャラ

ヒサエ婆さん(70代くらい)「鶴の湯」オーナー


■ ざっくり言うと

サウナの中でやけ酒をする女アスカ。
アスカに注意して逆ギレされ、カチンときてサウナの中でソーセージを焼き始める女ナツコ。
そこに天然女のマリエや、オーナーのマサエ婆さんも加わって「鶴の湯」のサウナは前代未聞にの快適状態に。
グダグダながらも、ゆるゆると仲良くなってく女子4人の物語。


■ くわしく


一癖も二癖もある女3人(アスカ・ナツコ・マリエ)、
共通点は男に振られたばかりであると言うことと、「鶴の湯」の常連ということだけで……。


「これをどうしろと!」

ナツコは怒鳴っていた。
クリスマスの日、ナツコが彼氏からもらったプレゼントは、サウナ室内用ソーセージ焼き器。
「ナツコ、サウナが好きっていうから」言い訳する彼氏にブチギレて、
ナツコは「じゃお望みどうり行ってやるわよ、サウナに」と彼氏をおいて帰ってきてしまった。

イライラした気分のまま行きつけの銭湯「鶴の湯」にやってきたナツコ。
サウナに入ってみると異様に酒臭い。
そこではアスカがひとり、サウナのヌシのような存在感で缶ビールを開けていた。

「危険ですし迷惑です!」ナツコがイライラした気分のまま注意すると、アスカは逆ギレで応戦してきた。

「クリスマスに銭湯来るなんて、オトコに縁がない証拠でしょ」とか言われ、「あんただってそうじゃない」とナツコは反撃するが、アスカは意にも介さず、プシュッと新たにビール缶を開ける。

カッチーン、ナツコは銭湯を飛び出し……5分後に戻ってきた。
そして彼氏にもらったサウナ用ソーセージ焼き器をサウナ石の上に乗せて、ソーセージを焼き始める。そう、ナツコはソーセージを買いに行っていただけだった。

唖然とするアスカを横目に、優雅にソーセージを喰らうナツコ。


翌日、今度はアスカがサウナにフライパンを持ち込んで目玉焼きを焼き始めた……そんな感じでアスカとナツコが、仲良くケンカしな、状態でいると、
マリエがサウナにやってきた。

マリエは入ってくるなり、番台さんを呼びに行く。

サウナ飯がバレて万事休す。

ナツコとアスカが観念していると、マリエは皿を手に銭湯のオーナー、ヒサエ婆さんを引き連れて戻ってくる。

ヒサエ婆さんは意外とノリノリだった。
調子に乗っていろいろな料理を作ってみたり、サウナ用枕を持ち込んだりして、「鶴の湯」のサウナは4人のリビングのような居心地のよい空間に。
そして4人の間には次第に友情が芽生え、深まってゆく。

そんなある日、マリエは大きな1枚岩の岩塩と神戸牛を持ち込む。大ステーキ大会の始まりだ。
遠赤外線と岩塩で、極上に仕上がったステーキを頬張りながら、
ナツコは、彼氏と寄りを戻すと誓い、
アスカは、新たにオトコを見つけると決意し、
マリエは、恋愛はしばらく不要かな、と恋愛休業を宣言し、
ヒサエ婆さんは、……、……、……。
……とにかく、4人は決意を新たにするのだった。

                             (おわり)


■ 今回使用したテーマは

柴田百合子さん作の
テレビ東京#100文字ドラマ(案)


■ 最後に

こんにちは、ひとつもです。

6本投稿できることを目標にがんばります。
これはそのうちの1本目です。

ひとつでも、これ好き、って思ってもらえるストーリーがあったらいいなって思います。

台本の本文は書けたら書きます。


それはもう、とてもとても大切に使わせていただきます。