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おしゃべり

いのちがほしい、というタイトルで書いた絵の全体像を載せて、それについておしゃべりするだけです。

⚠️めちゃくちゃ偏見まみれなのでご注意ください。不快に思える方もいます。独断と偏見の項目では、できるだけ実例を出さずに空気感を述べています。

⚠️わたしは、物事には濃淡があると思っています。黒の部分を取って特徴にしても、その対極にあたる白の部分は必ずあります。そのどちらを取るかは人によりけりです。人間は都合の良い生き物ですから、わたしも都合良く設定付けをしています。ご了承ください。

⚠️追記履歴
10/6 器について追記しました。
12/17解釈変更

かさいさつき

めずらしくトップバッター、かさいさつきさんです。彼女は人間としての側面がかなり素直なのでまっすぐこちらを向いてくれています。すぐに人を信じます。

一見朗らかだけど芯が強い。正しいものが見えている。そんな人間性をそなえていた彼女が、このまちの彼女たちになった時、どう思ったのでしょう。このまちをどう咀嚼したのでしょう。

以下独断と偏見

このまちは、根っこを大事にするまちだと思います。観光資源として歴史的なものが溢れていることからなんとなくわかります。

それでいて、新しくなることを恐れないように思えます。そしてその"新しい"も、いつか歴史の連綿になることを知っている。視野が長く、広いんです。

新しいって、怖いですよね。わたしもつい全てを固定化しておまじないのようにしてしまいがちです。それをしない強さが、彼女にはあります。

さて、絵について。
手で花を作っています。ゆめいろのまち。また、新しいものの芽吹きの意味もあります。


10/6追記
以前器の話したと思うんですけど、なんとなく器の造形を述べていこうかなと思い立ちまして…。例えばの話です。
彼女の器は分厚い花瓶とかでしょうか。落としても割れにくいし、落としたとしてもごうんごうん音を立てながら無事に着地しそうです(自我を持っている…?)。

にしわきかんな

つづいて、にしわきかんなさん。彼女、一見素直でまっすぐで……主人公的な性格だと思われそうなんですけど、かなりめんどくさい人間性の持ち主です。

さて、絵について。
こういう睨んだような顔いつか彼女にしてもらいたかったんです。「は?見んなやお前」みたいな。

以下独断と偏見

はい。いきなり独断と偏見です

彼女は新・にしわきしになるにあたって、自分の人格をあえてかなり歪ませました。(歪ませてその立場に居続けたから、今では1番の年長者です。)

以前はかなりプライドの高い人間でした。産業面ではもちろんのこと、人口だって多い。詳しいデータを見て分析していないから何とも言えませんが……。

その地位を保つために細っこくて小さな身体で踏ん張ってきたわけです。あのプライドは他から舐められないようにするためのものだったのかもしれません。あの時代ですから。

そして、今に至って、そのプライドを自分の心の箱の中にぎゅうぎゅうに詰め込んで、テープを貼って仕舞っているんです。そんなイメージ。そうしてみんなに混じってへらへら笑うんです。

でも、その箱を捨てないのが彼女のちょっと面倒なところですね。なので今でも少しばかり保守的な印象があります。

10/6追記
器について。彼女一発割ってそうではあるんです。バリーンと。自分の器を。そう考えると相当刹那的に生きているな彼女は……。
あと変なこと言うんですけど以前はお高そうなガラスの器してそうですけど、今プラスチックのコップ使って「楽やねん〜」と言いそうなところもあれば、また同じようにガラスの器買ってきて持ってそうでもあります。


たかしもつき

つづいてたかしもつきさん。彼女は世渡り上手で器用です。バランス感覚がいいんですね。欲を張らずちょうどいいところを進みます。

さて、絵について。

わたしの中で彼女はにしわきとかなり結びつきが強い存在だと思っています。栄光(以前のつぶやきを参照ください)も見てきたようなものですし……。その頃しもつきはほとんどいませんけどね。

そのため今回の絵はにしわきと対になるイメージで作成しました。なので反対向きです。

にしわきは膿を受け止めます。たかは拭うんですね。そうして、睨みつけることもなく平然としている。

以下独断と偏見

彼女は正直もので礼儀正しい優等生です。

この膿は澱みです。澱みを呑み込むのも、吐き出すのも自由です。消化しようと思えばできますし、溜めておこうと思えばそれもできます。

この澱みはキャパオーバーの証です。そもそも一介の人間が、彼女たちの役割を負い使命で縛り付けられること自体キャパオーバーです。
澱みがない彼女たちの方がおかしいくらいです。

にしわきは澱みを吐き出してもう一度呑み込みます。キャパオーバーって言えないんです。

一方たかは澱みをうまーく吐き出して拭って平然としています。人間で言えば無理なことは無理ですねーって上手く伝えられるタイプなんです。

たかって、流れに乗るのが本当にうまいと感じます。古いものも新しいものも、その最中にあるものも、器用に使うんです。(利用するのとはまた違います。)この点はかさいとちょっと似てますね。

自分の強みや独自性をわかっているんです。それでいて作為的ではない。運もいいです。

本当に清らかでありつつ、人間の温かさがつまってできているなって感じます。

彼女のイメージカラーが赤なのは、人間の血、つまり温もりなのかもしれません。


10/6追記
さて器について。
彼女は器を使い分けてそうですね。
紙コップ持っててもおかしくないです。変なプライドとかもないので紙コップ持ってピクニックいきそうですし、そういうワイワイしたところが好きそうです。
でも時と場合によってきちんとした焼き物を持ってきてくれそうですね。でも普段は紙コップを使って古くなったらゴミに出してそうです。

かとうやよい

つづいてかとうやよいさん。大人びた末っ子ちゃんです。彼女はクールそうに見えますが、案外そうでもないです。できるに際し揉め大変なこともあったようです。かものお姉ちゃんをはじめみんなに可愛がられますが、それがちょっと恥ずかしいお年頃です。

さて絵について。
彼女が祈るのは何でしょう。平和とか幸せでしょうか。

以下独断と偏見

彼女を構成する3つは、街として、機構として、そして祈りとして、ある意味では分たれた側面を持っています。加えて現在、過去、未来も備えています。人間の築き上げた営みも、生まれ持った性質も全部あるんです。

だから彼女は3つを楔のように打ち込んでいます。それが(なぜかこの絵では書いていませんが)3つのヘアピンです。

さきほど述べたたかしもつきさんも3つでできた存在です。そんな彼女は自分の髪の毛を三つ編みにして3つでできていることを象徴させています。

たかさんは器用なので、上手く3つを取り込んでしまいました。それは1つになった時の状況の違いにもよりますが…。

一方でかとうさんは3つを取り込むことなく、道標とすることで彼女たちをしています。

さて、話を戻します。彼女が祈るのは弔いです。これ以上は言えません。


10/6追記
彼女は器を決めかねてそうです。3つは持ってそうです。それぞれのお姉さんはそれぞれの良いところを持っていましたから。それそのまま引き継いで好きにしていいよーと言われつつ、きちんとした子なので困っていそうですね。
でも密かにお気に入りのものはありそう。


おのしわす

つづいて、おのしわすさん。可愛くて朗らかでキュートにみえて、賢くて現実主義な彼女です。位置的にもセンターに置かれがちですがまとまり良くなります。もしかしたら主人公なのかもしれません。

さて、絵について。
彼女が祈るのは何でしょう。

以下独断と偏見

彼女は本当に賢い。スマートに生きている気がします。ただ、苦労は一切見せません。隠します。そこはちょっと、にしわきみたいですね。かわいい。

実は彼女は祈っているのではなく、自分を安心させようとしています。

彼女は身の丈にあった賢さをもとに、現実を生きています。でもたかとは違って器用ではありません。澱みは隠します。無理なことは無理だと言えません。やってみますね、と言います

確かに彼女は賢いです。何度も言うようですが、賢いです。勉強ができるとか、記憶力がいいとか、論理的思考ができるとかではありません。

この人ならこうすれば良い、あの人にはこうしたらいけない、というのが直感的にわかってしまうんです。計算高いというよりお利口なんです。

そういう意味では人間臭いんですよね。だから人間らしく怯えるし喜ぶし怒るんです。人間として生まれてきた彼女たちらしいんです。ここが神さま的な存在とは違う部分です。

以前のつぶやきで、彼女たちのイメージソングを「わかちあうこと」という曲だといいました。

まさに
「じゅんばんにきえてく
 そういうふうにできてる
 かみさまじゃないからね
 いのりたいくらいだ
 それでもね」
です。

彼女たちは図太くて儚いです。(わたしは矛盾した存在が大好きなのでこういう例えばっかりします。)順番に消えていきます。それが当たり前です。彼女たちは決して神様じゃないんですから。

わたしは勝手な解釈をしていますが、本当に素敵な歌なので聴いてみてください。


10/6追記
器。彼女こそ普段はプラスチックのコップ使ってそうです…。貧乏性とかではなく。割れんし楽やし〜洗いやすいから汚れもたまらんで!って言いそう。確かに澱みも上手く発散しそうではある。
でもきちんとした場では、台所あたりから箱に入ったままの客用食器一式を引っ張り出してきそうです。相手さんを見てどのくらいのものが良いか決めてそうです。

みきはづき

最後に、みきはづきさん。彼女のことは本当にわからない。不思議です。どこか浮世離れしているふうに思えてしまいます。掴めないままです。

さて、絵について
あんまりわかりませんが、彼女は指についた澱みを舐め取っています。

以下独断と偏見

彼女は"彼女たちとして"無自覚に泥臭く地道に生きています。それが人間としてではなく彼女たちとしてであるから、不思議で浮世離れしていると思えてしまうのでしょう。

もしかしたら6人の中で1番かみさまに近いのかもしれません。

面倒臭さを捨てられなかったり、人間に傾倒していたり、人間の営みの中に俯瞰した自分を配置したり、自分の強みを理解し使いこなしていたり、離れることを望みつつ独り立ちを恐れていたり。

では、彼女たちとして無自覚に泥臭く地道に生きているとはどういうことでしょうか。
彼女は帰属意識があんまり無さそうです。それ相応の仲間意識はありそうですが、自分と他人の境界線がはっきりしています。

1人でひたすら自分の道を拓きます。自分1人で進んでいくことも汗をかくことも厭わないんです。だから澱みは舐め取って啜ります。自分の中に取り込んで、平然とまた道を拓きます。

人間を読み取って賢く生きているおのや、流れを汲み取り器用に生きるたかとは正反対な気がします。自他の境界がはっきりしているから、人間と彼女たちである自分との間にも割と線を引いています。


10/6追記
器。彼女はこれは器か?みたいな薄いトレイみたいなのを使ってそうでもあれば、重厚な(時代遅れな例えですが男物みたいな)湯呑みを使ってそうでもあります。ゆるゆるとそこらへんで摘んできたお花を立ててあげたりしてそうです。
でも最近アウトドアにハマってるので、紙コップも使ってそうですね。綺麗にお名前書いてそうです。

……はじめ真面目に器の話してたのに途中からどんなコップ使うかな〜になってます。話が下手すぎます。思考回路がヘンテコです。


さて、ここまでつらつらと書いてきました。あんまりいのちがほしい感はないのですが、また良いタイトルが思いついたら変更するかもしれません。

この文章の内容も適宜編集していきます。

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