Raspberry Pi に簡易版 Fess をインストールする

2023年2月5日 04:47

Raspberry Pi に Fess をインストールした。Docker がうまくいかなかったので、簡易版（開発モード）の Fess をインストールすることにした。

オープンソース全文検索サーバー Fess
https://fess.codelibs.org/ja/

環境：Raspberry Pi 4 Model B 4GB（bullseye lite 32bit）

（１）Java 17 をインストールする。

$ sudo apt update && sudo apt upgrade -y
$ sudo apt install openjdk-17-jdk -y
$ java --version
openjdk 17.0.4 2022-07-19

（２）Fess をダウンロードする。今回は v14.6.0 をダウンロードした。

$ wget https://github.com/codelibs/fess/releases/download/fess-14.6.0/fess-14.6.0.zip

（３）２を解凍、ディレクトリへ移動。

$ unzip fess-14.6.0.zip
$ cd fess-14.6.0

（４）以下のコマンドで Fess を起動する。

$ ./bin/fess

少し待てば、http://localhost:8080/ あるいは http://{IP アドレス}:8088/ で Fess にアクセスできるはずだ。

Admin ページは http://localhost:8080/admin/ あるいは http://{IP アドレス}:8080/admin/ で、admin/admin でログインする。すぐにパスワード変更の画面に移動する。

Fess を終了するには ctrl + c を実行する。

＊

バックグラウンドで実行するにはコマンドの前後に nohup と & を付ければいい。

$ nohup ./bin/fess &

エンターキーを押すと Terminal のプロンプトに戻る。

バックグラウンドで実行中の Fess を停止するにはまず PID を調べる。

$ ps aux | grep fess

長い名前のものが Fess だ。その PID（行頭のユーザー名の次に書かれている数字）で停止する。

$ kill -KILL {PID}

Raspberry Pi 起動時に自動起動させるには以下を cron に追加する。

@reboot ./fess-14.6.0/bin/fess

参考：
How to Install Java-17 on Raspberry Pi
https://linuxhint.com/install-java-17-raspberry-pi/

全文検索システムを立ち上げたくなったのでFess環境を構築(2) - Qiita
https://qiita.com/kolinz/items/c4dbcbd5e36881525f14

ps aux | grepは何を行っているコマンドなのか？ - Qiita
https://qiita.com/toshiokun/items/86e8e69ab410ebf40259

【 nohup 】コマンド――端末を閉じてもログアウトしても処理を続ける：Linux基本コマンドTips（137） - ＠IT
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1708/24/news022.html

［Linux］ Terminalを閉じてもバックグラウンドの処理を実行し続ける - nohup
https://blog.katsubemakito.net/linux/nohup

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