電力メーター情報発信サービスを申し込んだ

先日家が停電した。暖房器具を複数使い、さらに電子レンジを動かしたのでブレーカーが落ちたのだ。マンションに住んでいたときはよくブレーカーを落としていたが、戸建てになって落としたのは初めてだった。

家では一般公開用の自宅サーバーの運用を初めたりしたので停電は避けたい。自宅の電力を監視して警告する仕組みはないかとウェブで調べていたら、「電力メーター情報発信サービス」というものを知った。

家にソーラーパネルを設置している家では電力量を確認できる装置があるが、あれも電力メーター情報発信サービスがあるからできることだ。同じように電気量データを受信できるデバイスが市販されており、それを設置することでスマートフォン等でも確認できるようになるらしい。一定電力量になったらアプリで通知できたりするので、ブレーカーが落ちる事態を防げそうだ。

そういうわけで我が家にもそれを導入することにした。

自宅は中部電力を使っている。電力メーター情報発信サービスを利用するには、電力計測器がスマートメーターである必要がある。調べてみると、どうやら中部電力ではスマートメーター化をどんどん進んでいるようで、我が家も対応しているようだ。

中部電力の場合、電力メーター情報発信サービスは以下のページから「電力メーター情報発信サービス接続利用申込書 兼 委任状」というファイルをダウンロードする。それを記入して申し込む必要がある。ファイルは今どき Word ファイルで扱いにくかった。

スマートメーターを活用してできること - スマートメーターについて|中部電力パワーグリッド
https://powergrid.chuden.co.jp/goannai/ippan/smartmeter/use/

記入したら管轄の営業所あてに郵送する。

愛知県 - 営業所・サービスステーション|中部電力パワーグリッド
https://powergrid.chuden.co.jp/corporate/company/officelist/eigyosho/eig_aichi/

数日後に中部電力から確認の電話がかかってきた。920MHz 通信に対応した機器が必要だと言われた。

そして1週間弱で ID とパスワードが書かれた書類が郵送で届いた。

これで電力メーターに接続できるようになるが、その段階で気が変わった。電力を受信するデバイスは1万7千円だ。停電は嫌だけれど、そうしょっちゅう起きるわけではない。家電の使用に気を付ければいいだけのことだ。

そういうわけで、申し込んだものの、やはりデバイスを買うのはやめにした。

なお電力メーター情報発信サービスは無料で利用できる。今回は少し手間が掛かったが、料金は発生しなかった。

参考:
スマートメーターについて - 一般のお客さまへのご案内|中部電力パワーグリッド
https://powergrid.chuden.co.jp/goannai/ippan/smartmeter/

家の消費電力がスマホで簡単に分かるNature Remo E lite。家電制御で見えるIoTの未来【家電製品レビュー】- 家電 Watch
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/kaden/1286401.html

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