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振り回されるけど唯一の趣味

私は、効率良く稼ごうとすると必ず失敗する。

例えば、ハンドメイド品のメルカリ販売。
自分でキュンキュンしながら作った物は、
使用するパーツにもこだわったり、
出品の見せ方を工夫したり、
完成まで時間がかかります。

純粋に楽しいから、こねくりまわしちゃう。
出品するのをためらう位、愛着が湧いた商品ほど秒で売れたりします。

漫画風にしたメルカリの商品紹介ページ
(ぱくぱくモンスター キーケース)

逆に、一度高値で売れたからと量産して、内職の様に黙々と手を動かしている時は何一つ楽しくない。
ただ疲れる上に全く売れないという“滅入るカリ”になっちゃって。

一つも売れなかった陰陽柄のバッグ

以前も既製品で似たような事が。
私が本屋で購入した物と同じタロットカード(当時約3000円)が、数年後にはアマゾンで70万ぐらいの値で売買されるという珍事件がありました。私はがっつり出遅れながらも3万強で売る事ができ、これでタロット行けるぞ!と興奮したものです。

絶版になるタロットを実店舗まで仕入れに行きました。大きいリュックを背負って。
ところが考える事は皆一緒。
蓋を開けてみると希少なはずのタロットがメルカリ内で大量に出品され、結局購入者からの値引き合戦。赤で終わった苦い経験があります。
欲をかいた分、綺麗にしっぺ返しが来る。
私だけ?

そもそもメルカリで自作品を売る様になったのは、地元のリサイクルショップで買い取ってくれた事がキッカケでした。

商品デビューした酒瓶を使ったデコ作品

店内に陳列してある光景がニヤつくほど嬉しく、自分が作った物が値札を付けて商品として生まれ変わってる⁉︎って大興奮。
それが妙な自信になり、思いつくままメルカリに出品。

メルカリに出品したハンドメイド品の一部

自己満で作ってた物なのに、相手に喜んでもらえる事が嬉しくって楽しくって。

ところが、承認欲と金銭欲に支配されると
もっと!早く!なんで!?と気が急ってしまう。
やり直したくて、出品した物をすぐ削除しちゃたり、更にニーズにそぐわないモノを作ったり...

逆に自信があって大事に作ったモノだったら、すぐに売れなくても全く気にならなかったり、忘れた頃ポコっと売れたりして。
ゆったり構えた分、丁寧な気持ちでやり取り出来るから気分がいい。それに充足感がある。

私にとってハンドメイドとは
没頭しながらスーッと無になったり、
キュンキュンしながら自分の世界観を投影して楽しんだり、自分を癒すための作業だと今一度確認しつつ、

雪の精霊 ユキちゃん

売る喜びを知った以上、これからも何かしら売っていきたい。
もはやメルカリは大事な趣味なので、
出品も、創作時間も、素直に楽しめる範囲で全力で遊んでいきたいと思ってます。

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