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感情の品詞分解

もやもやした気持ちで何も手につかなくてどうしようもない時、その気持ちを専用のノートに書きなぐる。その跡は、台風が吹き荒れてたように脈略のない言葉や線たちが入り乱れている。

ノートに書きなぐりをすると、何に自分が不安になっていてどんなことに怒りを感じているのか、どんなことに悲しみを抱くのかが見えてくる。

それは、手探りで進んでいた真っ暗な洞窟の中で松明を見つけたような感覚だ。心もとない光でも、少しは周りを照らしてくれる。

書き始める前は自分の感情はひとつじゃないのに、言葉にしてしまったらその本当の意味合いを言葉に込めることができなくなってしまうという怒りと悲しみと憂いの中にいる。

書き始めてみると、自分はこんな感情になっていたのだと気付かされることが多い。

このノートを見返すことは、自分の黒歴史をみることと同じなので極力見ない。絶対見ない。

だけど、気持ちを分解することで自家撞着に気づいたり気持ちを落ち着けることが出来る。

このノートは、誰にも見せられない。本当に私が墓場まで持っていくつもりだ。

読んでくださり,ありがとうございます。